今までの旅の思い出を話してデザートまでしっかり頂いた後、
(お食事代はご主人が払ってくれた。
心からのありがとうとお礼を申し上げます。ごちそう様でした!!)バレンシアまでのドライブ中の車内は、食事前とくらべてほんとに雰囲気がよくなり、ご夫婦に
ビルバオ周辺の見所など色々教えて頂いた。
バレンシアに到着してずうずうしくもお宿の近くまで送ってもらい、ご夫婦にほんとにありがとうございました!!とお礼を言ってからクルマが発進するのを見送っていると、
奥さんが
「さようなら、中国人のお友達!」と言って窓から手を振ってくれていた・・・。
自己紹介で
「日本から来ました」って言ったのに。
まあスペイン人から見れば似たようなものか・・・。 満腹のお腹を抱えて
「歩き方」とビアッヘ(旅行代理店)で頂いたフェリーの時刻表をを参考に、明日からの予定を考えた。エル・サレールではヌーディストビーチに恐れをなしてあまり楽しく泳げなかったので、海沿いの街にやってきた目標を果たすためにはやっぱ海に行かねば!!ということで次の行き先は『地中海の楽園』、
マヨルカ島に決定。
マヨルカ島に2週間3週間も滞在するわけじゃないし、荷物は水着とTシャツ短パン、ナイトライフのための黒いワンピース(コスタ・デル・ソルのフリーマーケットで購入)くらいでいいや。
タヌ夫さんは今のお宿で預かっててもらおう、とちゃっちゃと計画を固め、翌朝を待たずにお宿のフロントのおじさんにタヌ夫さんを預かっててもらう事と、マヨルカ島から
バレンシアに戻ってくる日の夜のお宿の予約をして準備万端整った気になり、部屋に戻ってパッキングをしてみると、いつも街歩きの時に背負っている小さいリュックと、大き目のビニール袋(クチをヒモでぎゅーっと絞り、肩からかけられるタイプ。大昔TVの公開番組を見に行った時に記念品としてもらったもので、
『○○テレビ』なんてロゴがでかでかと入っていて
デザインは全くもってイケてないけど、使い勝手がよいので重宝している)に必要なものは全て入ってしまった。
人間って・・・ムダを削ぎ落とせばたったこれだけの荷物で生きていけるものなんだなあ・・・。 パッキングもすんだし、この部屋にはTVもないのでベッドにごろんと寝転んで天井を見ながらまだまだ消化しきれないアロス・ア・バンダが詰まった胃袋のあたりを撫でていると、額がじっとり汗ばんできた。
外にいる時は確かに温度が高いから暑さは感じるけど、この部屋の中は暑さよりもムシムシ感が強くて空気が重い感じ。
窓があっても、通りに面してないと部屋の中ってこんなに蒸し暑いのかあ・・・これからどんどん暑い季節になるし、安宿に泊まり続けるのはキツイかもしれないなあ。この蒸し暑さの中にいると、寒い寒い冬の夜、冷えきったシーツにくるまりながら
「早く朝にならないかなあ・・・コペルタ(イタリア語で毛布)ちょうだいってシニョーラ(イタリア語でおばさん)にお願いしに行こうかな・・・」と悶々としてた時の方がマシだったような気がしてきたわ。

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