あっ!!ピカソの「初聖体拝領の日」みたいな格好をした子供たちがワラワラいる!
いつの間にこんなにたくさんの子供たちが?! そして子供たちに引き続き、もう少し大きな男の子たち、
見目麗しい青年たち、そしてナイスミドル(死語)世代のセニョール(おじさん)たちも子供たちと同じように赤や白や緑の長い上着に身を包み、カテドラルから何かを運び出そうとしている。
大きなものを運んでるなあ・・・と思ってよく見ると・・・
重さ200kg、金銀財宝で飾られた、きらびやかな聖餅顕置台だあ!!
こんなシーンをリアルタイムで見られるなんてっ!!!私ってなんて運がいいのっ。カトリック僧たちに担がれて目の前をゆっくりと進む聖餅顕置台を見ていると、ありがたさや神々しさを感じるよりも先に、
その豪華さに目がくらむ。200kgの金銀財宝が今目の前を通っていく、その迫力と言ったら!!ふと隣を見ると、私と同じように聖餅顕置台を見守っていたオリエンタルの観光客の男の子がいる。その子は正真正銘の
カトリック教徒らしく、首には(ファッションの為にかけているのではなさそうな)ロザリオをかけ、聞き取れないくらいの声でお祈りの言葉(多分)を唱えつつ、
涙を流しながら聖餅顕置台を見送っていた。
磔刑のキリスト像でも慈愛に溢れるマリア像でもない、もちろん聖人たちでもなく、お神輿さながらに担がれている金ぴかの大きな塔(聖餅顕置台)を涙ぐんで見送っている同世代の男の子の涙を見て、日本人としてごく平均的な信仰心(
お墓参りはお盆の時くらい、クリスマスにはツリーを飾り、お正月には神社に初詣に行き、おみくじの結果に一喜一憂する)しかない私は
彼我の信仰心の違いを痛感したのだった。
きっと彼は旅の途中で何か困ったことがあっても、私みたいにジタバタすることなく、冷静に自分が信じる神様に相談するのだろうなあ、なんて思ったり。
こんなにも強く強く何かを信じられるってすごいことだなあ。 私がさっき
「おお、すごい」と軽い気持ちで眺めたアーチ状になったカテドラルの天井も、細かな彫刻が施された合唱壇も、この男の子にとってはただの
「見どころ」じゃなく、
とってもありがたいものだったんだろうな。。。

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