気ままに暮らす旅好き・離島好き・変身写真好きなはてるまの身辺雑記です。
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ちなみにプロフの写真はベトナムで撮ってきました。
海外放浪経験の思い出などなど、マイペースで更新していきますのでよろしくう〜
   


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タクシーの中で「私の名前はマリアよ」「私の名前はてるまです」と、セニョーラ(おばさん)と名乗りあう。
セニョーラ(おばさん)はご主人と2人暮らしで、お部屋が空いているのでプライベートルームを始めたらしく、日本人は部屋もシャワーもキレイに使ってくれるから大好き!と言っていた。(たしかに他の日本人はそうかもしれないけど、私は連泊すると決めた部屋はそこに入った瞬間から

そこを自分の部屋として扱うので、セニョーラの期待を裏切る可能性はとっても高い・・・)


しばらくの間お世話になることになったお宿は、ナザレの中心地(バラード駅周辺は中心地ではないらしい)から少し離れた高台に建っていた。うわ、キレイな外観!!これはかなりよさそう!と思いつつお部屋に入ると・・・

きゃーキレイ!!めっちゃカワイイ!!
と小躍りしたいくらいのお部屋でビックリした。窓も大きいし、日当たりもいいし、ダブルベッドのスプリングもいい。カーテンもベッドカバーも枕カバーも花柄のセット。
なんておしゃれなゲストルーム。。。ここで1,500円なんて・・・セニョーラ、もう少し宿泊費を高く設定してもいいんじゃない?!

と喜んでいると、セニョーラは今までにここに泊まったゲストたちが書いた宿帳がわりのノートを持ってきてくれた。
「歩き方」(今持っているのはスペイン版なのでポルトガルに来てからは一度も手にとっていない)、自分で書いた日記、そして「ねじまき鳥クロニクル」の3巻以外で日本語を目にするのは久しぶりなので、貪るようにノートに書かれた文章を読んだ。

セニョーラの日本人好きを反映してか、やはり日本人の感想がダントツに多い。
日本で観た映画の感想を丁寧に書いている人がいれば、1年、2年と旅をしている人もたくさんいる。

中には「もう3年日本に帰ってません」というツワモノも!うーん、羨ましい・・・。
年単位で旅をしている人ではなさそうだけれど、

このお宿に「25連泊した」という人もいてウラヤマシイというよりもただただビックリ。25連泊・・・たしかにのどかで良さそうな町ではあるけれど、この長さはただごとではないような。。。

何が彼をこの小さな町に25連泊させたんだろう?
私もナザレの魅力を探さねば!



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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

こんなに誰も乗ってこなくて採算が合うのだろうかポルトガル国鉄?と心配になるくらい、他の乗客に会わないままに目的地、ナザレのバラード駅に到着した。

バラード駅の3つくらい手前から「そろそろかな?」と思って駅舎を通るたびに注意していると、

これが駅?バス停じゃないの?と思うようなこじんまりとした駅舎ばかりで、バラード駅前にATMがなかったらどうしよう・・という不安を覚えつつ、ATMを探そうと思った矢先に

「宿あるよ〜」という感じで客引きをしていたセニョーラ(おばさん)と目が合った。

セニョーラの客引きなんて珍しい。リスボンのレストランでもセニョーラに客引きされたし、ポルトガルの女の人は働き者だなあ。

などと思っていると、セニョーラは今まで自分のおうちに泊まった日本人が書いたらしい日本語のオススメ文を手に、ニコニコして近づいてきた。
ロカ岬で出会った日本人のおばちゃんたちですら「外人」と思ったくらいに

無国籍化している私を、すぐに「日本人」と

見破ったセニョーラの眼力
に驚きつつ早速宿代の交渉。

プライベートルーム(多分無許可営業)その値段は高い!もう少しまけて!と一言言っただけで約1,000円の値引き。3泊するからもう少しまけて!と言うと、更に1,000円値引きしてくれた。

こんなにアッサリと、しかもどんどん値引きしてもらっていいのかな?
・・・あまりにもスムーズに交渉が進むと、

なんだかこちらがとってもアコギな悪人のような

気分になるのはなぜ


冷蔵庫もシャワーも自由に使っていいという条件で、結局、1泊あたり約1,500円でセニョーラのおうちに泊めてもらうことになった。

しかし。セニョーラのおうちに移動する為にはバラード駅からタクシーに乗らないとダメらしい。えっここからナザレの町までそんなに遠いの?!

