最初
「え?なんなのこの人?」という顔をして驚いていた男の子だけれど
(そりゃそうだ。引きつった顔の見知らぬ外人にいきなり小声の早口、
しかも外国語で『あんたが今食べてる料理いくら?』って尋ねられれば誰だって驚く)、スペイン語で
「ここはとってもいいお店で、僕はよく来るよ。今食べているのは○○(
初めて聞くお料理の名前で全く聞き取れない)で、
値段は500円だよ」と教えてくれた。
そのボリュームで500円!なんて良心的な・・・
いくらセニョーラの客引きの仕方が乱暴だったとしてもそんなお店を悪徳レストランかもしれない、なんて疑ってごめんねセニョーラ(おばさん)。反省しつつ、お隣のテーブルの男の子が食べている
お料理の名前を再び教えてもらおうとしていると、一旦厨房に入ったセニョーラがニコニコ笑いながら戻ってきて、
ファドがどうのこうの、というような事を話し始めた。
ポルトガル語でどわーっと話し始めたので
「Fado」という言葉しか聞き取れず、
でもまあ悪い人じゃなさそうだし、あまりツンケンするのも・・・と思ったので、中途半端なアルカイックスマイルを浮かべてセニョーラの話が一段落するまで待つ。
話の切れ目にすかさず隣の席の男の子に
「セニョーラは何て言ったの?」と聞くと、
「『Casa de Fado(ファドレストラン)で食事をすると値段がすごく高いから、
あんたみたいな女の子はこの店で食事をしてからFadoを聴きに行ったほうがいいよ』って言ってる」と通訳してくれた。
私のお財布の心配までしてくれて・・・
そんなセニョーラのことを「強引なおばさん」って思った私のバカバカ!はっ、それに「女の子」扱いされたのって、ポルトガルに来てから初めてじゃない?
親切なだけじゃなくて人を見る目もあるのね、セニョーラ!!
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