カスカイスの親切な観光案内所の職員さんに見送ってもらい、再び6番のバス停に戻る。
オラリオ(時刻表)通り、律儀に発車したバスで、
うねうねとした道を上る。結構なうねうね加減で、バスもあまりスピードを出さない。最初のうちは「今か今か」と到着が待ち遠しく、気持ちが逸っていたのに、いつの間にか早くロカ岬に着いてほしいような、でもやっぱり着いてほしくないような、
なんだか言いようのない複雑な気持ちになってきた。期待しすぎて実際行ってみるとガッカリ、ってことにならないだろうか?とか、しなくていい心配までがアタマをよぎる。(今までそんな経験をしたのは
ブリュッセルの
小便小僧くらいかな。でもコレは
「世界三大ガッカリの中のひとつ」、という知識があったにも関わらず、
実際に見ると想像以上にガッカリできるという、考え方によっては貴重な体験でもあるけれど)
そんな事を考えている私をうねうね道から海を眺める高台にまで、バスは運んできてくれた。左手の視界が開けると、ものすごく深い青色をした海が
どーーーん!!!と迫ってきた。そしてまだかなり距離はあるけれども前方に小さく塔が見え始めた。
あの塔なんだろう?ロカ岬に立っているのは石碑のはずだし・・・と思って目を凝らしていると、その塔はどうやら
ロカ岬観光案内所になっているみたい。バスはそのまん前に到着した。他に乗客はいなかったので、キョロキョロしながら観光案内所に入る。
ここではまだ
「地の果て」ムードはないものの、
最西端到達証明書用申請書(?)に名前と国籍を記入し、観光案内所の職員さんに渡すと、おっとりとした口調で
「高い方か安い方か、どちらかを選んで」と言われた。
証明書にも2種類あるんだ。
高い方と安い方って・・・再生紙と普通紙、くらいの差なら安い方でいいんだけどな〜・・・。でもせっかくここまで来て、少しのお金をケチって、あんまり貧乏ったらしい証明書だと残念だし。迷った時は人に聞くのが一番なので、
「安い方って?高い方って?」と、観光案内所の職員さん手を煩わせつつ両方の証明書を見せてもらい、
結局安い方でお願いすることにした。
多少見てくれに違いはあるけれど、
名前と国籍を書いてもらうだけなら安い方で十分かなあと。もし高い方に記念写真なんかを転写してくれるなら、迷うことなく高い方にしただろうな。(あくまでも自分が大好きな私・・・)
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