翌日。
スッキリ目覚めると10:00。バス停の場所を確かめてからカテドラルに行ってみることにして、お宿から大通りまでテクテク歩く。天気がよくって嬉しいけど、まだGジャンが手放せない・・・アンダルシアって年中帽子かぶってサングラスかけてないと暑くて動けないってイメージだったけど、実はそうでもないみたい・・・。
このカテドラル、何がすごいかっていうとそのデカさ!サンタマリア ダル マル教会みたいな感じでだだっぴろくて、礼拝堂は美術館みたいに絵や彫刻がいっぱい。祭壇もぐるりとステンドグラスと絵で囲まれて、とにかく豪華。しかも、パイプオルガンまで、今まで見た中では1番きらびやか。さすが
世界各地に植民地を持ってたスペイン、豊かな国だったのね~と感心しまくり。
カテドラルの隣に「王室礼拝堂」があったので、そちらも見学してみた。グラナダをアラブ人から(スペイン人の立場から言えば)取り戻した女傑、イザベル女帝と彼女のご主人が眠る場所だけに、威風堂々とした建物ではあるけれど・・・祭壇の装飾衝立の首を斬られた像なんて、驚くぐらい生々しいんだけど。。。イザベル女帝の棺も拝ませてもらったけれど。
いかんせん昨日
アルハンブラを見たばかりの私には
「普通のヨーロッパの教会」としか思えなく。
ああもったいない。素晴らしい建物なのに~・・・アルハンブラよりこちらを先に見ればよかった!!やっぱりグラナダはアルハンブラに尽きるなあ・・・。
ということで、今日はアルハンブラの全景を望むべく、アルハンブラ宮殿とは川を挟んでお向かいの地区にあたるアルバイシンの丘に登ってみることにした。

ひたすら歩くこと30分。途中、サルバドール博物館ってところを休憩がてら見学した後、サン ニコラス広場に到着。「歩き方」曰く、
この広場から見るアルハンブラは世界一美しく、そして哀しいらしいけど・・・正直ちょっと叙情的すぎるんじゃない?その記述、って感じ。
アルハンブラ宮殿の周りを取り囲む森の緑、宮殿の下側に広がるのは今頑張って丘を登ってきたアルバイシン地区の家々。アルバイシンの家たちは、アルハンブラから見たら白い壁が印象的だけどここから見下ろすと壁は見えなくて、屋根のレンガ色が目立っていて茶色い波みたい。
アルハンブラ宮殿も、離れてつくづく見てみると、華麗さがなくってどちらかというと無骨な古城って感じ。
でもあの無骨な建物の内部には、圧倒されるくらいのものすっごい彫刻がほどこされているのだなあ・・・ああやっぱりグラナダといえばアルハンブラ宮殿が一番!もう脳にしっかり刷り込まれてしまったもの、グラナダ=アルハンブラ。。。きっとこれから後、グラナダでどれくらいごっつい建築物を見たところで「すごいけど・・・でもやっぱりアルハンブラには勝たれへんよなあ」と思ってしまう気がする。勝ち負けなんてないのは百も承知だけど・・・。
と、アルハンブラ宮殿の素晴らしい彫刻を心に描きつつ、ヒターノ(ジプシー)が住むサクロモンテの丘を目指して歩いた。ヒターノの人たちはサクロモンテの丘の斜面に穴を掘って、そこで住んでいるらしい。21世紀なのに穴居生活・・・。ほんと中世風味漂うなあ、アンダルシアって。。。

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