気ままに暮らす旅好き・離島好き・変身写真好きなはてるまの身辺雑記です。
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バスはアストルガのエスタシオン デ アウトブセス(バスターミナル)に到着した。
こじんまりした町(人口13,000人くらい)なので、

長距離バスでも道沿いのバス停にひょいと停まるかと思っていたんだけど。この町、予想していたよりもかなり「観光地」っぽいのかなあ。。。

丘というほどではないけれど、目を上げると一段高いところに見えました!
お目当ての司教館ガウディ作)。

司教館


お城にしか見えないこの建物、「歩き方」によるとあまりに斬新で「司教館」らしからぬデザインゆえに、教会側とガウディの意見がかなり衝突し、

ガウディは途中で制作をやめてしまった
、らしい。
途中で放り投げたガウディに代わって別の建築家が後を引き継ぎ、司教館は完成したものの、肝心の司教は恥ずかしがってせっかく完成したこのお城もどきには住まなかったそう。

結局ガウディ」作でもなく、司教さんが住まなかったのなら「司教館」と呼ぶのにも違和感があるこの建物、今は博物館として使用されている。
が、展示物がまた中途半端で、値打ちがあるんだかないんだか。。。

なんともビミョーな建物だなあ


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Lugoからカンタブリア山脈を越えてまだまだ続く雨雲も、さすがにもうここまで来ると雨を降らせるパワーは残っていないみたい。
しかし大きな雨雲だなあ。

どこまで続いているんだろう??


雨雲が少し薄くなりあたりが心持ち明るくなってきた頃、今日の目的地に到着した。
おばあちゃんのお孫さん自慢・深くて濃い霧にバル・キルマーと人喰いライオンの闘い。。。今回の移動はなかなかイベントが多かったなあ。

ガリシア地方のLugoを出発し、着いたところはカスティーリャ・イ・レオン地方の小さな町、アストルガ

地図だけ見ていると見逃してしまいそうなアストルガだけれど、「歩き方」によると、ここにはガウディが設計をした、

斬新なデザインの司教館があるとのこと。

私が初めてスペインの地を踏んだのはバルセロナ。あの街をブラブラ歩いていると、

そこここにガウディが設計した建物(サグラダ・ファミリアを筆頭にカサ・ミラやカサ・バトリョやグエル公園などなど)

があるので、スペインならどこでもガウディの作品が見られる、と思ってしまったのだけれど、これが大間違い

カタルーニャ地方以外ではガウディの作品を見ることはほとんどなく、寂しく思っていたら、タイミングよく「ガウディ設計」という惹句を見つけて引き寄せられた形になったのだった。。。


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バル・キルマーの映画が終わる頃には、バスはカンタブリア山脈を越えた模様。
相変わらず雲は厚いけれど、霧はもう本当にすっかり晴れていた。元々の自分の席に戻ると、お隣の席のおばあちゃんは引き続きお昼寝中だった。

座席もあまりリクライニングしないし、エアコンの冷房も効きすぎるくらいにひんやりしているこのバスでこんなに本気で寝てしまって・・・おばあちゃん、目が覚めたら体の節々が痛んだり風邪をひいたりしないか、ちょっと心配。

ふと目を外に向けると、バスの窓から見える景色が、カンタブリア山脈の北と南で全く違うことに気付いた。
ガリシア地方にいる時は、見渡す限り海、もしくは緑の濃い山々だったのに、山脈を越えると、ラ・マンチャ地方を髣髴とさせるような

「枯れた」景色が広がっていた。

久しぶりに地平線を目にすると、「大クリプターナという言葉を思い出した。今さっきまで目に入るものと言えば木ばかりだったのに、いつの間にか木なんて1本もなくなっているなんてねえ。。。

雨はあがったものの、厚い雨雲は相変わらず空を覆っている。地平線のあたりは雨雲と普通の白い雲が上下の二層を成していて、どんよりとした灰色、薄い白、土の茶色と地味な3色に分かれた景色が延々と続いている。そのところどころで厚い雨雲が途切れた部分があり、雲の切れ間から覗く青空は

