グレッグが私を信用せずに
「HA!」なんて言ってる間に、列車は動き始めてしまった。
このまま放っておいてもいいけれど、いざソレントに着いてから
「ここはポンペイじゃない!!どうして教えてくれなかったんだ!!!」などと
わーわー騒がれるのも鬱陶しいので、検札にきた車掌さんに
「この人、ポンペイに行きたいのにこの列車に乗ったみたい」と
チクってやった。車掌さんは最初はイタリア語で
「ポンペイに行くのはこの列車じゃないよ」と説明しようとしたけれど、あくまでも
「HA!」と受け流すグレッグが面倒になったのか
「ノーポンペイ!!!チェンジ!!」と、
子供を叱るように大きな声を出した。
いくら鈍感でも
「これは何か違う?」と思うべきところ、
さすがはアメリカ人。グレッグは
「ポンペイまでの切符は買っている」と的外れな事を言う。
車掌さんも英語は苦手らしいので「彼は
『ポンペイまでの切符は買っている』と言ってる」と教えてあげると、連れと思われてしまい、
「ポンペイには行かないよ!」と
私まで注意されてしまった・・・。「私はソレントに行くの。それに彼とは友達じゃないの」と言うと
、「とにかく、次の駅で彼を降ろしてナポリに戻してあげなさい」と指示されてしまった。
えーーー なんで私が・・・。
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