気ままに暮らす旅好き・離島好き・変身写真好きなはてるまの身辺雑記です。
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地中海での海水浴をお腹いっぱい楽しんだ後は、ナイトライフをエンジョイする前にシャワーを浴びてサッパリしたいので、プラヤ(海岸)を後にしたのは16:30くらい。
 昨日水着のショーをみたデパートの前を通った時に、ウィンドウに映った自分の姿をチラ見すると、SPF45の日焼け止めを塗りまくっていたおかげか、Tシャツ・短パンから出ている腕や足はさほど日焼けしている感じではなく、よしよしこれで胴体がしっかり焼けていればポッキー焼けも解消されているはず!

作戦成功
とほくそ笑む。

 ほくそ笑みつつHOTEL COLONに戻り、鏡の前でTシャツと水着を脱いでいて・・・一瞬のビックリの後、大笑い!
 服で隠れて今朝までは真っ白だった胴体は水着の跡を除いて真っ赤!しかも首の付け根のあたりに日焼け止めを塗りすぎたみたいで、焼け残った跡がツキノワグマ
3495805906.jpg

みたいになってる〜!!


 日本で海水浴する時は大抵誰かと一緒だから、少し暑くなったらパラソルの下で休憩したり、海の家にカキ氷を食べに行ったりするけれど・・・今日みたいに1日中自分のペースで好きなだけ泳いだりプラヤでゴロゴロすることなんてなかったから、日焼け止めの塗り方に少々ムラがあっても、こんなに面白い焼け方にはならなかっただろうな。
 ・・・今度海水浴に来る時は、日焼け止めはちゃんと鏡の前で日焼けしたくない範囲を確認しながら塗ることにしよう。

にしてもこの焼け方!!予期せぬ造形美だわ〜。
 


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 あいたたあいたた、と思いながら波打ち際に広がる石のエリアをかろうじてクリアすると、足元ははさらっさらの砂に変わった。一段上のステージだ。。

 やったーこれで地中海独り占め!!と喜びながら、ものすごい遠浅のプラヤ(海岸)を更にずんずん歩く私。
 なかなか泳げる深さにならないので地中海の日差しをマトモに肩で受け止めながらずりずりと歩くと、やっと海水が腰くらいの深さになってくれた。
 
 さあ本格的に泳ぐぞ!我流の平泳ぎながら、日本では遊泳区域の限界にぷかぷか浮いてるブイまで泳がないと気がすまない私。
地中海にはブイがないので泳ぎすぎに注意しなくては・・・。


 遠浅のプラヤをてくてく歩いた甲斐があり、ここからだと昨日ため息混じりで見学した巨大なカテドラルの全景を眺めながらのんびり泳げる。なんて優雅な海水浴日差しは強いけど、海水は冷たくてちょうどいい感じだし、空ははてしなく青空。
 青い空にはマヨルカ空港に離発着するヒコーキが飛行機雲を何本も描き、ほんとに「絵になる風景」
こんな風景の中に自分がいるなんてねえ。。。

 日本ならここらあたりにブイが浮かんでいるであろう、と思うところまで泳いで、目を瞑って仰向けになり、波に揺られているとカラダから余分な力が抜けていくのが分かる。HOTEL COLONの愛想の悪いセニョーラ(おばさん)や、ベルベル城に向かうバスでどう頑張ってもベルベル城の最寄のバス停を教えてくれなかったいけずなバスの運転手に出会ったことも脳のヒダからすーーーっと溶けて耳の穴から流れ出して行くみたい。

海って偉大だ・・・。


 ぷかぷか浮いたまま、閉じたまぶたを通していても眩しいくらいの地中海の太陽としばし戯れる。体のオモテだけ焼けるのも困るので、潮の流れでできる『ゴミの道』にぶつかり、枯れ草やらナプキン(しかも使用済み・・・)にしばしば行く手を阻まれつつ、バスタオルを敷いておいたプラヤ(海岸)まで戻り、うつぶせに寝転んでお水を飲みながら『ねじまき鳥』を読んでみたり。

 なんだか背中がチリチリしてきた、マヨルカの太陽は効くねえ、と思ったらまた海に出てじゃぶじゃぶ泳ぎ、飛行機雲を眺めながらカラダを冷やして、落ち着いたら(ゴミの道は避けつつ)プラヤに戻ってゴロゴロする、という泳→ゴロゴロ→泳→ゴロゴロ→泳→ゴロゴロを、トータルで4セットくらい繰り返した。


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翌朝。

 今日1日でこのみっともないポッキー焼けを解消してやる!
 
 これ以上の日焼けを防ぎたい顔と首・Tシャツの袖からしたの腕全体・短パンの丈から下の脚全体と手の甲と指・足の甲と指に日焼け止めを塗りまくってから水着を着た。
 水着をきてお出かけなんて小学生みたいだけど、私が行こうとしているプラヤ(海岸)には、海の家っぽい施設がないらしい。一応オトナなので公衆の面前で水着に着替えるのはちょっとね・・・・。

 水着の上にTシャツ・短パンも身に着け、HOTEL COLON備え付けのバスタオルを1枚拝借して(ダブルルームをシングルユースさせてもらっているので、リネン類には余裕がある。

ので1枚くらい借りてってもいいかなあと・・・日本から持ってきているのは吸水性がよくてしかも乾きやすい、大判のうすーいガーゼタオル1枚とガーゼてぬぐいなので、HOTEL COLONのバスタオルをビーチマット代わりにしようと目論んでいる)帽子・・サングラス・小銭入れ・「ねじまき鳥クロニクル第3部」の文庫本、お水入りペットボトルを携えて、これで準備は万全!

