気ままに暮らす旅好き・離島好き・変身写真好きなはてるまの身辺雑記です。
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2軒目のお宿も3軒目のお宿も、部屋はきれいだしフロントの人たちの対応もよかった。けれど、やはり少しでも安いところがいい!ので、結局1軒目のオスタルに戻ったのだった。。。

再びフロントで「Hola!」と声をかけると、お宿のセニョール(おじさん)は
「セニョリータ!!同じ値段で別の部屋もあるよ。見るかい?」と言ってくれた。いい人だ・・・。

改めて案内されたお部屋は屋根裏部屋みたいで天井には木の梁が見えていて、最初に見たお部屋よりかなり手狭。でも窓は海に面しているから眺めはいいし、ツインルームでしかもお風呂(浴槽)つき!
ここなら久しぶりにゆっくりお風呂に入れるっ!!

嬉しいっ。
先ほど迷っていたことはアッサリ忘れて本日のお宿はここに決定!


わたしが思う「安宿」ではなかったけれど、今晩は久しぶりに浴槽に浸かれる!と思うと足取りも軽くなり、タヌ夫さん(キャスターつきリュック)を放置して鼻歌気分でMuros散策に出かけた。

「漁村」という言葉からイメージするのは小さな港に漁船が何艘か停留していて、砂浜で投網の手入れをするおじいちゃんたち・・・

って、そりゃまんまナザレの思い出だナザレもいいところだったなあ。
アベルもマリアも元気かな?今日も二人で客引きに出かけたのかなあ・・・。


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最初にお宿のセニョール(おじさん)が案内してくれたお部屋は建物の3階で海に面した大きな窓があり、眺めはとってもいい。
お部屋の調度品も趣味がよく、ベッドも大きくて立派だったのでこれはさぞかしお高いであろう、1泊3,500円くらいかな?と思いながらお宿の人に宿泊料金を聞くと

なんと1泊5,000円!
オンシーズンのバカンス客じゃないんだから。そりゃ無茶ですよセニョール・・・。

海に面していなくてもいいしTVもなくていいからもっと安い部屋がいい!
と訴えると、私の希望通り(?)の海に面していなくてTVもない部屋を見せてくれた。値段は1泊2,500円。この部屋だけ見ればそんなことを感じなくてもよかっただろうに、なまじ先にいいお部屋を見てしまったせいで

「・・・ショボい」と感じてしまう。
比べても仕方がないし、お部屋の新しさと清潔さをみれば2,500円は決して高い金額ではないけれど

前日まで1泊1,300円で泊まっていた事を考えるとなかなか

「よし、今日から2,500円で!」という気持ちの切り替えができない。

タヌ夫さん(キャスターつきリュック)を引っ張りながら2軒目のオスタル(安宿)を見に行くと、「コンプレート(満室)」と断られ、3軒目のオスタルでも「シングルはコンプレート。ツインの部屋をシングルユースしてもいい」と言ってくれたけれど、こちらは1泊3,000円

1軒目のお宿より高いところばかり。。。
『徒労』という熟語が頭をよぎる。



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建物は古かったけどいいお宿だったし、食べるものも美味しかった。
公園にジョガーがたくさんいたなあ・・・ボタフメイロ(巨大香炉)がぶんぶん振り回されるのを見られなかったことだけが心残り・・・
などとサンティアゴ・デ・コンポステーラを懐かしみつつ、バスの窓から緑の濃い景色を見ていた。

この緑の野山を見てふと思い出したのはエストレマドゥーラ地方の景色。ここと比べると砂漠みたいに乾いていたなあ。同じ国とは思えないくらいに。

久しぶりにエストレマドゥーラの乾いた空気を思い出している間、路線バスは少し走っては停まり、少し走っては停まりを繰り返す。途中、雨でスリップしたのか

道路で派手にすっ転んでいるクルマを目撃。


そういえばVIGOでクルマにはねられた犬がいたけど、あの犬今頃どうしてるかなあ、あっ海が見えてきた!大西洋も久しぶり・・・などと思っているうちにサンティアゴ・デ・コンポステーラから2時間のバスの旅も終わり、

運転手さんも「Muros!」と声をかけてくれた。

「歩き方」で予習をしたところ(ほんの数行分しか紹介されていないけれど)、ムーロスは典型的なガリシア地方の漁村らしい。おいしい魚が食べられそう。楽しみ!!
ムーロス
↑海のすぐ近くまで緑の木々が!
「石造りのアーケード街には安宿も多く」と記載されていたので今回もお宿探しは余裕だろうとたかをくくっていたけれど、実際見てみるとアーケード街にあるのはオスタル(安宿)が3軒、オテル(ホテル)が1軒。オテル(と言ってもチェーンホテルのようなスゴイ代物ではないけれど)