いつも見ているよりももっともっと青いような気がする。



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一寸先も見えない霧の中、という状況にも関わらず、乗客と楽しく話しながら全くスピードを落とす気配のないバスの運転手さんあなたは本当にすごい・・・。
敬意を込めて
スーパードライバーと呼ばせて頂きます。


快走するバスの中、前方にあるTVで、長距離バスのサービスの一環の映画(運転手さん好みのビデオ?)の上映が始まった。お孫さん自慢の話をしてくれるおばあちゃんもまだお昼寝中で退屈だし、

バスも空いていたので勝手に移動しても怒られなかろうとふんで、TVの画面が見やすいところに移った。

イタリアスペインの映画館では、基本的に外国映画は上映される国の言葉に吹き替えをされている。
ビデオももちろん例外ではないので、ストーリーは分からなくてもスペイン語のヒアリングの練習にはなるだろう、と思ってしばらく見ていると、

「主役のバル・キルマーが人喰いライオンを倒す」という、言葉が分からなくても全く支障なく楽しめる映画だったので、久しぶりの「映像」(最近泊まったお宿はTV無しのお部屋ばかりだったので)を2時間しっかり堪能した。あー面白かった。

よくできたアクション映画は国境を難なく越えるのだなあ。

東洋人の私がどこに行ってもジャッキー!ジャッキー!!って声をかけられる理由が分かったような気がする。。。



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フランスからアルゼンチンって・・・お孫さん、旅人というよりも世界を股にかけるビジネスマンでは??

バスで隣り合わせになったおばあちゃんが話す、あまりにスケールの大きい旅人(?)のお孫さんの話を聞きながらなんとなく窓の外を眺めると

わっ!いつの間にかすごい霧!!
一寸先も見えないくらいの濃い霧が立ち込めているにも関わらず、私の隣のおばあちゃんはずーっとお孫さんの話をしているし、もっと驚くことにはバスの運転手さんも乗客と大きな声で談笑していたりして・・・。

このあたりに住んでいる人にはこの程度の霧って大したことじゃないのかな?でも大げさじゃなく、本当に何も見えないんだけど。。。

声が聞こえなくなったな〜、と思ってふと隣を見ると、賑やかにお話をしてくれて疲れたのか、おばあちゃんは電池が切れたように居眠りを始めていた。切り替わりが極端すぎて、

コントに出てくるおばあちゃん役の芸人みたい、と、おばあちゃんの目を覚まさないようにこっそりとクスクス笑っていた。

笑いながら「しかし濃い霧だね〜」、の『濃い』くらいまで心で思っていた時に一斉に霧が晴れて視界が開けたので、「うわあ一気に霧が晴れた」の『霧が』くらいまで考えた時に、これまた再び霧が発生して周りが全く見えなくなったり、今にもやみそうだった雨がザーザー降っていたり・・・

山の天気は変わりやすいと言うけれど、ほんとにその通りだわ。


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翌日。
もし昨日ケルト風わらぶき屋根の家から出てきて、

私に「オーーラ!」挨拶したセニョール(おじさん)と同じ格好をした人がいたらどうしよう・・・と、ドキドキしながら雨の中をエスタシオン デ アウトブセス(バスターミナル)に向かう。

世界遺産のローマ城壁も見たし、久しぶりに美味しいお肉料理・Raxo(ラショ)も堪能した。おまけにおばけ(多分)まで見たことだし、もうLugoに関してはお腹いっぱいという気持ちになったので次の町に移動することにした。

(昨日の出来事でガリシア地方からしばらく離れたくなった気持ちがあることも否めない・・・)


エスタシオン デ アウトブセスに着いてから「歩き方」を読んだりバスの路線図を見てみたり、とものすごく適当に行き先を決めてみた。カンタブリア山脈を越え、更にスペイン内陸部に向かうことにして、降り続ける雨の中、タヌ夫さん(キャスターつきリュック)と共にバスに乗り込んだ。

