ハポネサ(日本人)!と呼びかけてくれたセニョーラ(おばさん)によると、
チンチョンのセントロ(中心地)のマヨール広場から、バス通りを少し歩くと
ニンニク工場(多分)があるらしい。
ニンニク工場・・・
そんなにニンニクに興味がありそうに見えたのかしら私?と思ったけれど、なにしろ
「村はずれの古城以外見るべきものもない」(by
歩き方)らしいので、散歩がてらセニョーラが教えてくれた道をブラブラ歩いてみた。
バスを降りた時は
「乾燥してるなあ」と思った
チンチョンの空気にも少し慣れてきたけれど、太陽は相変わらず燦燦と、というよりもギラギラと輝いてモロモロに脱皮している腕を焦がしそうなイキオイ。
ああまた日焼けが悪化する・・・とドキドキしていると、不意に鼻にツンとくる、
ニンニクの香りが漂ってきた。
おお、ココが工場か!と思っていると、一歩近づくたびに
ニンニクの香りが濃くなってくるのには驚いた。
空気の中のニンニク濃度が違うのが如実に分かるのがとっても面白く、3歩工場に近づいて胸いっぱいに空気を吸った後5歩遠ざかって新たに空気を吸い込み、
「わあ、やっぱり離れた分だけニンニクの香りが薄くなる~!」なんて言って喜んでいた。
何もない村でも結構楽しめるものだなあ、私という人間は。。。 通りに誰もいないので、工場前で行きつ戻りつしてつつスーハースーハー呼吸して喜んでいる怪しい東洋人なのに、「なんだコイツ?」と誰に睨まれることもない。こういう好き勝手ができる田舎ってやっぱり大好きだなあ、と思いながら工場の中を覗いてみると、すぐそこに大量の
ニンニクが!!
ニンニクを加工する工場かな?と思っていたけれど、この工場では
チンチョンでできたニンニクを集荷→出荷しているらしい。
一人で門から工場を覗いている謎の東洋人に対して「迷子かな?」と思ったらしい工場の人たちは、親切にも
ニンニクの集荷の手を止めて門までわらわらとやって来て、
「セニョリータ!マヨール広場はあっちだよ」と教えてくれた。親切!
Utielでも思ったけど、
トラバハドール(労働者)って見た目は強面でちょっとビビることもあるけど、気のいい、優しい人が多いような気がする。トラバハドールたちの親切に応えるために、グラシアス!とお礼を言って今来た道を引き返したものの、マヨール広場に戻る途中も
「工場から3歩遠ざかってスーハー、5歩戻ってまたスーハー」というヤツをやっていたらやたら時間がかかってしまった。。。

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