予算的に論外なので、まず1軒目のオスタルに入ってみた。


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翌日。
朝からしとしとと雨が降っている。祈りの町、学問の町、そして雨の町とよばれるサンティアゴ・デ・コンポステーラでの初めての雨。
ほんの少しだけれど「Camino de Santiago(サンティアゴへの道)」を辿ってカテドラルにお参りできたことに満足し、気持ちよく目覚めたし、最後に名物(?)の雨も味わった。

昨日の女の子たち親子も、今日はどこかの巡礼宿で

こんなに気持ちのいい朝を迎えているといいな。。。


居心地のよかったサンティアゴ・デ・コンポステーラのお宿を出発し、ここからバスで1時間半くらいのところにあるひなびた漁村(『歩き方』より)、Muros(ムーロス)に移動する日だったので、お世話になったお宿のセニョーラ(おばさん)とおっちゃんにいちゃんにお礼の絵はがきを渡し、Adios!とお別れの言葉を交わす。

そして今日も「エスタシオン デ アウトブセス(バスターミナル)まで送ってあげる」と言ってくれたおっちゃんにいちゃんの言葉に甘え、タヌ夫さん(キャスターつきリュック)と一緒に運んでもらった。

おっちゃんにいちゃんにムーロス行きのバスの前でお別れをし、運転手さんにも「Murosに着いたら教えて下さい」とお願いしながらバスに乗り込んだ。

さようならサンティアゴ・デ・コンポステーラ

穏やかな聖地だったなあ。


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無事にカテドラルに着いた安心感からか達成感からか、さきほど追い越した時に「Bendiga Dios a usted(あなたたちに神の祝福を)」と声をかけた時には無反応だったご両親も、慌ててサンティアゴ(聖ヤコブ)の柱から離れた私に

「Merci!」とお礼を言ってくれた。

巡礼路を歩いている時と同じように、女の子はお父さんとお母さんに守られるようにして真ん中に立っていた。
このご家族のお祈りが終わったら私ももういちどあの指の跡に指を添えて、今度は検分なんかせずに純粋に、どこかにいるはずの神様に

これからの旅の安全をお祈りをするのだ!
と思いつつ、女の子がご両親に促されて柱に自分の指を添えているのを少し離れたところから見ていた。

あれ?なんとなく違和感が。。。
あの女の子が右手じゃなくて左手を指をくぼみに合わせているせいだ。

手が逆、逆と思いつつよく見ると、巡礼路で出会った時は気付かなかったけれど、女の子の右手は肘のあたりでくにゃりとねじれていた。掌は体の後ろ側に向いたままになっていて、自分の力では動かせないみたいだった。

だから自由に動かせる左手をくぼみに当てていたのに・・・『違和感が』なんて思った自分が恥ずかしい。
町の手前で出会った時に「なんの不安も不幸もなさそうな親子に見えるのに。あんな小さな子を連れて巡礼しちゃって」と思った自分が恥ずかしい。私は何も見えていなかったのだなあ。


サンティアゴでも神様でもいいから

あの女の子の手を治してくれますように・・・。



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少しでも困ったことが起こると「神様助けて〜!」なんて言ってしまうけれど、

本当に神様(=イエス)がいると思う?と聞かれると、キリスト三位一体論(御父と御子と聖霊は実は一人、というヤツ)に対して懐疑的な私は「イエスは実在した人だけれど『神様』ではない」と答える。

でも今目の前にあるこのくぼみは・・・11世紀から21世紀まで、サンティアゴ(聖ヤコブ)のお墓であるこのカテドラルを目指して800kmを歩き通した巡礼者が年間50万人もいて、その人たちが触りながらお祈りをすることによって大理石がすり減ってできたもの。

それだけの人数が「神様」や「サンティアゴ」を信じていること、大理石がすり減るほどの人数がここでお祈りを捧げたこと、その人たちの念というかパワーが凝縮されたような「指の跡」が現実に目の前にあることを合わせて考えると、

これだけの人間の『祈り』を受け止める為なら(神様がいるorいないって信じるのは人それぞれだろうけど)

神様の一人や二人、この世のどこかにはおらなしゃーないやろ
、という気持ちになってきた。

(おらなしゃーない→いわずもがなの大阪弁。意味は『いないと仕方がない』とか『話にならない』って感じかな?この気持ちは標準語では表せないなあ) 