通路を挟んで隣り合わせになったおばあちゃんが

「セニョリータ、Lugoに住んでるの?」と突拍子もない事を聞くので、旅をしていてLugoには数日滞在しただけで、今は次の町に移動中なんです、と答えると、

「旅の最中なの!私の孫と同じね。私の若い頃は戦争スペイン内戦、もしくは第2次世界大戦??)で旅なんてできなかったけれど、孫もセニョリータも自由に旅ができて羨ましいわ!
セニョリータはいつまでスペインにいるの?私の孫は

昨日はフランスにいたと思うと今日はアルゼンチンにいるくらい、あちこち移動しているのよ」
と、賑やかにお話をしてくれた。


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あやしのわらぶき屋根の家から離れていく、という安心感から、バスの運転手さんに
「バス停の近くにある『ケルト風わらぶき屋根の家』に住んでる人がいるの?」と、聞かずもがなの質問をすると
「今のバス停の近くの家かい?

誰も住んでいないよ!」
と、笑顔で答えてくれた。

わーーーんやっぱり!!聞かなきゃよかった。。。再び粟立った両腕を手のひらでこすりながら考えた。
もし「今のバス停の近くかい?

わらぶき屋根の家なんて1軒もないよ!」
って答えだったら、きっと卒倒していただろうな。。。

Lugoのお宿に戻り、フロントのセニョール(おじさん)に「ただいま!」と挨拶するより先に
「わらぶき屋根の家で不思議なものを見た!!!」
と2人のセニョールのおばけ(に違いないと思っている)の事を話すと、セニョールは笑いながら

ケルト人たくさんの妖精を信じているからね!セニョリータが見たのも、きっとその家に住んでいる妖精だよ」と教えてくれた。

見た目があんなに「おじさん」の妖精もいるのね。
小柄なセニョールだったし、妖精というよりも・・・やっぱり「おばけ」に近い気がする。



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わらぶき屋根の家々に背中を向けて、Lugoへ戻るバスを待っている時間の長かったこと・・・。
怖さを紛らわせる為に、家のドアがしっかり閉まっていただけで、もしかしたらあの集落には人が住んでいるのかも、と考えてみた。

けれど、全ての家のドアはしっかりと閉じられていたし、もし人が住んでいるなら、

あの時私が「ぐらっ」と感じた時に、誰か一人くらいは「わっ!地震?!」と、驚いた声を上げてもよさそうなものだ。でもそんな声は聞こえなかったし、2人目のセニョール(おじさん)全く焦る様子もなく

「オーーラ!」と言って悠々と歩いて行ったし・・・。

考えれば考えるほど1人目と2人目のセニョールは『あやかし』のような気がしてきた。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏(ヨーロッパのおばけにこのお念仏が通じるかどうかは疑問だけれど)とブツブツ唱えなつつ、気付くとなぜか足踏みをしながらバスを待ち続けた。

遠くからこちらに向かって走ってくるバスが小さく見えてくる。どうしてあんなにゆっくり走ってくるの〜!

「早く〜〜!!!」と手招きしたいくらいに焦りながら、到着を待ち、ドアが開き始めると同時に乗り込んで、運転手さんの真後ろの席に腰を下ろした。
これでおばけ屋敷から離れられる。。。


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セニョール(おじさん)、今わらぶき屋根の家から出ていく時に、ドアに鍵なんてかけてなかったし(というよりもこの家のドア、外側から鍵がかけられるのかな??)すぐに戻ってくるつもりなんだろうな、と思ったあとはセニョールのことはスッカリ忘れて再び家の壁に凭れ、絵ハガキを書くのに没頭していた。

しばらくそのまま書き続けていると、凭れている家の壁がグラグラっと揺れた。

結構大きく揺れたよ今。地震!?と思ったその時、さきほど家のドアからセニョールが出て来る前に聞こえたのと同じような物音が、壁の向こうから聞こえてきた。
もしかしてまだこの家の中に誰かいるのかな??と思って目を上げると・・・