セニョーラを疑うわけじゃないけど・・・と、バラード駅の駅員さんに確かめてみると、確かにナザレの中心地まではバスかタクシーで移動するのがいいくらいの距離があるらしい。そしてバスは頻繁に出ていない、とのこと。

むむ、不便な町だなあ。。。
仕方ないのでセニョーラとタクシーに乗り、タクシー代は折半することになった。
タクシー代の割り勘が前提だったから、セニョーラはあんなに簡単に値引きしてくれたのかも・・・。


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翌日。
今日も鉄道会社のストライキが続いてたら移動はバスにしないと・・・などと考えつつフロントに行くと、クラウディオがいた。

「今日もバスのストライキが続いてる?」と聞こうとして、

ついつい「ショーペロ」イタリア語でストライキのこと)と言ってしまい、クラウディオに
「ストライキは昨日で終わったよ。リスボンに来る事があればまたいつでも歓迎するよ、

さよなら、ショーペロセニョーラ!」
と笑顔で送り出してもらった。

まずはカセムという駅までの近郊電車に乗る。シントラに行く時に乗ってあまりの新しさに感動した近郊列車の車両とは違い、

「使い込んでます」調の車両。でも座席は片側が2列、通路を挟んで片側が3列が横並びになっていて、人が少なければ6人掛けのボックス席を1人で占領できる幅広さ。

2等車両で6人掛けを占有していると、途中からアーミーっぽい若い衆たちがどやどやと乗り込んで来て相席になった。
どこまで行くの?と聞かれたので、今から行く町の名前答えると、その前に「オビドス」に行くべきだ!と熱心に勧められた。
オビドスね、覚えとく!!先日ファドレストランで出会い、リスボンを案内してくれた語夫婦といい、このアーミーの若い衆たちといい、ガイドブックがなくても色々と情報は集まるものだなあ。

アーミー達は先に下車してしまい、カセムで乗り換えてからは車両にはほぼ私一人という状態。そこから2時間半の列車の移動中、いや本当にポルトガルはいい!!ってことを実感した。

窓からの景色がすごくいい。なだらかに続く丘の上には風車がちらほら。一面の草原の中にポツポツと立っている白い壁に赤い屋根のおうちはミニチュアにして部屋に飾っておきたいくらいに可愛いし。。。

「のどか」という言葉を絵に描いて、その絵を

延々と電車の窓の外に吊り下げてもらっている
のでは?と思うくらい。
これから未知の土地に行くのを忘れるくらいに心が休まる風景だなあ・・・。



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テージョ川クルーズからジェロニモス修道院まで、半日以上かけてリスボンを案内してくれた親切なご夫婦と

「またいつかどこかで会いましょう!!」と堅い握手でお別れし、お宿に戻るとフロントにはヘルパーさんのクラウディアがいた。

今日1日の出来事をスペイン語となんちゃってポルトガル語でポツポツとクラウディアに報告。私が「エドゥアルド7世広場のベンチに長い間座って周りの人たちを見ていた」とか、ファドレストランで会ったご夫婦とテージョ川クルーズで再会して、クリスト・レイやジェロニモス修道院に連れて行ってもらった」と話すと、クラウディアから
「今の言葉を英語で話して!」とリクエストされる。
英語好きなの?と聞くと、
「クラウディオみたいに英語が話せるようになりたいけど、勉強する時間がなくって・・・」という答え。
クラウディオはインド人(顔の造りから私は勝手にそう思っている)だから、英語が話せるのは当然なんじゃないかな?でもたしかにこんな仕事をしていれば、英語が話せる方が何かと便利とは思うけど。

1日このお宿で働いてるし、時間がないのは仕方がないよね、と言うと、「仕事だけじゃなく、家に帰ると3歳の娘がいるから大変なの」という答えが。

クラウディア、20歳くらいに見えるのに!!!そんなに大きな子供さんがいるの?!

ポルトガルの人って早婚?!!「育児」とか「お母さん」のニオイが全然しないねクラウディア!・・・って、ポルトガル語でどう言えばいいの?などとしばし無言で考えているとこのお宿の住人っぽいセニョーラ(おばさん)がお出かけから帰ってきた。
フロントにいる私にかまわず、セニョーラはクラウディアに

どわーーーっとポルトガル語で何かを話して自分の部屋に入ってしまった。

今あのセニョーラが何て言ったか分かる?とクラウディアに聞かれたので、
「分かったのは『バス』って言葉だけだった」と答えると、「今日は列車がストライキで動いていないからバスが混んでて大変だった」って言ったのよ、と教えてくれた。

こんな穏やかそうな人たちの国でもストライキがあるんだ・・・って感心してる場合じゃない!