かなり長い間柱の前に佇んでいたけれど、背後に人の気配を感じたのでその人たちに場所を譲ろうとして振り向くと、、サンティアゴ・デ・コンポステーラの手前で私が追い越したフランス人らしき3人連れの親子の巡礼者たちだった。

かなりゆっくりペースで歩いていたこのご家族に追いつかれたってことは・・・

相当長い時間を柱の前で過ごしていたんだなあ



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サンティアゴ・デ・コンポステーラの町に入り、「Camino de Santiago(Santhiagoへの道)」と書かれた標識に従って進むとカテドラルに到着した。
800kmを歩き通したり自転車を漕ぎとおしたり馬に乗り通した巡礼者には及びもしないけれど、5km分の達成感をかみしめる。

「Monte do Gozo(喜びの丘)」からここまで、追い越したり追い越されたりしながら私と前後してカテドラル前にやってきたいくつかのグループの人たちが、数々の巡礼地を経てここにやって来た証の巡礼手帳を手に、巡礼事務所で「巡礼証明書」巡礼ばかりの文章になってしまった・・・)を発行してもらっている。

その人たちに「800kmの長旅、本当にお疲れ様でした!」と心で拍手を送りつつ、新たな気持ちでカテドラルの中に入ってみた。

毎日見ている「栄光の門」の彫刻たちも、大理石の柱の上にいるサンティアゴ(聖ヤコブ)の彫刻も、

『よくやった!』と言ってくれているみたい。

幸いサンティアゴの柱の前には珍しく誰もいなかったので、初めてここに来た時からずっと「一度じっくり見てみたい」と思っていた、巡礼者たちが右手で触れながら祈りを捧げたせいでできた指先の形の5つのくぼみの前に立った。

人差し指の部分だけが横に流れるように、他の指の跡より長く伸びているのは人差し指に一番力が入っているからかなあとか、大理石ってすり減った内部にもちゃんとマーブル模様が入っているんだなあとか、表面に見える即物的なことを一通り検分した後、5つのくぼみに自分の指先を添えて

「神様ってほんとにいるのかなあ」ということを考えた。


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文字色「De nada. Bendiga Dios a usted(どういたしまして。あなたたちに神の祝福を)!」と返事をすると、先頭のおじさんはもちろん、後に続く人たちも、にっこり笑って手を上げてくれたり、「ありがとう」と言ってくれたり、「サンティアゴまであと少しよ、頑張って!」と声をかけてくれたり・・・。
少しの思いやりで他人とこんなに簡単に気持ちのやり取りができるのだなあ。

やっぱり(たった5kmだけれど)巡礼路を歩くことにしてよかった。


お馬に乗った巡礼者たちを見送り、巡礼者のグループに吸収されたり脱落して一人になったりしながら歩きつづけ、いよいよサンティアゴ・デ・コンポステーラに近づいてきた
1歩進むごとにこちらにズンズンとこちらに迫ってくるように見えるカテドラルは、「Monte do Gozo(喜びの丘)」から遠く仰ぎ見たものとも、毎日目の前で見上げている立派な建物とも違う気がする。

「よくここまで来たね。さあ、もう少しだよ」とカテドラルが励ましてくれているみたい。ほんの少し巡礼路を辿っただけの私でさえこんな気持ちになるんだから、何ヶ月もかけて歩いてきた人たちはどれほど心強かったことだろう。
思わず小走りになって進むと、お父さん・お母さん・7〜8歳くらいの女の子の3人連れの巡礼者たちに追いついた。

まさかこの女の子は800kmも歩き通してきていないだろうな、と思いつつ、女の子のペースに合わせてゆっくりと歩く3人連れを追い越す時に何気なく「Hola!Bendiga Dios a usted(あなたたちに神の祝福を)!」と声をかけてみた。

お父さんとお母さんはいきなり東洋人に声をかけられて少し驚いた表情をしたけれど、2人の間を歩いていた女の子は

Bonjour!(多分)」と私の目を見て返事をしてくれた。

まあなんてお利口!!Bonjour!って言ってくれたってことはフランス人のご家族かな?
なんの不安も不幸もなさそうな親子に見えるのに、あんなに小さな子を連れて巡礼の旅に出るなんて。。。
よほど信心深いご両親なんだろうな。



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隣に立ち、カテドラルを見ながらお祈りの言葉らしきものをつぶやいていた人が歩き出したので、私もつられて丘の頂上から移動し始めた。