さっきと全く同じ服装のセニョール(おじさん)が、さっきと全く同じように私に向かって

「オーーラ!」と間延びした声を掛け、これまたさっきと全く同じように、スタスタと早足で、バス停とは正反対の方向に歩いて行った。。。


・・・1人目のセニョールって出て行ったきり戻ってきてないよね?なのにどうして全く同じ服装のセニョールが、今またこの家から出て行ったの?と思った瞬間、両腕と背中が一瞬にして粟立った

もしかして・・・おばけ?!
もし、1人目2人目と全く同じ服を着たセニョールがまたこの家から出てきて、1人目2人目と全く同じように「オーーラ!」って間延びした声を掛けてきたらどうしよう・・・と思うとものすごく怖くなり、書きかけの絵ハガキを握りしめ、バス停まで一目散に駆け出した。


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Lugoに戻るバスが来るまではまだかなり時間があるので、もしドアが開けばわらぶき屋根の家の中にも入ってみようと思ったけれど、どの家も内部見学は不可らしく、

窓もドアもしっかりと閉じられている

仕方がないのでわらぶき屋根の家々の周りの石畳の道をぐるぐる歩き回ってみたり、しっかり閉じているにも関わらずドアが開かないかともう一度チェックしてみたり。
なんだかんだとウロウロした後、久しぶりに友達に絵ハガキでも書こうかしらと、1軒のわらぶき屋根の家の壁に凭れてちまちまとした文章を書いていると、

ん?壁の向こうから何か聞こえる?
厚い石の壁を通しているのでハッキリとは聞こえないけれど、人が話している声のような・・・。もしかしてこのわらぶき屋根の集落って、観光地じゃなくて今でも実際に人が住んでいるのかな?そういえばアルベロベッロのトゥルッリにもお土産物屋さんや住宅用のものがあったし、もしかして・・・

と考えていると、私が凭れていたわらぶき屋根の家のドアが開き、観光客には見えない、地元の人風のセニョール(おじさん)が一人外に出てきた。
「Hola!」(他の地域では「オラ!」というこの挨拶、ガリシア地方ではなぜか「オーラ!」と間延びする感じ。中でもこのセニョールは

更にのんびりと「オーーラ!」と挨拶してくれた)
と声をかけてさっさと歩き去ったセニョールが、バス停とは正反対の方向に向かって歩いて行き、あっという間に見えなくなってしまった。

クルマにどこかに乗ってお出かけかな?Lugoに行くなら乗せて下さい、って言ってみればよかった。


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高床式倉庫で人類の英知(おおげさ?)に心を震わせた後は再びローカルバスに乗り込み、次の目的地に向かった。

バスに揺られながら『これがケルト風』って言われればあ、そうなんだ!と納得するけれど、実際のところケルト風ってどういうものを指すんだろう?イメージでは「アイルランドっぽい」音楽ならENYA、舞台ならリバーダンス
キリスト教が蔓延(というとキリスト教徒に失礼だけど)する以前の、ヨーロッパの民俗文化、という感じなのかな〜・・・

などと、日ごろあまり使わない脳を酷使していると、バスの運転手さんに「着いたよ!」と不意に声をかけられた。

Gracias!とお礼を言ってバスを降りると。。。
あったあった!!ケルト風わらぶき屋根の家々が。

ルーゴ2


どーんとずん胴な石造りの家の壁部分に乗っかっているボサボサ頭のようなわらぶき屋根。
初めて来たところなのになんとなくうっすらと見覚えが・・・。

あっ!思い出した。積み上げた石がそのまま見えているところや、屋根がわらぶきというところは全く違うけれど、建物のシルエットがイタリアのアルベロベッロでみたトゥルッリになんとなく似ている。
トゥルッリ上から押さえてぎゅっと縮めたらこんな感じになりそう!



