名前からしてエラそうな「
王子の庭園」内にある、名前からして庶民風の
「農夫の家」には豪華なシャンデリアや彫刻のギャラリーまでありいかにも
「贅を尽くした」というシロモノ。
なんとなく、どこかの国で見たような記憶が。見覚えがあるなあ、どこで見たんだったかな、こういう離宮・・・と思っていたところ、
フランスのベルサイユ宮殿に似せてつくらせたから、という説明があり、深く納得。
「Galaria de Estatuas(彫像のギャラリー)」に設置されているこの離宮の名物(?)は、1804年にフランスから運ばれた
『トラヤヌスの柱時計』という巨大な円柱の時計。

政治そっちのけで時計のコレクションにあけくれた往時の
スペイン国王、カルロス四世が手に入れたこの巨大な時計は、小さな星が
チクタクチクタク(
最近このオノマトペって使わないなあ。時計もデジタル表示ばかりだもん)と回転しつつ、柱の上に向かって動いていき、12時間ごとに同じ動きを繰り返す、らしい。
(12時間も時計に貼りついていられないので、本当に12時間後に全く同じ動きをするのかは不明・・・) 円柱時計の他にも「プラチナの部屋」と名づけられたお部屋もあり、狩の休憩に使うだけなのに・・・
どこまで豪勢にお金をかければ気が済むの?と、往時の
スペイン王家の財力に呆れながら、広いお庭をブラブラと散歩する。
この離宮、
ベルサイユ宮殿に似せたということなので、お庭も完璧に計算されつくして幾何学的で、植木もお花も整然とした形式に則って配置されているのだろう、と思ったのに、
あら不思議。離宮の中はかなり
「ベルサイユ」度が高いのに、一歩お庭に出ると言葉は良く言えば
「あるがままの姿」、悪く言うなら
「ほったらかし」の木々の群れ。
アランフェス駅からセントロ(町の中心)まで、未舗装の道路をキャスターに砂を噛んで全くいうことを聞いてくれないタヌ夫さんをひーひー言いながら引っ張ってきたのと同じような「林」が延々と続いている。。。
ところどころ「ここで休憩してね」って感じで設えてくれている噴水も水が枯れていて、ちょっと切ない。
建物はなんとか
ベルサイユを真似たけれど、お庭の野放図さはいかにもスペインって感じ。王様も「ちょっと
ベルサイユと違うみたいだけど・・・
まいっか!」って思ったんだろうな。
好きだなあ、こういうアバウトなところ。
それでこそスペイン王室!って感じで。。。
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