巡礼路に戻り、(ほぼ1本道だし周りにはそこここに巡礼者たちがいるのでいつものように迷子になることもなく)聖地までの道を進む。

大きなバックパックを背負った人たちに混じると、普段使いの小さなリュック(しかも水とおやつくらいしか入っていないので見るからにスカスカ)しか荷物を持たず、歩き疲れてもいない私はかなり異質なのに、周りの巡礼者たち(ほとんどは数人単位のグループになっているみたい)は通り過ぎる時に声をかけてくれたり、しばらく並んで歩いてくれたりと

みんな優しい


自転車に乗っている人グループが通り過ぎ、しばらく一人で歩いていると、後ろからパカパカというかポクポクというか、あまり聞きなれない音が聞こえてきた。
なんだろう?と思って振り向くと・・・

馬に乗った人たちがいる


800kmの巡礼路を馬に乗ってやってきたのかな?優雅に見えるけれど、徒歩や自転車よりも楽かもしれないけれど、お尻は痛いだろうなあ・・・。

道幅は充分な広さがあるのでそのまま歩き続けてもぶつからないだろうけれど、念のために道の端により、馬に道を譲ると、馬上の巡礼者たちの先頭にいたおじさんが

Gracias!Bendiga Dios a usted(ありがとう!あなたに神の祝福を)!」
と、大層な御礼の言葉を言ってくれた。


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私の周りには他人を押しのけてまで「王」になりたい人はいなかったらしく、みんなそれぞれのんびりしたペースで喜びの丘を登り続けた。

「頑張って!」と周りの人たちと励ましあいながら、開けた草原のような丘の頂上に到着した。

思っていたよりも遥かに広々としている頂上には、教皇の後姿(?)と巡礼者の目印のホタテの貝殻、馬の蹄鉄(玉座かも・・・)をモチーフにした絵を台座にした大きなオブジェがあった。

立派なオブジェは巡礼路もあと少し!頑張れ!励ましてくれているみたい
オブジェの前で立ちつくす人もいれば、元気いっぱいで楽しそうに写真を撮っている人もいる。自転車を押しているひともいるし、車椅子に乗った人もいる。清々しい笑顔の人も、感激のあまり泣きそうな人もいるけれど、

どの人の表情も輝いている


何にも遮られることなく、サンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラルと3つの塔の全容が見えると、丘の頂上を目指して歩いていた人たちが

カテドラルを見て息を飲む気配がハッキリと分かる
今までの道程を振り返り、万感胸に迫る思いなのだろう。
これまでも何十万人の巡礼者たちが息をつめてこの場所からカテドラルを見つめたんだろうな・・・。



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「ガリシア地方といえどもここはスペインなんだから、『12時に出発』の予定が1時間くらい遅くなるかも・・・」という予想は見事に裏切られ、お宿のおっちゃんにいちゃんとセニョーラ(おばさん)は既にお昼も済ませていて、

準備万端だった。

行ってらっしゃい!とお宿の前で見送ってくれたセニョーラに手を振り、おっちゃんにいちゃんと2人でしばしドライブ。

徒歩でテクテク歩いているとあまり気がつかないけれど、この小さな町にこんなにクルマがあるのね、と驚くくらい路駐が多い。クルマで巡礼路を辿ってくる人もたくさんいるのかな?

おっちゃんにいちゃんは少し遠回りをし、サンティアゴ・デ・コンポステーラの空港あたりまでドライブをしてくれた後で「Monte do Gozo(喜びの丘)」の麓で降ろしてくれた。

一人(しかも軽装)で丘の頂上を目指して歩いていると悪目立ちするのか、もしくは巡礼者には親切な人が多いのか、何人もの人が

「どこから来たの?」

「一人なの?」
などと声をかけてくれる。

その昔、グループになって巡礼路を辿ってきた人たちはこの丘の頂上を目指して我先にと駆け登ったのだそう。なぜなら、グループの中で一番最初にこの丘を登りきり、カテドラルを目にした人は「王」と呼ばれ、「王」はそのグループがサンティアゴ・デ・コンポステーラに入る時にはその先頭に立ち、最初に聖地に足を踏み入れるという栄光に浴することができたらしい。

800km以上を歩き抜き、最後にこの丘を駆け登れる健脚の持ち主とは・・・

体力的にはまさに「王」


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おっちゃんにいちゃんのご用が終わるまで、サンティアゴ・デ・コンポステーラの町中にある巡礼者の為の「Camino de Santiago(サンティアゴへの道)」の標識に従ってウロウロしたり、巡礼を終えてカテドラルにし、巡礼証明書を手に記念撮影しようとしている人たちに

