スーパーでちょっとお高いLOMOというハム、おいしそうなケソ(チーズ)と、肌理が細かいどっしりしたパン、炭酸水とお気に入りのDANONE(サッカー選手のブロマイドつきヨーグルト)を大急ぎで買い込み、お宿に戻ってLOMOとケソのボガディーリョ(サンドイッチ)を作ってもりもり食べる。
ふう、やっと一息ついた・・・。 いい感じに日差しも少し弱くなってきたので、砂っぽさに負けじと
アランフェスの町を歩いてみることにした。
クラシックギター協奏曲として有名な
♪アランフェス協奏曲 で世界に知られる
アランフェス。

盲目の作曲家、
ホアキン・ロドリーゴ(1999年に死去。美人ギター演奏家の
村治佳織は
『ほとんど話もできない状態だったけれど、亡くなる直前に会えて嬉しかった』といなたきりにっていた。
偉大な人はたとえ寝たきりになっていたとしても他人に影響をあたえるものなのだなあ・・・)がこの曲をつくった1939年は
スペイン内戦の最中で、
激しい内戦に傷ついた人々の心を癒したそのメロディーのモチーフとなったのは、ここ
アランフェスの美しい離宮と庭園だった、らしい。
「一音の無駄もない」と評されるくらいに全体としては簡素な書法で書かれているのになぜか印象に残る、この曲の第2楽章を口ずさみながらタホ川ぞいの遊歩道を散策。
タホ川(El Tajo)は
イベリア半島で最も長い川で、全長1008km、
アランフェスをはじめ、
スペインのいくつかの町とポルトガルを貫いて流れる。ポルトガルではテージョ川(Rio Tejo)と名前を変え、最後はリスボンから大西洋に注ぐ大河。
アランフェスで見る限りでは、まだまだ
向こう岸が見えない!!というような「大河」の風情はない。
ただ、
乾燥した土地柄のくせにたっぷりとした水量の川だなあ、この川のおかげでアランフェスは沃野として栄えたんだろうなきっと、と思う程度には立派な川。
タホ川を渡る風には、アランフェス駅に着いた時に感じた
「うええ・・・なんだこれ!!」という強烈な暑さはないのがとってもありがたい。
そして川沿いに置かれたベンチには、私のように暑さを避けて、日が沈みかけてから出歩き始めたらしい観光客や地元の人が何人も腰掛けていて、みんな
「今日も一日暑かったなあ・・・」って顔をしながらタホ川を眺めているのが
「同志よ!!」という感じがしてなんだか楽しい。。。

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