明日は列車で次の町に移動する予定なのにっ!



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オンタリオ在住のご夫婦お誘いを断りきれず、
「じゃあ軽く、少しだけ」と言いつつご夫婦オススメのシーフードレストランでワインとお料理を頂くことに・・・。
お酒が入るとご主人はますます饒舌になり、ポルトガル語も早口になっていくので何を言われているか分からなくなってきた。
こんな時、アルカイックスマイルって便利。ほんとにこのほほえみは東洋人の武器でもあり、盾でもあるなあ。


ご主人と奥様は自分たちのオススメの地名を私がいつも持ち歩いているメモに書いてくれた。そして巨大なキリスト像(クリスト・レイ)まで案内してくれた上に、キリストの足元まで上れるエレベーターにも一緒に乗ってくれた。対岸に広がるリスボンの街を見ながら、
ジェロニモス修道院には行った?」と聞かれたので、まだ行ってません、と答えると

リスボンに来てジェロニモス修道院に行かないなんて!!」と本気で驚いた様子。
クリスト・レイから地上に戻るやいなや、テージョ川の対岸に戻り、早速ジェロニモス修道院に案内してくれた。
(食事代・移動費・エレベーター代・ジェロニモス修道院の入場料は全てご主人が払ってくれた。こんなに親切にしてもらっていいのかなあ・・・)

ジェロニモス修道院は門には「これでもか!!」というくらいに細かな彫刻がほどこされている。パティオ(中庭)を取り囲む回廊も天井が高くて通路の幅も広くて、この回廊を歩いているだけでも

ありがたあい気分になってくる。しかもこの回廊、驚く事に二階建てになっている。二階建ての回廊なんて初めて見た。


建物の内部に安置されているのは、更にありがたいものたち。インド航路を発見したバスコ・ダ・ガマの棺に、先日ロカ岬に立つ石塔に刻まれていた

(例の「ここに地終わり・・・」という一節)叙事詩の作者、ポルトガルを代表する詩人・カモンエスの棺。

大航海時代に活躍した人たちが眠るこの場所は、大航海時代にポルトガルに流入した莫大なお金をふんだんに使って完成したんだなあ。
ジェロニモス修道院は、今はヨーロッパの一地方になってしまったポルトガルが光り輝いていた時代の、

栄光の遺産なんだ。。。



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お昼からはテージョ川を渡るフェリーに乗り、いつもは丘の上から見下ろすリスボンの街を見上げつつしばしテージョ川クルーズを楽しんだ。

なんとなく聞き覚えのある声が・・・と思って振り向くと、ファドレストランで出会ったオンタリオ在住の陽気なご夫婦が!!
ほんの数時間、隣の席でファドを聴いただけだけど・・・

私の事覚えてるかな?再会したのも何かのご縁だし、ちょっと声をかけてみよう!
と思い、
「ボア タールデ(こんにちは)」と挨拶をすると、
ご主人が先に「ボア タールデ」と挨拶を返してくれ、奥様が
ファドレストラン!!A Severa!!」で会った子ね、という感じ)と、即座に私の事を思い出してくれた様子。

お話を聞くと、このご夫婦は明日か明後日にはオンタリオに戻るらしい。
今度リスボンに来るのはいつか分からないので、大好きなリスボンをこの目に焼き付けておきたいんだ!!
と、ご主人は熱く語り、奥様はファドレストランで出会った時と同じようにニコニコしてうなずきながらご主人の話を聞いている。

ご主人に、君はずっとリスボンにいるの?と聞かれたので、
うーーーん、どうしようか考えてる最中なんですよね〜〜・・・と、頼りない返事をすると、ご主人は

もちろんリスボンは素晴らしい街だけれど、ポルトガルという国はどの地域も素晴らしい!

