王宮でイスラム様式の装飾を堪能した後は、お山の上にある
シントラの、更に高台に建っているペーナ宮殿を目指す。
今いるところからペーナ宮殿まではそこそこの距離がありそうなので、観光案内所の職員さんが教えてくれたバスに乗って行くつもりだったけれど、バスの発車時刻までまだ1時間近くある・・・。
1時間もあれば徒歩でも着くかな?ちょっと頑張ってみようかな。と、軽い気持ちで歩き出す。最初は
ゆるやか〜〜〜な上り坂が続き、森の中の道なので木陰ばかりで
「楽勝楽勝。これでバス代も浮いたしラッキー」などと鼻歌まじり。しかも時々
「あっここ近道っぽい」と思うケモノ道に分け入り、道なき道ではあるものの順調に山を登っていた。
森林浴気分で30分くらい歩いていると、
←Castelo Palace→と、正反対の方向を示した看板?がついた門が建っている(私が行きたいのは
「Palace」の方)。
距離が書いていないのが若干気になるけれど、ここまで特に問題なく歩いて来られたし、少しくらい寄り道してもペーナ宮殿の閉館時間には余裕で間に合うだろう、とこれまた軽い気持ちで
「←Castelo」と書いてある門をくぐってみた。
・・・失敗した。行けども行けども足元の悪い山道。
時々下草で足を引っかいて
「いたっ!!もー!!草のバカ!」と悪態をつきつつ、かなり頑張って歩いたけれどCasteloなんてどこにもない。疲れてきたので道端の大きな岩によじ登り、汗を拭いたりお水を飲んだりして休憩していると、どこからか
縦笛のような音で演奏している
♪マイウェイ のサビの部分が聴こえてきたのがおかしくてプッと吹き出してしまい、
腰かけていた岩からズリ落ちそうになった。この鬱蒼とした山道を、
ご苦労な事にわざわざ
縦笛を持って登ってきた人がいる・・・。そしてその人はなぜここで
♪マイウェイ を演奏する?
こんな山の中で
「信じたこの道を私は行くだけ」とはなんと無謀な。。。
まさか道に迷った人のSOSじゃないでしょうね。
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