「写真を撮りましょうか?」などと、いい人気取りで声をかけたりしていた

もちろんお昼ごはんは昨日フェレンツェから来たシニョーラたちを案内して大満足した700円の定食があるリストランテ(レストラン)。

今日は時間が早いせいか並ぶこともなく、すぐにお店に入れた。
今日のメニューはカラマレス コン スティンタ(イカの墨煮)にお米を添えたもの、ビエラス ア ラ ガリェーガ(帆立貝のガリシア風)の2品に、パン・カップ入りエラード(アイスクリーム)と2Lのお水。

真っ黒なカタマリがお皿にドーン!添え物のおコメも真っ黒なソースがタップリかかっていて地獄の噴火山みたいになっている一品目のイカの墨煮を見た時はビックリしたけれど、食べ始めるとニンニクが効いていてとってもおいしく、あっという間に完食。
そして満腹になったにもかかわらず、喜びの丘から歩く間にお腹が空くかもしれない、と心配にな、いざという時の為におやつとお水をメルカード(市場)で買う。

スペイン人との約束なので、

出発までには1時間くらいの誤差はあるかもしれないなあ
、などと思いつつ、お宿に戻ったのは12時少し前だった。


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翌日。
「教えてもらったリストランテ(レストラン)のお料理がとってもおいしくて値段もリーズナブルで気に入った!」という報告のついでに、お宿のセニョーラ(おばさん)に、フィレンツェから来たシニョーラ(おばさん)たちに教えてもらった「喜びの丘」のことを、尋ねてみた。

セニョーラが言うには「Monte do Gozo」(喜びの丘と呼ばれているその場所は、サンティアゴ・デ・コンポステーラから5kmほど離れたところにあるらしい。

往復10km・・・歩けない距離でもないなあ。洞窟見学をするために片道7kmの山道を登ったこともあるし、と考えている私を見ていたセニョーラ、廊下を通りがかったおっちゃんにいちゃんを呼び止め、
「セニョリータが『Monte do Gozo』に行きたいんですって。

連れて行ってあげられる?」
と聞いてくれた!セニョーラのそういう気が利くところ大好き!!

そしてセニョーラ同様気のいいおっちゃんにいちゃんも
「昼前まで用があるんだけど、12:00くらいには出られるよ!」と二つ返事で引き受けてくれた。
わーい、セニョーラもおっちゃんにいちゃんもありがとう!!!

帰りは自分の足で歩いて帰ってくるので、送ってくれるだけでいいからよろしくお願いします!
と言うと、

セニョーラもおっちゃんにいちゃんも行きだけでいいの?!」と少し驚いていたけれど、「できるなら800kmの巡礼路を歩いてみたい」と思うくらいにサンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラルにハマってしまった私の、

ピレネー超えは無理だけど、せめて最後の5kmくらい自分の足で歩かなきゃ!」という気持ち、うまく伝わるかな??


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パラドール(スペイン国営ホテル)のBar(いつもは『立ち飲み屋さん』、今回はムーディないわゆる「バー」)でくつろいだ後、シニョーラたちに
パラドールの中を見学するのが好きだけれど、宿泊客じゃないのであまりウロウロできないの。もし迷惑でなければ、ロビーやパティオ(中庭)を一緒に見てもらえないでしょうか?」とお願いしてみた。

私の妙な(多分シニョーラたちにとってはかなり貧乏くさい)お願いを、シニョーラたちは嫌がることもなく二つ返事で引き受けてくれた。

シニョーラたちのおかげで回廊に取り囲まれたパティオパラドール パティオ
や広々としたロビーを

心置きなくウロウロすることができて大満足


サンティアゴ・デ・コンポステーラ自体、元々静かな町だけれど、回廊からパティオを眺めていると私とシニョーラたち以外の気配が全くなく、この立派なパラドールを貸し切っているような気持ちになる。
パラドールを見学するといつも思うのだけれど、外装も内装も、そしてホテルの人たちも

「いつかはここに泊まってやるぞ!」と思わせてくれるくらい、とっても魅力的なのだなあ。

このパラドールのように堂々5つ星で「立派!」という雰囲気のところも好きだけれど、小さな町で昔の修道院を改装していて、華やかさはないけれど歴史を感じるような建物も見ていて飽きないし。
いつか「パラドール宿泊」を旅の目的にしてスペインを泊まり歩きたいな。。。


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