だから君はこれからどこへ行っても

きっといい経験ができるはずだ
!!私が特に素晴らしいと思うのはココとココとココと・・・
と、今までよりも更に熱く、ポルトガルの見どころを教えてくれた。
もしもこれから行く先々でこのご主人のみたいな人に出会えれば、「歩き方」も観光案内所も必要ないだろうな。。。

そうこうしているうちにフェリーはリスボンの対岸に到着。
おいしい魚料理のレストランがあるから一緒に行きましょう!とご主人と奥様はまるで昔からの知り合いのように私を誘ってくれた。
フェリーに乗る前にお昼ゴハンを食べたところなので・・・と言うと、奥様は
「私たちもフェリーに乗る前に食事を済ませたけれど、

ここのレストランの料理なら食べられるのよ!」
と言って全く引く気配がない。
ファドレストラン前から客引きされた時と展開が似ている。。。

もしかして・・・ポルトガルの女の人って意外に強引


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今泊まっている安宿のオーナーのセニョールはクラウディオというインド人の男性で、よく似た名前のクラウディア、という女の子がヘルパーさんとして骨惜しみをせずよく働いている。毎日マメにタオルを取り替えてくれるのも、シーツに広がるジャガイモの皮みたいなボロボロの日焼け後の皮を掃除してくれているのはこのクラウディア。お手数かけてすみません・・・。

クラウディオもクラウディアもとってもお喋り好きなので、フロントで会うたびにリスボンの豆知識や簡単なポルトガル語、リスボン以外のポルトガルの見どころなどを教えてくれる。

昨夜はクラウディアがフロントにいたので、
「ドイツに絵葉書を出したい。ポルトガル語で『ドイツ』ってどう書くの?」
「『Almenia』って書くのよ」
と教えてもらったので、郵便局では絵葉書の表に張り切って「Almenia」と明記したのに、窓口のセニョーラ(おばさん)は私が外国人と見るや、普通に英語で話しかけてきてくれて、
ポルトガルでは英語が通じるから『Germany』でいいわよ」と教えてくれた。
ごくごく普通のセニョーラが何の苦もなく二ヶ国語を話す事にも慣れてきたなあ。ほんとはすごい事なのに。。。

郵便局を出て、お土産物屋さんオススメの「食堂」に行ってみた。店員さんに2階に行けだの1階に下りろだのとしばしをたらいまわしにされた後、やっと着席できた。
お店のスタイルは町の食堂というよりも社員食堂、という雰囲気。大皿に入ったおかずが何種類物もあり、店員さんに好きなおかずを指差していくと小分けしてくれる。

お店のシステムがよく分からなかったので、アレもコレもと指さしていると
何回目かの注文で

「注文しすぎ!何人分食べるの?」と、
おかずを取り分けてくれるセニョーラ(おばさん)に笑われてしまった。。。

悩みながら2品返品。結局お魚(多分タラ)とジャガイモとレタスのサラダ、羊の肉っぽいのをトマトと煮たもの、白身魚とパイナップル?のフリッターを選んで

パン、ガス入りのお水を別注して400円くらいだった。
ファドを聴きに行ったときに強引に客引きをされて連れて行かれたレストランも安くておいしかったし、安くておいしいゴハンが食べられて、節約旅行者にはほんとにありがたい。

ポルトガルっていい国だなあ



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翌日。

昨日シントラの観光案内所でもらった地図で確認したところ、シントラ駅からペーナ宮殿まで、

寄り道せずに歩いたとして片道4kmの距離があったらしい。。。
城壁の廃墟に寄り道したり、ペーナ宮殿の敷地内から建物まで歩いたってことは、半日で10km以上山道を登ったり下ったりしたんだ。

山を降りてから食べたトラウゼイロがおいしかったわけだ。。。


なので今日は休養を兼ねて、リスボン市内をうろつくことにした。
丘の多い街なのに、まだこの街の数少ない名物、市電にも乗っていないし。したいことはたくさんある。
路面電車の運転手さんにはリスボンに着いて早々優しくしてもらったいい思い出があるので、ルートはあまり下調べしなくても「運転手さんに聞けばなんとかなるだろう」という軽い気持ちで(観光案内所まで行くのが面倒だったこともあり)まずはリスボンを見下ろせる、エドゥアルド7世公園の展望台まで徒歩で行くつもりだったのに・・・
全く正反対のロシオ駅方面に着いてしまった。

方向音痴は相変わらずだなあ。。。


周りの人たちに助けてもらいつつ一旦テージョ川のほとりまで降りて、中央に大きな騎馬像があり、1908年にカルロス一世と皇太子が暗殺された悲劇の舞台となったコメルシオ広場に行ってみた。

