ステンドグラスの他にも
カテドラルにはたくさんの魅力がある。
一目散に入場したのですっかり見過ごしてしまった外観は、camino de Santiago(サンティアゴへの道)の重要な拠点としても栄えていた頃の栄華を誇り、1280年頃に建築された、スペインゴシックの代表的存在でもある。
建築されてから700年以上経ち、今でも数多くの観光客や信者を集める
カテドラルからは、
大きな存在感と、不思議な求心力を感じる。重厚で歴史のある外観をつくづくと眺めた後で入場すると、入口にある柱廊(アーチや壁などを支える柱列をもつ吹き放しの廊下)には一転して細かい彫刻がたくさん。
この彫刻も入り口の上の円窓(バラ窓)と同じく13世紀のもので、こちらは
「最後の審判」など、
聖書でも有名どころの内容を表しているので、
キリスト教や聖書にあまり知識がなくてもその言わんとするところ(「幸いなる者」と「見放された者」のとの対比)は
なんとなく分かって嬉しい。聖サンティアゴ(聖ヤコブ)の像は巡礼者が触れていくので
かなりすり減っていて、
サンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラルで見た、
人の指先の形にすり減った柱を思い出した。主祭壇には安置されているのはレオン司教を務めた聖フロイランの銀側の棺。その後方には、当時のカスティーリャ・ゴシック建築を担っていたニコラス・フランセスが描いた、レオン司教の生涯を表すレタブロ(祭壇画)もまた
見れば見るほどに素晴らしかった。。。
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