気ままに暮らす旅好き・離島好き・変身写真好きなはてるまの身辺雑記です。
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海外放浪経験の思い出などなど、マイペースで更新していきますのでよろしくう〜
   


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最初はもちろん「より安宿」CH(Casa de Huespedes)の受付に行ってみる。
ドアにはしっかりカギがかかっていて、

ノブをガチャガチャしてもびくともしない。

ノックをしても返答なし。
看板だけ残して閉業したのか、休業中なのか・・・。
諦めて3階のオスタル(安宿)にアタック。すると、2階と3階のオスタルは経営者が同じらしく、受付のセニョーラ(おばさん)に

しばらくの間満室が続くから

2階にも3階にも泊められない
、と申し訳なさそうに断られた。

宿代の指標にはなるだろうと思い、1泊の宿代を聞いてみると、シャワー・トイレ別で約2,000円とのこと。
オスタルでその程度か・・・CHなら交渉次第でまだまだ安くなるはず!と闘志を燃やし、フロントのセニョーラが「向かいにも二つ星のオスタルがあるわよ!」と教えてくれるのを右から左へ聞き流し、テクテク歩いて「CH」の看板を探す。

しばらく歩くとかなり古い建物に架かったCH」の看板を発見!ドアがしっかり施錠されていたので、ドアの横にあるブザーをブーブー鳴らす。が、人が出てくる気配はなし。。。

あら、このCHも休業中?と思いつつ、未練がましくドアの前で佇んでいると、セニョール(おじさん)と呼ぶには少し気の毒な感じのおっちゃんにいちゃんが出てきてくれた。

「Hola!泊まりたいんです」と言うと、おっちゃんにいちゃんに続いてセニョーラも登場。セニョーラもおっちゃんにいちゃんも欲のないいい人らしく、ダブルの部屋をシングルユースにしてくれて、

おまけに宿代が1泊1,300円!お部屋を見せてもらうと、バス・シャワー・トイレは別だけれど、ちゃんと洗面台も鏡もあり、通りに面した大きな窓のおかげでとっても明るくて快適そうだしここに決めちゃおう!

ここならハエもいなさそうだし・・・。


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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

エアコンの効き具合も、たかが国内移動のローカル路線バスとは思えないくらい素晴らしく。少し肌寒い思いをしながら、VIGOから2時間ほどでサンティアゴ・デ・コンポステーラのエスタシオン デ アウトブセス(バスターミナル)に到着した。

たくさんのキリスト教信者たちが集まるところらしく、エスタシオン デ アウトブセスもかなり大きくて、人も多くて賑々しい。

「歩き方」によると、10番のバスに乗ればサンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街の入り口、ガリシア広場に行けるらしいけれど、VIGOでバス停やバスの行き先について、色々とややこしいことがあって以来あまり「歩き方」のバスについての記述には信用がおけないので、エスタシオン デ アウトブセスの案内所の職員さんに確認してみる。

セントロ(町の中心地)までは徒歩で30分くらいかかること、10番のバスに乗れば間違いなくガリシア広場に着くことを確認し、タヌ夫さん(キャスターつきリュック)と共に10番のバスに乗り込む。

バスを降りても客引きはいない、ビラール通りの観光案内所はシエスタ中で無人。たとえ聖地といえども昼寝をする時はシッカリ休む。これぞスペイン!

久しぶりに自力での宿探しだ。周りを見てみると、安宿の看板がたくさん目に入る。エスタシオン・デ・アウトブセスの雰囲気と安宿の看板の多さからすると、意外とラクチンにいいお宿が見つかりそうな気がする。。。

4階建ての建物で、4階にCH(Casa de Huespedes、私がいつも愛用しているオスタルよりも更に安宿度が高い宿泊施設)、2階と3階にオスタルの看板がでているところを見つけたので

早速「たのもー!」と宿探しを開始する。


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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

運転手さんがバスのエンジンをかけ、マフラーから排気ガスが出始めてもテレサはバスの後ろから動かずに手を振ってくれている。

「アディオス!」と言っているのか、テレサが大きく口を開けている。私もテレサに負けじと(他の乗客がいることも忘れて)「アディオス!また来るからね!!」と大きな声で言うとテレサは動き始めたバスを小走りで追いかけてきてくれた。

