Lugoに戻るバスが来るまではまだかなり時間があるので、
もしドアが開けばわらぶき屋根の家の中にも入ってみようと思ったけれど、どの家も内部見学は不可らしく、
窓もドアもしっかりと閉じられている。
仕方がないのでわらぶき屋根の家々の周りの石畳の道をぐるぐる歩き回ってみたり、しっかり閉じているにも関わらずドアが開かないかともう一度チェックしてみたり。
なんだかんだとウロウロした後、
久しぶりに友達に絵ハガキでも書こうかしらと、1軒のわらぶき屋根の家の壁に凭れてちまちまとした文章を書いていると、
ん?壁の向こうから何か聞こえる?厚い石の壁を通しているのでハッキリとは聞こえないけれど、
人が話している声のような・・・。もしかしてこのわらぶき屋根の集落って、観光地じゃなくて今でも実際に人が住んでいるのかな?そういえばアルベロベッロのトゥルッリにもお土産物屋さんや住宅用のものがあったし、もしかして・・・と考えていると、私が凭れていたわらぶき屋根の家のドアが開き、観光客には見えない、地元の人風のセニョール(おじさん)が一人外に出てきた。
「Hola!」
(他の地域では「オラ!」というこの挨拶、ガリシア地方ではなぜか「オーラ!」と間延びする感じ。中でもこのセニョールは
更にのんびりと「オーーラ!」と挨拶してくれた)と声をかけてさっさと歩き去ったセニョールが、バス停とは正反対の方向に向かって歩いて行き、
あっという間に見えなくなってしまった。クルマにどこかに乗ってお出かけかな?Lugoに行くなら乗せて下さい、って言ってみればよかった。 ↑
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