翌日。
早起きをして旧市街まで散歩し、奇岩が連なる岩山を眺め、再度
「不安定な家」を眺めた後、
アランフェスで乗り換えをして、その後は一路
コルドバに向かう。
コルドバといえば、メスキータにメディナ・アサーラにユダヤ人街・・・それよりなにより、マリアや先生をはじめ、
フラメンコ教室のみんながいる街!!
こんなに早く戻ってくるとは思っていなかったけれど、懐かしさになんだかドキドキする。道に迷った時に何度も何度も助けてくれたセニョーラ(おばさん)、元気にしてるかな?? 異国のはずなのに、まるで実家に帰る時のような懐かしさで胸をいっぱいにしながらRENFEの
コルドバ駅に降り立った。もちろんめざすのはセニョーラがいる(はずの)小さなお店。お店の中をのぞくと・・
・レジにいるのは懐かしのセニョーラ!!「Hola〜!!!」と、元気いっぱい挨拶をすると、一瞬キョトンとしたセニョーラ、
次の瞬間にはレジのあるカウンターから飛び出し、ものすごい力で私を抱きしめて「あらまあ、帰ってきたのねこの子は!!!」と、顔中にキスの雨を降らせてくれた。
「セニョール(おじさん:セニョーラのダンナさん)は元気?フラメンコの先生は?マリアは?」と尋ねると、早速セニョール(とカードゲーム友達)が入り浸っているBar(立ち飲み屋さん)に連れて行ってくれた。
またしてもお店を無人にさせてしまってごめんねセニョーラ・・・。 そこでもセニョールとBarの常連のセニョールたちの大歓迎を受けて嬉しいことこの上ない。
私が以前「
コルドバでお世話になったお礼に」と思い立ち、このBarの厨房を借りて、メルカード(市場)でお豆や小麦粉やベーキングパウダーなどなどの材料を買うところから始め、餡を作って皮で包んで蒸しあげるところまでを頑張って頑張って一人で
(しかもびっくりするくらい大量に)作った
「田舎饅頭」のことも覚えてくれていたみたいで、セニョールたちに
「あの日本のお菓子をもう一度作りに帰ってきたのかい?」なんて言われたりして。
みんな私の事を忘れずにいてくれたんだなあ、と思わずゆるむ涙腺に、セニョーラもセニョールたちもちょっともらい泣き。
コルドバっていいところだなあ。戻ってきてよかったなあ・・・。
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