わらぶき屋根の家々に背中を向けて、Lugoへ戻るバスを待っている時間の長かったこと・・・。
怖さを紛らわせる為に、
家のドアがしっかり閉まっていただけで、もしかしたらあの集落には人が住んでいるのかも、と考えてみた。
けれど、
全ての家のドアはしっかりと閉じられていたし、もし人が住んでいるなら、
あの時私が
「ぐらっ」と感じた時に、誰か一人くらいは
「わっ!地震?!」と、驚いた声を上げてもよさそうなものだ。でもそんな声は聞こえなかったし、2人目のセニョール(おじさん)全く焦る様子もなく
「オーーラ!」と言って悠々と歩いて行ったし・・・。
考えれば考えるほど
1人目と2人目のセニョールは『あやかし』のような気がしてきた。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏(ヨーロッパのおばけにこのお念仏が通じるかどうかは疑問だけれど)とブツブツ唱えなつつ、気付くとなぜか足踏みをしながらバスを待ち続けた。遠くからこちらに向かって走ってくるバスが小さく見えてくる。
どうしてあんなにゆっくり走ってくるの〜!「早く〜〜!!!」と手招きしたいくらいに焦りながら、到着を待ち、ドアが開き始めると同時に乗り込んで、運転手さんの真後ろの席に腰を下ろした。
これでおばけ屋敷から離れられる。。。
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