今まで数限りなく泊まってきた「節約旅行者向けのお宿」の部屋には、この
バレンシアのお宿とは比べ物にならないくらい狭いところも、窓のひとつもなくて暗くて息苦しくておまけに電気もつかなくて、本当に
「密閉された大き目の棺桶」というようなところも、部屋のドアのカギが昔のお手洗いの鍵みたいに(ちゃんと鍵穴があってそこに鍵を差し込んでカチャリ、なんて上等なものじゃなく)留め金を引っ掛けるだけ(しかもこの宿は毛布まで湿っててそこはかとなくオシッコのニオイがしていた・・・)のところとか、
「さすがにコレはないでしょう!!」というお部屋はたくさんあった。そんなお部屋たちに鍛えられたはずだったのに・・・。
なのにこのレベルのお部屋でこんなに
圧迫感を感じるなんて、これからの旅の先行きがちょっと不安になってくるなあ。まあ人間なんて状況に慣れる生き物だから、そのうち元通りの節約旅行者体質に戻れるだろうけど。。。
でもなんだか寝付けなかったので、気分転換に近くのBar(立ち飲み屋さん)に行ってみることにした。
すると今度は人の多さに
「げっ!!」と驚いてしまう始末。
クラブのパーティで他人にもみくちゃにされても平気だったにも関わらず、街に溢れている人たちを見るとなんだか落ち着かない。
マヨルカ島では散々耳についたドイツ語が、
バレンシアでは全く聞こえなくなったのも少し寂しい。
さっきまでは
「バレンシアに戻ってきてやれやれひと安心」という気持ちだったのに、時間が経つにつれて
「マヨルカ島(イビサ島)は良かったなあ」という気持ちの方が強くなってきたような。。。
ひどい日焼けさえしなきゃほんとはもっと地中海で海水浴もしたかったのに。ひどい日焼けさえなければ、名物電車(マヨルカ島には小さな電車が走っているらしい)に乗って海辺の町にSollerにも行けたのに・・・などなど、し損ねたことをいくつも思いつく。
ひどい日焼けにもかかわらずあれだけ好きに遊べてよかった!とは決して思えないのは
根が欲張りだからだろうか・・・
次に
マヨルカ島に行く時は
日焼け対策を最優先事項にしようと心に誓いつつ、チビチビと炭酸水を飲む夜は次第に更けていくのだった。。。

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