1340年、羊飼いによって発見されて、約半世紀の眠りから覚めたマリア像にイスラム教徒との戦いの加護を祈願したアルフォンソ11世。無事に勝利をおさめたので、戦いの後、マリア様のご加護に感謝し、ここに壮大な修道院を築かせた。。。

イスラム教徒たちを蹴散らし、
カリブ海の島をこのグアダルーペのマリア像に奉納した
コロンブスを筆頭に自らが「コンキスタドーレス(征服する者たち)」となったスペイン人たちは、この地のマリア様を新大陸
(何度も言うけれどこの『新』という言葉には納得できないなあ)の人たちのキリスト教化の象徴とした。
ちなみに
コロンブスが新大陸から連れてきた人たちをわざわざグアダルーペに連れてきて、(新大陸で)最初のキリスト教徒に改宗させたのもこの修道院だそう。
海を越えてはるばる新大陸からつれてこられた人たち、それまでは石造りのこんな立派な建物なんて見たこともなかっただろうに・・・
さぞかし度肝を抜かれたに違いない。修道院の見学ツアーはもちろんコースも決まっていて、最初に修道士たちが書き写した写本の(聖歌本っぽかった)流麗な文字にいたく感心し、パティオ(中庭)を見ながら石造りの回廊を歩き、見事に刺繍されたマントや祭壇飾りの展示室に入る。
何百年も前の金糸銀糸が今でもキラキラしていることや、人間業とは思えない緻密な刺繍に感動しつつ、おなじみ
エル・グレコの宗教画や
ミケランジェロの彫刻が納められた展示室を見学。
ここまでくると
ここが修道院であることをわすれかけ、美術館か博物館にいる気分になるけれど、続いて見学する「聖具室」(間違った漢字に変換するとキリスト教へのものすごい侮辱になるので注意!)では聖ヒエロニムス(聖書をヘブライ語からラテン語へ翻訳したことから、通訳の守護聖人として奉られている)の一生を描いた絵画や修道士たちの絵画が壁一面を埋めていて圧巻。うーん圧巻圧巻、と思いながら言葉もなく歩いていると、
既に私の周りのキリスト者たちには涙ぐんでいる人もいる。トレドでお祈りの言葉をつぶやきながら聖餅顕置台を見守っていた東洋人の男の子を思い出すなあ。。。
今頃またどこかの教会で感激の涙を流しているのかな?
あの男の子がこの修道院にいたら、涙も枯れるくらいに号泣するに違いない。
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