バスの速度はどんどん上がり、すぐにテレサの姿は小さくなってしまった。。。
けれど、大きく手を振るテレサの仕草や最後に交わした

「アディオス!」という声はいつまでも心に残っていた。


少ししんみりしつつ、Bayonaに来る時はぐーぐー寝こけてしまって見そびれていた景色を眺めていた。これから向かう新たな街への期待と、後に残してきたテレサへの懐かしさ。二つの間で気持ちがいったりきたりしている間に、バスは二度目何事もなくVIGOのエスタシオン デ アウトブセス(バスターミナル)に到着。

テレサに「俺が面倒をみるよ!」と請け負ってくれた言葉に嘘はなく、バスを停めると、運転手さんはタヌ夫さん(キャスターつきリュック)と共に私をサンティアゴ・デ・コンポステーラ行きのバス乗り場まで案内してくれた。

さすがキリスト教三大聖地に向かうバス!数時間の国内移動にはもったいないくらい豪勢なバスで、見た目は新しくてピッカピカ。うーんデラックス、と感心して乗り込むと座席は全席指定、窓の上部にあるエアコンの通風孔にはちゃんと開閉ができるフタまでついている!

(今まで乗った国内移動のバスでフタがついていることなんてほとんどなかった。そしてラッキーなことに通風孔にフタがついていたとしても

開きっぱなし、もしくは閉じっぱなし状態でフタとしての役目ははたしていなかった・・・)


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VIGOに戻るバスに乗る為に、Bayonaのバス停までタヌ夫さん(キャスターつきリュック)をゴロゴロと引きずって行こうと玄関に出ると、テレサは
「サイズ直しをした指輪を受け取りに行くから、私もバス停まで一緒に行くわ!」と、私の手からタヌ夫さんを奪うようにして、Bayonaの町のセントロ(中心地)へと向かう坂道を下り始めた。

歩く道々、またしてもテレサはVIGOは大きな街だから、迷子にならないでね」と旅の心得を説いてくれる。
VIGO行きのバスがやってくるまでテレサは私と一緒にバス停で待っていてくれた。そしてバスが来ると、運転手さんに
「これVIGO行きのバスよね?」と確認してくれ、

運転手さんがSi!と大きな声で答えると
「この子、これからサンティアゴ・デ・コンポステーラに行くの。間違いなくVIGOのエスタシオン デ アウトブセス(バスターミナル)で降ろしてやってね。何にも分からない子なんだから、

ほんとに頼んだわよ!!」
と、何度も念押しをしてくれた。

運転手さんもイヤな顔をすることもなく、「セニョリータがVIGOのエスタシオン デ アウトブセスで乗り換える時に間違わないよう、俺が面倒をみるよ!(多分)とノリのいい返事をしてくれたので、テレサも私も安心し、

「アディオス!」と手を振り合ってバスの中と外とに別れた。

いつもバスで移動する時は、運転手さんの真後ろの席に陣取り、

「○○に着いたら教えて!」とお願いしておくけれど、今回はテレサがしつこいくらいにVIGOで降ろしてやって」と運転手さんに言ってくれていたので安心。
バスの一番後ろの席に座り、見送ってくれているテレサに向かってもう一度手を振った。


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きままな海水浴ができなくなるのは寂しいけれど、テレサがこんなにも勧めてくれるんだし・・・
よし、聖地に向かって出発しよう!


と、Bayonaからの出発を決めてテレサのお宿で寝るのも今晩でおしまいかあ・・・と、少ししんみりしながら就寝したのに・・・いつものようにハエがブンブンと飛び回る気配で目覚める。耳障りではあるけれど、この羽音で目を覚ますのも今日で最後と思うと寂しいような気がしないでもない。

少々センチメンタル気味?


