ほっぺたをぺちぺちはたいても目を覚まさないRくんに業を煮やしたTくん、
「ちょっと心当たりがあるから、とりあえず出よう」と、Rくんを床から引きずり起こした。
TくんがRくんの片方の肩を、もう片方の肩を私とKさんが交代で支えながら、
正体を失ったRくんをずるずるとひきずる事しばし。町のセントロ(中心地)に向かって歩いているみたいだけど・・・
横になれるようなベンチでもあるのかな?ベンチなんて見当たらないけど、と思っている時に立ち止まったTくんが
「ここ!」と指差したのは
銀行の夜間ATMコーナーだった・・・。屋根もガラス扉もあるし、そりゃ「野宿」ではないけどさ。でもここかなり狭いし。こんなところに勝手に入り込んで寝ててもいいの?ATMに来た人に強盗だ!なんて怪しまれて捕まったりしない??・・・Kさん、どーする?と目で尋ねると、
やはりというかさすがのKさん。「はてるまちゃん、野宿イヤやねんなあ。でもここやったら大丈夫ちゃう?なんとか4人座れるし!!」と、
ATMコーナー泊に全面的に賛成らしい。
「座る」って言ってもRくんは酔いつぶれて起きないし、どう考えてもこのスペースに1人が寝転んだら、残りの3人は立っているしかないのでは・・・。
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