パラドール(スペイン国営ホテル)の受付のセニョール(おじさん)が教えてくれたMuseo de Leon(レオン博物館)には、ルネッサンスやバロックの絵画や彫刻、11世紀に作られた象牙のキリスト像などが展示されていた。
回廊や教会と同じようにこの博物館にもゆったりとした時間が流れている。
見学を終えて美術館から出ようとしていた
「パラドールの宿泊客ではなさそうな節約旅行者」風の女の子とすれ違ったので、
日本人っぽいな~と思って見ていると彼女が振り返り、
にっこりと笑って会釈をしてくれた。
感じのいい人だ。久しぶりに会う日本人(と思う)なんだし、
声をかけてみればよかったかな・・・。すれ違った女の子のことを気にしつつ、ミサが終わった
サン・イシドロ教会(Real Colegiata de San Isidro)を見学。
この教会は、8世紀に着工後、1063年にセビーリャ大司教・聖イシドロに捧げられたもの。ゴシックや
ルネサンス様式に改築が施され、各様式がミックスされた現在の形になったそう。
教会の地下にはレオン王国の歴代の王らが眠っている
「王の霊廟」が、そして付属の美術館にはロマネスク様式の傑作とされているパンテオン

がある。
「ロマネスク美術のシスティーナ礼拝堂」と呼ばれるこのパンテオン、天井に描かれた聖書や神話の光景や中世の生活の様子の保存状態の良さには驚くばかり。
高松塚古墳の飛鳥美人画を見る影もなくしてしまった無能な研究者たちも、このフレスコ画の保存方法を研究すればよかったのに。。。
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