翌日。
外観も中身もスッキリとした感じのサンタ・マリア・ダル・マル教会に寄り道してから、
ピカソ美術館へ。
ここにはピカソが子供だった頃、教科書に描いたラクガキまで展示している。
ラクガキまでみんなに有難がられるなんて・・・人間エラくなってみるものだなあ。
ピカソといえばキュービズム、肌色の円柱や円錐がいっぱい描かれててへ?これが水浴びしてる裸の女?って感じの、素人じゃよく分からない作品で知られてるけど、絵を描き始めた頃の作品、「初聖体拝領の日」

(ピカソが14歳!の頃の作品)と「科学と自愛」は本当に良かった!!残念ながらこの美術館、写真撮影はかなり厳しく禁止されてるので画像はネットで見つけてきました。「科学と自愛」については一部分しか見つけられず・・・。

「科学と自愛」も15~16歳の頃の作品らしいけど、そんな年齢でこの絵を描けたってことに驚愕した。ただ・・・あくまで私の個人的な意見だけど、「科学と~」に幼児を片手で抱えたシスターらしき人が描かれてるんだけど、そのシスターの腕に、全く力が入ってないように見える。「腕に幼児が乗っかってる」って感じ。その一点だけが、非常に残念だった。エラそうに言ってごめんねピカソ。
続いて「青の時代」の作品群を見て、「鳩」、「ラスメニーナス」の連作を見る。分かりやすかった「初聖体~」等の作品とは異なり、うーーーむ難解・・・。
ラ、ラクガキ??と思いたいような作品たちと、それを真剣に見ながら進む人たちの波に少し酔った。
うなりながら版画の部屋へ進む。版画にも
「ちょっと線引いてみましたがナニカ?」みたいな何ともいえない作品がちらほら。芸術ってほんとムズカシイ。。
特設会場のエゴンシーレ展にも行ってみたところ、こちらは陰部陰部陰部局所局所局所とシモの芸術大洪水。

あの作品のモデルさんたちって・・・いくら相手が画家とはいえ、人前であんなポーズを何時間もとらされるのよね。大変な仕事だなあ。。。
キュービズムとエゴンシーレに圧倒され、ピカソ美術館を出てからなんとなくぼーっと歩いてたら
「バシャ!」という音がして
わっ頭に冷たいものが!!建物の窓からツバ吐かれた(理由もなく迫害されることは時々あるので)?!もーーー最悪!!と思って手に持ってた「歩き方」を見るときゃーーーー緑色になってる!!わーーー服も汚れてる!!
鳩フンに直撃されたっ!!! とりあえず大慌てで近くにあった郵便局に入り、脱いだ上着や「歩き方」をティッシュで拭いたけど服も「歩き方」もなんだかクサイ・・・。
頭の地肌も気持ち悪いし、一旦宿に戻ってシャワーでも浴びよう!と思った時に、浅野忠信似の日本人青年発見!
彼Kくん、植物みたいに飄々とした体型から想像できないくらいの猛者で、エジプトに何年か住んだ経験があるらしい。今回の旅も予定は未定、帰りたくなった時に帰ろうかな~なんて言ってる自由人。私も大概だけど、ほんと世界にはのん気でオモシロイ人がいるものだなあ。。。
ちなみにKくんもローマで財布スラれて、今各種カードの再発行待ちであとしばらくはバルセロナにいないといけないらしい。私たち似てるわね・・・。ただ、
「再発行したカードが手元に届くまでに6週間くらいかかるんだって」ってサラっと言うKくんに「気の長い穏やかな人だなあ」と感心した。
6週間・・・私なら発行会社に毎日毎日矢のような催促電話をかけちゃうだろうな。
もちろんコレクトコールで!
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