長い
巡礼路を歩いて(もしかしたら自転車に乗っていたかもしれないけれど)巡礼証明書を持っている人たちを見ていると、バヨーナから
サンティアゴ・デ・コンポステーラまでバスでのんびり
(しかも
『エアコンの通風孔にちゃんとフタがついている』くらいの小さいことでかなり喜びながら)快適に移動してきたのは失敗だったような気がしてきた。
あんな風に「苦労の末の到達感」を得るチャンスだったのに。。。悶々としながらカテドラルの中に入ると、昨日と同じくサンティアゴ(聖ヤコブ)の柱には、巡礼者たちが触ることでできた指のくぼみ、に手を合わせたい巡礼者たちの列ができている。
まだ10時過ぎなのに、あとからあとから巡礼者たちが入場してくる。しばらく様子をうかがっていると、
サンティアゴの柱へのお参りもせず、一目散に祭壇をめがけて進み、最前列の席に座る人たちがいるのに気付いた。これはきっと何かイベントがあるに違いない!前の方に座るのはさすがに気が引けたので、全体のやや後方の席に座り、次々に着席する人たちを眺めていた。
1時間くらい経った頃には、私が座っている場所まで席が埋まってきた。
イタリア語、フランス語、英語などがあちこちから聞こえてくる。
隣に座っていたおばさんが
「中国から来たの?」とあまり流暢でない英語で聞くので、
「日本人ですが、Bayonaから来ました」と答えると
「Bayonaって?」と更に質問された。
ここからバスで2時間くらいのところで、海沿いのきれいな町です、などと小声で説明すると、おばさんは
「私たちはイタリア人よ。フローレンスから来たの。」と教えてくれた。
フローレンス?・・・フィレンツェだ!!ああ懐かしい、花の都フィレンツェ・・・。
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