たった今出会った旅人だよ?・・・でも奥さんと一緒にご主人までが「どうぞ」ってな感じで笑って私を見てるということは・・・いややっぱりあり得ないでしょう、たまたま私が声をかけてから、ほんの10分くらいしか経っていないんだし。。。と、高速でめまぐるしく考えていると、奥さんが
「さあ入って!」と私の手を取りにきてくれた。
これは・・・本当に厚意だけで泊めてくれるようだ。
「泊めてください」ってお願いしたわけでもないのに?長く旅をしていると、こんなこともあるのだなあ。なんだかまだ信じられないんだけど・・・。
あ、でもとりあえずお礼は言わなくちゃ、と突っ立ったままで
「ありがとうございます」と言いかけた私に、
「一人旅なの?」と奥さんが聞くと同時に、ご主人も
「どこから来たの?」と質問をしてきた。
3人同時に口をきいたのが面白くて、みんなで吹き出してしまい、それをきっかけにしてオドロキからくる緊張もほぐれたので、自己紹介を兼ねて今までの旅のことなどを話していた。
その後で
「オスタル(安宿)を教えれてくれるのかと思ったらふつうのおうちだったのでビックリした!」と言うと、奥さんは
「バス停の近くにこーんなに大きな(と、
タヌ夫さん(キャスターつきリュック)の大きさをかなりオーバーサイズにして手で示しながら)
荷物を持ったセニョリータが一人で立っているんだもの、放っておけないわよ」と、楽しそうに笑いながら答えてくれた。
なんていい奥さんなの。。。タヌ夫さんがコロコロ太っていたおかげで、
フィニステレでは労せず泊まる場所が見つかったってことか。重くてキャスターもキーキーうるさくて腹立たしく感じることも多々あるけれど、
今日は褒めてあげよう。
でかしたタヌ夫さん!!
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