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翌日。
昨日は安宿のことだけを大急ぎで尋ねた観光案内所に行き、Lugo(ルーゴ)の町の周辺にある、ケルト風の建物を見学できるバスのルートを教えてもらった。

静かで、なんとなく地味なこの町からそんなに便利な「観光用」っぽいバスが出ているなんて不思議だなあと思ったけれど、実はLugoはガリシア州ルーゴ県の県都。
そしてガリシア州では5番目に人口が多い町でもある。だから観光に関しても、意外にしっかりした基盤があるところ、ということか。。。

ローカルバスに乗り込み、最初に着いたのは古い高床式倉庫があるエリア。
ルーゴ

ここで見られる倉庫は日本にある木造とは違い、石造りで、これまた石造りの大きな十字架までついている。(『お墓?』と思う人もいるかも)そしてよーく見てみると・・・

両方の高床式倉庫の足にはねずみ返しがある!

情報が瞬時に世界中を駆け巡ることなど想像もつかなかったであろう時代に、日本スペイン、こんなに遠く離れていても、昔の人が同じように「モノを長く保存する為には地面に直に倉庫を建てず、高床式にすればいい。ついでに中のものをネズミに食べられないように、柱に細工しておくか!」と思いついた人たちがいたんだなあ。

人間の知恵って素晴らしい。。。


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パプリカとにんにくの風味がクセになりそうなRaxo(豚肉の炒め物)をがっついていると、少し手が空いたらしいお店のセニョール(おじさん)がやってきて、

「ウチのRaxoこのあたりで一番美味しいんだよ!」と話しかけてきてくれたので
「長い間マリスコス(魚介類)ばかり食べていて、お肉を食べるのは久しぶりなんです。パプリカとタコも一緒に食べるとおいしいけれど、豚肉もパプリカととっても合いますね!!」と言ってみた。

セニョールに「タコとパプリカ?Plupo a la gallegaを食べたの?」と聞きかえされたので、「Si、ア・コルーニャで食べました!!」とこれまた元気よく答えた。

すると、(標準スペイン語の発音の『ラ・コルーニャ』ではなく

ガリシア語表記のア・コルーニャと答えたことが嬉しかったのか、急にセニョールのテンションが上がり、

「セニョリータ!1杯いかがです?」と、薄い緑色と黄色がかった飲み物をごちそうしてくれた。
ガリシア地方に来てその美味しさを知ったリベイロともまた一味違い、スッキリとした大人のワイン、という感じ。

塩味とニンニクがよく効いたRaxoには、もっと重くて渋めの赤ワインが合いそうなのに、このサッパリとした黄緑色のワインを合わせても不思議に美味しい。

いつもこのお料理を食べ慣れている人が勧めてくれる組み合わせだもの、間違いがないのも当然か。

多すぎるかも?!と心配していた大盛りのRaxoもおいしく完食して大満足の夕食だった。



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予想通り、リストランテからはおいしそうなお肉の香りが漂ってくる。
香りにつられてフラフラと入ったお店の手書きメニューには今まで見かけたことがない「Raxo」という単語が。

お店のセニョール(おじさん)にRaxo(ラソ)って何ですか?」と尋ねると、

「『ラソ』じゃないよ!『ラショ』だよ!」と、まず発音を厳しく訂正された後、「Cerdo(豚)の肉の料理だよ!」と教えてくれた。

お店に入ると、一段と強く漂っているのは明らかに「焼いた肉の香ばしさ」
なので、Raxoは以前食べたことがある「Lacon con Grelos(豚足と野菜の煮込み)」とはまた違うお料理なんだろうな、と予想しつつ、Raxoとパン、お豆がいっぱい入ったスープをそれぞれ1人前オーダーしてみた。

しばらくして運ばれてきたRaxoは・・・

よっ 待ってました!!と掛け声をかけたいくらい山盛りの豚肉のソテー。
大きなお皿にまずフライドポテトを敷き詰め、その上に脂身のない豚肉(腿肉?)を5mmくらいにスライスして炒めたものがてんこ盛りで登場!

この一皿で充分満腹になりそう。
スープかパンをキャンセルしたいくらいのボリュームに小躍りしたいくらい喜ぶ私なのだった。



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