「やっぱりテージョ川って海みたいといつもと同じ感想を持ちつつ、近くのBar(カフェっぽいお店)で濃いビッカ(エスプレッソ)を飲みながら、友達やシチリア島のカターニアでお世話になったパパーに絵葉書など認めた。
ロカ岬の観光案内所で買った絵葉書を見て、「ほんとにここに行ったんだなあ・・・」と新たな感慨がわいてくる。
郵便局を探しがてら、再び頑張って坂を上る。丘の斜面を利用した作ったエドゥアルド7世公園から市内を一望つつ、ベンチで休憩。

近くのお土産物屋さんのセニョーラ(おばさん)に郵便局の場所を教えてもらい、ついでに「安くておいしいお店を知りませんか?」と聞くと、レストランじゃなく食堂みたいなお店の場所を教えてくれた。
食堂か・・・お魚の炭火焼があればいいんだけど。。。


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山の木の葉が風に揺られて常にサワサワと鳴り続けていて、海鳴りみたい。

そしてペーナ宮殿の周りの木々は他の木よりも緑が濃いみたい。
だからペーナ宮殿は緑の海に浮かんだ黄色い島みたい。


このコントラストを楽しむために「ちょっとヘン・・」と思うような黄色の建物にしたのかな?

宮殿から見下ろす山というか丘だけを見ていると、「外敵から領地を守るために作られた中世のお城」に相応しい立地なのに、一歩宮殿の中に入ると、山のふもとにある王宮同様、イスラムの香りが漂う豪華な部屋が楽しめる。この不思議な感覚がどうにも忘れがたく、Queen’s Terraceと宮殿の内部を何度も出たり入ったりしてしまった。

山の木々からなる緑の海の向こうにはミニチュアのような可愛らしいシントラの町があり、町に続いて箱庭のようなこじんまりとした畑がある、と思ったら、

その向こうはもう本物の真っ青な海。昨日ロカ岬から飽かずに眺めた大西洋が、この山の上からもハッキリと見渡せる。

やっぱり海の近くはいいなあ。気持ちが広々する。
ポルトガルに来て毎日思ってるけど、ほんとにこの国に来てよかったなあ。。。


ペーナ宮殿からシントラ駅に戻る途中、レプブリカ広場のBar(カフェっぽいお店)で休憩。お店の人にオススメのお菓子を尋ねると(通じるかな?と思ってスペイン語で聞いてみたら完璧に通じた上に、えらく喜ばれた。スペイン語を使ってこんなに喜ばれるなら、もしポルトガル語で話した日には

狂喜乱舞してもらえるかもしれない
トラウゼイロという、パイ生地にあまーーいクリームが入ったお菓子を勧めてくれた。

山歩きで疲れた体にはこの甘さがとっても嬉しい。緑の海で眼福、山の木の葉がサワサワなる音(と不意に聴こえる♪マイウェイ)で耳福、そしてトラウゼイロで口福。

うーーん、シントラ最高!!



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お猿列車に乗り損ねたのでもう一度気合を入れなおしてペーナ宮殿の入り口まで、坂道を上りきることにした。一旦丘に隠れた宮殿っぽい建物が再び見えてきたのでラストスパートをかけ、大汗をかきながら今度こそ本当にペーナ宮殿に到着!!
ポルトガル 012


・・・黄色の壁と黄色のタイルの組み合わせにそこはかとない違和感が。イタリアでよく見たドーム型の屋根の建物があったり、(今回の放浪では通っていないけれど)ロマンチック街道のお城につきものの四角い塔が建ってたり。色遣いだけじゃなく、建物そのものもごった煮風でそこはかとなく妙な感じがする。
(この違和感は気のせいではなかったらしく、ペーナ宮殿

実際にイスラム・ゴシック・ルネサンス・マヌエル等々各様式の

寄せ集め建築
らしい)

けれど内部はとってもおもしろくて、外観の違和感も吹き飛んでしまった。
お部屋の天井は今まで見てきたお城や宮殿に比べると若干低めで、背の高い人には少し圧迫感があるかもしれないけれど、スペインのアルハンブラ宮殿やアルカサルと同じく、パティオ(中庭)を取り囲むようにして建てられた2階建ての建物の各部屋(お部屋もこれまたさして広々していないが)には「今ここでは人が生活してます」って感じの家具や装飾品がたくさん展示していて、「宮殿に遊びに来ました」という気持ちになる、

その雰囲気がとても新鮮


人が住んでいる生活感のある宮殿なんて今まで見たことなかったな〜。なんだか王族を身近に感じるなあ、と思っていると、見学路の近くのテーブルにさりげなく

お水やクッキー(本物)が置かれていたりして。ほんとに意外な楽しさのある宮殿だなあ。楽しい気分でお部屋や礼拝堂を見学したあと、Queen’s Terraceに出て、ペーナ宮殿本体を見下ろしてみた。

すごい!!宮殿の周りは緑の海!!
シントラの町も大西洋もまとめて一望できる。眼福だあ!!