テレサもいつもよりおしゃべりは控えめで、朝食の間も今までになくひっそりとした雰囲気。

いつものように私の分まで準備してくれていたパンや果物を頂きながら、テレサがサンティアゴ・デ・コンポステーラで道に迷ったらカテドラルを目印にするのよ。とっても大きな建物だから!」だとか、VIGOは大きな街だからバスに乗り間違えないように注意するのよ」だとか、これからの旅に対する注意事項をいくつも受ける。

私がBayonaを発つことを寂しいと思うくらいに、テレサも私がいなくなることが寂しいと思ってくれているのかなあ。。。

海水浴の後、物干しロープに干しっぱなしにしていたバスタオルをいつもきれいに畳んで私の部屋に持ってきてくれたり、食事つきのお宿じゃないのに朝食や夕食をご馳走してくれたり。最初に「部屋が空いているからウチに泊まる?」と声をかけられた時、連泊すると言っても

ビタ一文宿泊費を安くしてくれなくて「えらく厳しいセニョーラ(おばさん)だなあ」と思ったけれど、毎日顔を合わせているとどんどん仲良くなれて、居心地もよくなったし。


二人で夜中までサッカーの試合を見たり、ダビーの家族について教えてもらったり。。。たった数日の滞在だったけれど

(ハエもブンブン飛び回るけれど)のんびりくつろげるいいお宿だったなあ。


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のんきに二度寝をしている間に、テレサはすっかり夕食の支度を調えてくれていた。
そしてまるで当然のように

夕食ができたわよ!カルド・ヴェルデ(野菜スープ)もあるわよ!」と私に声をかけてくれた。

テレサに昼寝中に毛布をかけてくれたお礼を言い、(食事つきのお宿ではないのに)遠慮なくテレサのお向かいの席についてパンやカルト・ヴェルデやトルティーリャ(オムレツ)や果物を頂く。

今日もいつものようにテレサはひとしきりダビーとダビーの家族の話をし私は私で海が冷たかっただの海草がたくさんあって気持ち悪かっただのと1日の出来事を報告する。

食事を終えてから、テレサが淹れてくれた紅茶を頂きながら、ポルトガルからBanoyaにやって来るまでのことなどを話していて、何気にポルトガルの「サン・ジェズス」(地域全体がキリスト教の聖地のような場所。そんな神聖な場所でもおかしげな彫刻に大喜びしていた罰当たりな私・・・)はとっても良かった!と話すと、テレサは「よくぞ言ったわね!」とばかりに、戸棚から古い絵ハガキを何枚も取り出してきた。

「私が昔、亡くなった主人とお参りをしたところよ。素晴らしいカテドラルがあるの!」と、とっても熱く説明をしてくれた。
テレサが一所懸命説明してくれたのは、ガリシア地方はもちろん、ヨーロッパ中のキリスト教信者たちがお参りをするサンティアゴ・デ・コンポステーラ

ピレネー山脈を越える「サンティアゴへの道」と呼ばれるルートを通る、本格的な「巡礼の旅」は地理的にできないけれど(巡礼ルートから見ると、Bayonaにいる私は既にサンティアゴ・デ・コンポステーラを通り過ぎている・・・)、テレサはBayonaから一旦VIGOに戻り、そこから直通バスが出ているので、ぜひ行ってみなさい!、と勧めてくれた。


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水着に着替えてプラヤ(海岸)へ戻り、パラドール(スペイン国営ホテル)の裏側にある、なんとなく「海水浴場」の体裁をとっているところまで泳いでみる。

このあたりの海水は栄養分が高いのか、丈の長い茶色い海草が波にたぷたぷとなびいている。海中の景色があまりよくないなあ。仰向けになってぷかぷか浮いていても背中や腕が、

海草に「さわっ」と触れる感触があまり芳しくない。


海水は相変わらず冷たく、あまり長い間浸かっていられない。砂浜に戻り、眩しい日差しを浴びながら体を乾かしてゴロゴロしていると、

自分がカメにでもなったような気がする甲羅干しならぬ背面・腹面干しをした後、日焼け止めを塗り直しにテレサのお宿に戻る。
少しだけお宿に戻って再びプラヤに戻る気は満々だったのに、シャワーで(水しか出ない・・・もちろん水では寒い)ざざっと砂を流すと強烈な睡魔に襲われた。

