コインブラ大学の、いかにも
「学び舎」という雰囲気と学生さんたちのオーラに酔いながら、構内の礼拝堂と図書館↓

などを見学する。
天井までそびえる金細工の本棚にぎっしりと詰まった蔵書に圧倒される図書館。1724年に建てられた歴史あるもので、
部屋全体が金蒔絵のよう。高いところにある本棚の本をとる為に架かったはしごまであり、
いかにも使い勝手はよさそうだけれど・・・こんなところで勉強するのは少し落ち着かないような気もする。
学生さんたちに混じって学食に入り、手頃な値段でお腹いっぱいになるランチを楽しんで
コインブラ大学を出た。礼拝堂も図書館も素晴らしかったけれど、
やっぱり
一番印象に残ったのは前途洋洋な学生さんたちだった。未来のある学生さんたちとその日その日をやり過ごしている自分をついつい比べてしまい、更に先日読み込んだ時に頭から離れなくなっていた
『ねじまき鳥クロニクル』の一節(笠原メイの台詞で
『私はごく普通に生活してきたつもりだったのに、気がついたらみんなから嫌われていた。
誰からも好かれていなかった』というくだり)を思い出し、
「誰からも好かれていないってことはないけれど、みんなに忘れられているかもしれないなあ・・・」と寂しい気持ちになったので、久しぶりに実家に電話をしてみた。
すると、Kから
「最近音沙汰がないけれど元気ですか?M子(モロッコで水あたりになった時に大活躍した抗生物質やビタミン類をお餞別としてたくさん持たせてくれた薬剤師)がもうすぐカナダにワーキングホリデーで出発することになりました」という伝言があったらしい。
人恋しい気分だったので、時差も考えずKに電話をかけ、元気で毎日楽しんでいることを報告すると、Kも安心した様子。
納得できるまで頑張って旅を楽しんで!というエールを送ってくれた。
何ヶ月も会っていなくっても、忘れずにいてくれる人がいてよかった。
私は「誰からも好かれていなかった」ってわけじゃないんだなあ。。。
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