セニョール(おじさん)、今わらぶき屋根の家から出ていく時に、ドアに鍵なんてかけてなかったし
(というよりもこの家のドア、外側から鍵がかけられるのかな??)すぐに戻ってくるつもりなんだろうな、と思ったあとはセニョールのことはスッカリ忘れて再び家の壁に凭れ、
絵ハガキを書くのに没頭していた。
しばらくそのまま書き続けていると、凭れている家の壁がグラグラっと揺れた。
結構大きく揺れたよ今。地震!?と思ったその時、さきほど家のドアからセニョールが出て来る前に聞こえたのと同じような物音が、壁の向こうから聞こえてきた。
もしかしてまだこの家の中に誰かいるのかな??と思って目を上げると・・・
さっきと全く同じ服装のセニョール(おじさん)が、さっきと全く同じように私に向かって
「オーーラ!」と間延びした声を掛け、これまたさっきと全く同じように、スタスタと早足で、バス停とは正反対の方向に歩いて行った。。。・・・1人目のセニョールって出て行ったきり戻ってきてないよね?なのにどうして全く同じ服装のセニョールが、今またこの家から出て行ったの?と思った瞬間、
両腕と背中が一瞬にして粟立った。
もしかして・・・おばけ?!もし、1人目2人目と全く同じ服を着たセニョールがまたこの家から出てきて、1人目2人目と全く同じように「オーーラ!」って間延びした声を掛けてきたらどうしよう・・・と思うと
ものすごく怖くなり、書きかけの
絵ハガキを握りしめ、
バス停まで一目散に駆け出した。
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