「
ウン ボカディーリョ コン トルティーリャ イ ウン
セルベッソ ポルファボール!」
(プレーンオムレツのサンドイッチとビールを下さい)とBar(立ち飲み屋さん)のカウンターの中にいるセニョーラ(おばさん)に声をかけると、ペラペラペラっと返事をしてくれたけれど、
「No」くらいしか分からない・・・。
注文自体は通じてるのかな?ボカディーリョか
セルベッソがないのかな?と考えていると、隣に座っていた、さきほど
「デナーダ」と返事をしてくれたトラバハドール(労働者)がセニョーラに二言三言言葉をかけ、自分が食べていたTapas(小皿)料理らしきものを私の方に差し出し、
「食べる?」と聞いてくれた。
見たことがないTapasだし、知らない人からごちそうになるのは異国を一人旅する者としては明らかにNGではあるけれど、こんな田舎町(村?駅舎しか知らないので判断に迷うところだけど)にそうそう悪い人もいないだろうし、お腹も空いてるしありがたく頂いちゃおうかな。と、しばしTapasを見つめたのち、
「いただきます!」の気持ちで「グラシアス」と言い、食材も味付けも正体不明なTapas料理を頂く。・・・おいしいのかしらこれは・・・何かのお肉だろうけど微妙に獣臭い・・・。と、Tapasを口にしたもののしばし無言になってしまった私を心配そうに見守るトラバハドール。
「微妙」なんて言い回しは元々知らないし、
「おいしくない」じゃ失礼だし。
かといって「おいしい」と言ってどんどん「食べろ食べろ」って勧められても困るなあ。こういう時には伝家の宝刀、アルカイックスマイルでごまかしてしまえ!と、トラバハドールに向かって曖昧にニヤニヤ微笑みかけてみた。 トラバハドールはニヤニヤ笑いに隠された私の真意を汲み取ってくれたのか、
それ以上Tapas料理も勧めることなく、「チーナ(中国人)?」と定番の質問をしてきた。
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