と、往時のアラブの王様の権力にも痛く感心しつつ、王宮からテクテク歩き、アルハンブラ宮殿の最も重要な要塞として、約4世紀の長きに渡り建設された
「アルカサバ」を見学。
のはずが、正反対の方向に進んでしまい、なぜか「パルタルの庭」に出てしまった・・・方向感覚すらおかしくさせるのねアルハンブラ・・・。
ここは光と緑が溢れる庭園で、先程見学をすませたヘネラリフェの外観が見渡せてとってもいい感じ。緻密な彫刻を見続けてぼーっとしてしまった目とアタマをしばし休めて、改めてアルカサバに向かうと、親子っぽい日本人女性のお二人連れも同じ方向に歩いて行くのを見かけた。グラナダでは女子の2人旅をよく見かけるなあ。しばらく一緒に見学したけど、お二人連れは要塞よりももう一度王宮内部を見たそうだったので、アルカサバの入り口でお別れし、私は一人でアルカサバ内の「ベラの塔」を目指した。
アルカサバは昔懐かし、
スロバキアのスピシュ城(天空の城ラピュタのモデルになった古いお城)を髣髴とさせる要塞跡。狭い階段を上ってたどりつく、「ベラの塔」の頂上からの眺めは素晴らしく、後ろにはシエラネバダの雪山がひかえ、右手にはアルバイシンの白い家々があり、左手には鬱蒼としたアルハンブラの緑の森、前方には遥かかなたまで続くグラナダの大地!(私って詩人・・・)を見て、スペインって広いよ~!!と改めて感動した次第。やっぱり私高い所が好き!
素晴らしい彫刻から

気持ちが広々するような景色まで、アルハンブラ宮殿をお腹いっぱい堪能し、そろそろどこかでゴハンでも、と思いながらアルハンブラの森を抜け、ヌエバ広場に通じるゴメレス坂を歩いていると、先程アルカサバで一緒になった女性お二人連れと再会。
これも何かのご縁なので
「王宮、隅々まで見学できました?」と声をかけてみた。
親子かな?と思ってたけどおばさんと姪ごさんのお2人で仲良く旅行中との事。一人でゴハンも味気ないでしょうから一緒にどう?と誘ってもらったので、3人で近くにあったBar(立ち飲みやさんみたいなところ。軽食も出してくれる)に入って、ポテトサラダやお茄子のミートソースがけ、ジャガイモ入りオムレツなどをつまみながら色々と話をしていた。お2人は明日の朝のヒコーキでバルセロナに移動するらしいので、バルセロナの見どころや闘牛の素晴らしさ(絶対に好き嫌いはあるとは思ったけど)を熱く語り、お互い楽しい旅を続ける約束をしてお別れした。
昨日のS子ちゃんとK子ちゃんといい今日のお2人といい、二人連れの旅人でも話しかけてみると愛想よく対応してくれるんだなあ。新たな発見。

↑
長文にお付き合い頂いてありがとうございます!
人気blogランキングへ ↑こちらもクリックしていただければとっても励みになります。
よろしくお願いしまあす。
スポンサーサイト