ちょっとだけちょっとだけ、と思いながらリビングのソファで昼寝。

しばらくうとうとしていてうーん何かいい香りがするなあ・・・と思って薄目を開けると、キッチンでテレサがお料理をしていた。

ここで目を開けて「Hola!」とか挨拶をすると、いかにもゴハンができるのを待っていたようにとられるかな?となんとなく気を遣ってしまい、そのまま寝たフリをしていると、テレサはお料理の合間にソファで寝ている私に毛布をかけてくれた。

毛布の暖かさにくるまれると、子供の頃に遊び疲れて電池が切れるようにバッタリと昼寝をし、目覚めた時にはおいしいお菓子を用意してくれていたおばあちゃんの事を思い出す。そしてすぐに再びとろとろと眠り込んだ。
まるでおばあちゃんちにいるようで、スペインにいる気が全くしない。。。


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翌朝。
昨日の朝と同様、ハエがブンブンと飛び回る気配で目覚める。昨日テレサに「部屋にハエがたくさんいる」と言った時に「セニョリータが遊びに行っている間に

全部追い出しておくから!」
と言ってくれた記憶がよみがえる。。。
今日は顔に止まられなかったから昨日よりも衝撃は小さいけれど、やはりあまり気分のいい目覚めではないなあ・・・。

ダイニングキッチンに行くと今朝はテレサもいて、バナナだのオレンジだのを勧めてくれたので遠慮なく頂く。そしてしつこく「部屋にハエがたくさんいる」と訴えてから、Bayonaの観光案内所に行ってみた。

昨日はパラドール(スペイン国営ホテル)で半日遊んでプラヤ(海岸)でぷかぷか浮かんでいた、と話すと「わざわざここに来なくてもセニョリータはBayonaで何をすればいいか、分かってるんだね!」と笑われた。
いくら小さな町でも、見どころがパラドールとプラヤだけってことはないよね?と職員さんに尋ねると、

「セニョリータはそれ以外に何が必要なの?」と聞き返された。

・・・青い空と青い海以外に、何が必要なんだろう?
せっかく静かな海辺の町にいるんだから、とことんそれを楽しもう!


職員さんの言葉で目からウロコが落ちた気分。海水の冷たさなんかに負けずに

今日も泳ぐぞ
と気合を入れ、一旦お宿に戻って水着に着替えることにした。

何の気なしに海岸通りから一筋裏手の道に入ると・・・観光客相手のお店が続く表通りとは全く違って中世風の住宅が延々と続いていた。ヨーロッパではあちこちで見かける、こんな「普通の」石造りの町並みも、紙と木の国から来た私にとっては充分「見どころ」なのだよなあ、などと考えつつ。。。


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確かに数字や曜日、宿探しの時に使う「1泊いくらですか?」というセンテンスなどはスペイン語で言ったのかイタリア語を使ったのか、自分でも分からなくなる時がある。

それに最近では簡単なポルトガル語も話せるようになっていたので更にややこしい言葉遣いになっている気がする。。。

しかし・・・このレベルを「話せる」と言うのはかなりあつかましくはなかろうか・・・
テレサご自慢のダビーみたいに、英語もスペイン語も完璧、というわけでもないので

「ううん、話せない」と答えると、「そんなことはない!!

ウチに来る観光客にはダビーみたいに賢い人が多いんだから、あんたもたくさん勉強すれば何ヶ国語も話せるようになるよ!」
と熱く励ましてくれた。

テレサと話すと毎回毎回ダビーの話題が出て、本当にダビーの事が好きなんだなあ、ということをしみじみ感じる。
ダビーがテレサに送ってくる手紙やカードにも「テレサ母さんへ」なんて書いてるし、遠く離れた異国にいる息子みたいなものなんだろうな。たまたま泊まった観光客なんだろうに、こんなにしっかりとした絆が結べたテレサとダビーが羨ましい。

そういえば、しばらくカターニアのパパーとラウラに連絡していなかったなあ。明日は久しぶりに二人に宛てて絵ハガキを書こう。「ポルトガルを超えてスペインに戻ってきた」って書いて送ったら、

