「ガリシア地方といえどもここはスペインなんだから、『12時に出発』の予定が1時間くらい遅くなるかも・・・」という予想は見事に裏切られ、
お宿のおっちゃんにいちゃんとセニョーラ(おばさん)は既にお昼も済ませていて、
準備万端だった。行ってらっしゃい!とお宿の前で見送ってくれたセニョーラに手を振り、おっちゃんにいちゃんと2人でしばしドライブ。
徒歩でテクテク歩いているとあまり気がつかないけれど、この小さな町にこんなにクルマがあるのね、と驚くくらい路駐が多い。
クルマで巡礼路を辿ってくる人もたくさんいるのかな?おっちゃんにいちゃんは少し遠回りをし、
サンティアゴ・デ・コンポステーラの空港あたりまでドライブをしてくれた後で
「Monte do Gozo(喜びの丘)」の麓で降ろしてくれた。
一人
(しかも軽装)で丘の頂上を目指して歩いていると
悪目立ちするのか、もしくは巡礼者には親切な人が多いのか、何人もの人が
「どこから来たの?」
「一人なの?」などと声をかけてくれる。
その昔、グループになって巡礼路を辿ってきた人たちはこの丘の頂上を目指して我先にと駆け登ったのだそう。なぜなら、
グループの中で一番最初にこの丘を登りきり、カテドラルを目にした人は「王」と呼ばれ、「王」はそのグループがサンティアゴ・デ・コンポステーラに入る時にはその先頭に立ち、最初に聖地に足を踏み入れるという栄光に浴することができたらしい。800km以上を歩き抜き、最後にこの丘を駆け登れる健脚の持ち主とは・・・
体力的にはまさに「王」!。

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