「チーナじゃない。ハポネサ(日本人)。ハポンって知ってる?」と逆にトラバハドール(労働者)に尋ねると、
「うーーん・・・」と困った顔をして、自分の隣に座っているトラバハドールに何か話しかけている。
その問いかけに
「ハポン」も
「ハポネサ」も聞き取れないので、
こりゃさっきの私の言葉は全然通じていなかったのではなかろうか、と思い、トラバハドールをツンツンとつついてこちらを向いてもらい、もう一度(今度は自分の鼻を指差しつつ)
「ハポン!ソイ ハポネサ!!(日本!私は日本人!)」と言ってみた。
するとトラバハドールはウンウンと頷いて、自分の隣のトラバハドールに
「ハポンって知ってるか?(多分)」と聞いていた。聞かれたトラバハドールも日本について知らなかったようで、そのまた隣のトラバハドールに
「ハポンって・・・」という感じで質問している。
伝言ゲームじゃないんだから!と、突っ込みたくなるくらい、みんなが神妙に
「ハポン」「ハポン」と繰り返しているのでなんだかおかしくなってきた。
「ハポンはチーナ(中国)の隣にある国で」(この場合韓国と北朝鮮を挟むと説明がややこしくなるので割愛)と説明しようかな?と思った時に、先ほどカウンターの中にいたセニョーラ(おばさん)に注文した
セルベッソ(ビール)がついに登場!
「ビール」は通じてたんだ、よかったよかった。ボカディーリョ コン トルティーリャ(プレーンオムレツ入りサンドイッチ)も通じていればいいんだけど。と思っていると、セニョーラはケソ(チーズ)を挟んだボガディーリョを出してくれて早口で何かを説明してくれたけれど、これまた何も聞き取れず。
「トルティーリャ入りじゃなくてごめんね」って感じのことを言っているのだろうと思ったので
「グラシアス!」とお礼を言い、ものすごいイキオイでぱくつき、あっという間に食べつくしてしまった。
バレンシアの川沿いでおかずパイとおいしくない菓子パンを食べて以来の食べ物だし、さんざん
「Utielってどんなところ?泊まるところなんてあるの?」とドキドキしていたあとだけに、
胃の腑に入るやいなや、セルベッソもボガディーリョもエネルギーに変わっていく気がするなあ。
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