スペインなんていいから、早くシチーリアに戻ってきなさい!って思ってくれるかなあ。。。


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藻がそこここに打ち上げられた砂浜でしばらく日光浴し、体温を取り戻した後は再び底冷えのする海に戻ってしばらく浮かぶ。
映画『タイタニック』でジャックを沈めた後、ローズがしばらく漂っていた海くらいに穏やかに凪いでいるので『波と戯れる』という雰囲気は皆無。湖に浮かんでいるみたいだなあ。

近くに真っ白くて新しいヨットが停泊しているのを横目で眺めながらぷかぷか浮かんでいると、

「天下泰平」とか

「全て世は事もなし」という言葉が頭をよぎる。

お花がいっぱいのお庭を散歩して、雰囲気のいいレストランでおいしい食事をして、キレイな海でのんびり過ごせて。Vigoから移動する時はすったもんだがあったけれど、Bayonaにやって来て良かったなあ。

海水の冷たさには正直参りました!だけれど。。。


パラドール(スペイン国営ホテル)とプラヤ(海岸)で一日遊んでお宿に戻ると、テレサは今日も「待ってました!」とばかりに話しかけてきた。

昨日見せてもらったもの以外にもダビーが送ってきた写真がたくさんあったらしく、ひとしきりダビーとダビーの家族についてのレクチャーを受ける。
それが済んだら今度は私が「今日は何をして1日過ごしたか」という報告。パラドールがキレイで豪華だったことや、プラヤの波が穏やかだったことなど、

かなりいい感じで伝えられた。と思っていた


が!私の話が終わるまで一応フンフンと相槌を打っていたテレサは

「あんたは時々変な言葉を使うねえ・・・ダビーみたいに何ヶ国語も話せるのかい?」と、話の筋とは関係ないところにひっかかっていた様子。


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あまりに居心地がよかったので、普段のお宿代では100円200円の金額で

「もう少し安く!

「いいやこれ以上は無理!と激しい攻防をくりかえしていることも忘れ、いい気分で少しお高いワインを注文してしまった。

ああこの出費がのちのちの生活に影響するんだろうなあ。このままだとまた近いうちにCITIバンクのATMのお世話にならなきゃだよ〜・・・と考える小心な私と、でもたまにはこういうゼイタクも必要!と自分に言い聞かせる浪費家の私の狭間で、現実の私は気持ちよく酔っ払っていくのだった。。。

お腹も気持ちもシアワセで満たした後、パラドール(スペイン国営ホテル)を出てプラヤ(海岸)に向かった。
酔っ払ったまま泳ぐのは問題があるけれど、この青い海!バヨーナ1
砂浜でゴロゴロするだけなんてもったいない。(しかも砂浜には至る所に藻が打ち上げられていてあまり美しくない)

日焼け止めをしっかり塗りこみ、周りを見ると、何人か泳いでいる人もいる。が、皮膚感覚がニブイ(と私は思っている)白人ばかりなのでそろそろと用心しながら海に入ってみると・・・うう、やっぱり冷たい。

パラドールのある岬のおかげで湾、というか入り江になっているBayonaの海は、

ナザレのようにどっぱーん!!という大波が打ち寄せて波の中でグルグル転がされ、上下がどちらか分かりません!というような恐ろしい目に遭うことはないかわりに、海水の動きがないせいか、どこまで泳いでもひたすら水温が低い。底冷えがする海水って初めてだ。

目の前には(岬から陸続きだけど)浮島があり、背後にはパラドールのある岬が控えていて景色はとってもいいけれど、残念ながら海水浴を楽しむには寒すぎる。。。


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無骨な昔のお城を活用した外観からは想像できないくらい、パラドール(スペイン国営ホテル)の内装は新しくて豪華!ロビーのソファに座るとふっかりとしたクッションがとても心地よくて、オスタル(安宿)のハエだらけのベッドよりも格段に寝心地がよさそう。テレサには申し訳ないけれど、きっとダビーもこのソファに座ったら私と同じように思うに違いない。