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不意打ちの♪マイウェイ(サビの部分を何度か繰り返して演奏した後、急に音が聞こえなくなった)を聴きながらしばし休憩し、再び道なき道を歩き始めた。

すると、もしやこれがCastelo?ちょっと詐欺みたい。。。と見るだけで気落ちするような、石造りの城壁(しかも明らかに『城壁の一部』って感じ)風の廃墟にたどりついた。

Castelo(廃墟)って明記しておいてよ〜!と思いつつ、城壁(多分)の端のほうまで行ってみると、頑張って山道を登ってきた甲斐はあり、シントラの町を一望できる見事な眺め。
お城じゃなく、展望台に来たんだと思うことにしてしばらく城壁に座って涼しい山の風に吹かれた後、本当の目的地であるペーナ宮殿に向かって出発!

山のてっぺんに絶対アレだ!」と思う建物がチラチラ見えるのに、これがまたなかなか着かない。こういうのが胸突き八丁で一番苦しいのよね。。。ゴールは目の前っぽいのになあ・・・でもきっとこんなに苦労しただけの値打ちがある宮殿に違いない!!

頑張れ私!!
とブツブツ言いながら足元ばかり見て歩いていると、とうとうペーナ宮殿の敷地に到着した。

やったー!!
終わりの来ない夜なんてないのよ、休まず歩いてればどんなに遠くても着くのよ!!
と喜んで敷地内に入ると、ここから建物まで、更に坂道が続いている。。。

ゴールしたと思ったのに・・・あ、でもあそこに止まってる、遊園地のお猿列車みたいなのに乗れるのかな?

タダかな?
と躊躇している間に、ここからペーナ宮殿の入り口までを往復している(らしい)お猿列車(お猿は運転していないけれど)は他の観光客で満員になってしまい、あっという間に発車してしまった。

躊躇してる場合じゃなかったのに。私ってほんとにドンくさいなあ。。。


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王宮でイスラム様式の装飾を堪能した後は、お山の上にあるシントラの、更に高台に建っているペーナ宮殿を目指す。
今いるところからペーナ宮殿まではそこそこの距離がありそうなので、観光案内所の職員さんが教えてくれたバスに乗って行くつもりだったけれど、バスの発車時刻までまだ1時間近くある・・・。
1時間もあれば徒歩でも着くかな?ちょっと頑張ってみようかな

と、軽い気持ちで歩き出す。最初はゆるやか〜〜〜な上り坂が続き、森の中の道なので木陰ばかりで

「楽勝楽勝。これでバス代も浮いたしラッキー」などと鼻歌まじり。しかも時々「あっここ近道っぽい」と思うケモノ道に分け入り、道なき道ではあるものの順調に山を登っていた。

森林浴気分で30分くらい歩いていると、←Castelo  Palace→と、正反対の方向を示した看板?がついた門が建っている(私が行きたいのは「Palace」の方)。

距離が書いていないのが若干気になるけれど、ここまで特に問題なく歩いて来られたし、少しくらい寄り道してもペーナ宮殿の閉館時間には余裕で間に合うだろう、とこれまた軽い気持ちで「←Castelo」と書いてある門をくぐってみた。

・・・失敗した。行けども行けども足元の悪い山道。

時々下草で足を引っかいて「いたっ!!もー!!草のバカ!」と悪態をつきつつ、かなり頑張って歩いたけれどCasteloなんてどこにもない。疲れてきたので道端の大きな岩によじ登り、汗を拭いたりお水を飲んだりして休憩していると、どこからか縦笛のような音で演奏している ♪マイウェイ のサビの部分が聴こえてきたのがおかしくてプッと吹き出してしまい、腰かけていた岩からズリ落ちそうになった。

この鬱蒼とした山道を、ご苦労な事にわざわざ縦笛を持って登ってきた人がいる・・・。そしてその人はなぜここで♪マイウェイ を演奏する?

こんな山の中で「信じたこの道を私は行くだけ」とはなんと無謀な。。。

まさか道に迷った人のSOSじゃないでしょうね。


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