フロントのセニョールからレストランや
バヨーナパラドール
↑プールの場所や、城壁を1周する道筋を教えてもらい、ふかふかクッションのすわり心地(もたれ心地?)を堪能した後、城壁に沿ってパラドールを1周してみた。

大西洋にぷっかり浮かぶ要塞のようなパラドールは見た目以上に大きくて、1周するのに50分くらいかかってしまった。スペインの山間にあるような小さな村なら、この中にすっぽり入ってしまいそう。

遊歩道のようになったパラドールの外周にはベンチも置かれていて自分が気に入った眺めを見ながらスケッチでも描きたい気分。
リスボンで日記帳に大作のイラストを描きあげた時に、大事なピンクのボールペンを無くしてしまったことが今になって悔やまれる。あれ以来イラストは黒一色で描いているのでどれもこれも陰気くさい

さすが王族もご使用になるパラドールだけのことはあり、リストランテ(レストラン)のお料理もサービスもいかにも上品。

おいしいのはもちろんだけれど、こういう「THE 一流」という雰囲気のお店ってどうも女性おひとり様(しかもかなりカジュアルな服装)には敷居が高い感じがするけれど、席に案内してくれたセニョール(おじさん)もお料理を運んできてくれたセニョールも、押し付けがましくない親切さで接してくれるのがとってもいい


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「もちろんです!敷地内は自由に歩いて下さい。パラドール(スペイン国営ホテル)のレストランにはどなたでも入れますよ、セニョリータ」とのこと。これで気後れせずに見学ができる。

それにしても・・・「セニョリータ」と呼ばれることの嬉しさったら!そう呼ばれるたびに若返る気がする。
このことだけでもスペインに戻ってきてよかった!と思う今日このごろ・・・。


手入れの行き届いたパラドールの庭園にはたくさんのお花が咲いていて見ているだけで心が和む。パラドールはBayonaの入り江の岬の突端に建っているので、

真っ青な大西洋に浮かぶ要塞のよう波をふちどるレースのような真っ白い泡を見ているだけでも優雅な気分になる。
こんなところに泊まる人たちは、ハエがブンブン飛び回る気配で

「うわっ!」と驚いて朝目覚める、なんてことは絶対にないだろうな・・・。


緩やかな上り坂を15分くらい歩くとパラドールの建物に到着した。門番のセニョール(おじさん)に言われたように、宿泊客でなくてもレストランは使用できるかどうかをフロントのセニョールに確認してみる。
お天気がいいので海がキレイそうなら午後からプラヤ(海岸)でひと泳ぎしようと思っていたので、

普段よりカジュアルな(=貧乏くさい)服装の私にもセニョールはニコヤカに対応してくれた。
接客面での社員教育も行き届いているなあ。。。さすがです!


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翌朝。
何かがブンブンと飛び回る気配がする。飛び回るだけじゃなく顔に止まるヤツまでいてビックリして目を覚ますと、

部屋の中にはハエがいっぱい!!

いくら山に近いからってこのハエの多さはいただけない。。。
リビングに移動して買い置きのビスケットとバナナで朝ゴハンを済ませ、部屋に戻るとベッドの上、私が寝ていた部分にハエが10匹くらいたかっていて

「そんなにハエを呼ぶのか私は・・・」とショックを受けた
。そんなに汚いのかしら。

素敵な男子は全然近づいてこないのに、ハエにはこんなに好かれているなんて・・・。

ハエが乱舞する部屋で身支度を整えて再びリビングに移動するとテレサがいたので、
「私の部屋、ハエがいっぱい!!!」と訴えると、テレサに「セニョリータが戻ってくるまでにハエを追い出しておくから!プラヤ(海岸)で遊んでらっしゃい」と軽くいなされた。

テレサの家からプラヤまでブラブラと坂を下る。空も海も昨日と同じように青くてキレイ。Bayonaの町全体がまだ『準備中』の雰囲気。Bar(立ち飲み屋さん)何か飲む気分でもないので、昨日見かけたパラドール(スペイン国営ホテル)
バヨーナパラドール1
に行ってみた。

エストレマドゥーラ地方でドカドカと入り込んで遠慮なく見学させてもらった「修道院あがりの