 HOTEL COLONのフロントにいたセニョール(おじさん)に行ってきまーす!と元気に挨拶し、昨日教えてもらった道順通りに歩いてプラヤに向かった。

 あら・・・昨日宮殿からプラヤ沿いの遊歩道に出た時に「もしかしたら」と思ったけれど、思いの外汚いわ、このプラヤ。
 地中海から流れ着いたペットボトルやらスーパーのビニール袋やら、更に昨日みかけたのと同じくらい、大量の藻が砂浜に打ち上げられていてさほど美しくもなく・・・「ほんとにここは『地中海の楽園』?」と首をかしげてしまった。

 人が多くてワサワサしているような人気のあるプラヤなら、清掃活動ももっともっと行き届いてるのかなあ??
でもまあ今日はのんびり海水浴&ポッキー焼けを解消したいだけだし、わざわざ混んだビーチで人まみれになることもないか。
とりあえずはあまり石や藻がないエリアにHOTEL COLONから持ち出してきたバスタオルを敷き、Tシャツと短パンを脱ぎ捨てて、地中海に突入だー!!

・・・と勇んで駆け出したのはいいけれど
波打ち際は石だらけ!!気をつけないとかなり足に傷がつきそう。。。道理でプラヤにいる人達(観光客っぽいおじいちゃん2人とおばあちゃん3人)は海に入ろうとしないわけだ・・・。


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 そういえば・・・ヌーディストビーチのエル・サレールでは、自分ひとりだけが水着を着ているのが気になって気になって、泳いではみたもののあっという間に着替えてしまったし、他の女の人のカラダを見るのに大忙し(?)で、自分のカラダなんて二の次三の次だったもんなあ。。。気づかないうちに、顔も手足もこんなに日焼けしてたのね。。。

 黄色人種ってほんとは意外と白いのね、と妙に感心しながら、ピザを食べた帰り道で買ってきたシドラ酒をちびちび飲んだ後で今日フロントにいたのはいつもの愛想の悪いセニョーラ(おばさん)じゃなくてまあまあ優しいセニョール(おじさん)だった事を思い出した。

 ピザ屋さんでお隣に座った若いお母さんに教えてもらったプラヤ(海岸)までの近道でも教えてもらおうと、ホロ酔い気分でフロントに出向き、「明日ココに行きたいんだよね」と言うと、「一人で?!」と驚かれてしまった。一人だと何か不都合でも??

 そう、朝からパン屋さんで好きなパンを買って、好きなだけ泳いで泳ぎ疲れたらプラヤ(海岸)で好きな本を読むの!(と言っても今手元にあるのは既に何十回も読んでしまった『ねじまき鳥クロニクル』文庫本の第3部『歩き方』のみ・・・)と答えると、セニョールに「ここのプラヤにはあまり人がいないから、遠くまで泳いじゃダメだよ!

もし溺れても誰にも見つからないからね(多分)」
と注意された。

はーいわっかりました!と返事をしてから部屋に戻ったけど・・・あら、私がマヨルカ島に来た目的って「地中海で海水浴&エンジョイナイトライフじゃなかったっけ?
 セニョールに「遠くまで泳がないように」なんて注意された後、ホテルの部屋で一人チビチビとシドラ酒を飲む為に9時間もフェリーに乗ってきたわけじゃないのよね。
よし、明日は海水浴後、一張羅の黒いワンピースを着て

Let’sエンジョイナイトライフだっ!!



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 コドモか・・・めっちゃジロジロ見られるだろうな〜・・・と覚悟してその兄弟の隣に座ると、東洋人を見たのは初めてだったのか、妹は私の平べったい顔を穴が開くほど見つめた後でお兄ちゃんと何かヒソヒソ話をしている。「よし、お兄ちゃんが聞いてきてやるからな!」って感じの意気込みを見せたお兄ちゃんが私に向かい、

「チーナ(中国人)?」と聞くので、ノーノー ソイ ハポネサ!と答えるとHola!ハポネサ!と明るく挨拶をしてくれた。なんて愛らしい。

 どこの国にいても、騒々しいコドモたちには「東洋人」ってだけで故なく罵られがちなので、たまーーーにこんな風に純真に挨拶なんかされると、めちゃくちゃいい子に出会えたような気がする。。。

 感じのいいお兄ちゃんと、相変らず私を凝視している妹に気がついたのか、この兄弟のお母さん(というにはちょっと若すぎるくらいの女の子)も私に挨拶をしてくれた。
 お兄ちゃんと同じく感じがいいお母さんだったので、「今日、宮殿から歩いていける距離のプラヤ(海岸)に行ってみたけど、海藻ばかりで泳げなさそうだった!もっとキレイなプラヤを知ってたら教えて」と言ってみた。

 すると年若いお母さんは、私が持っている観光案内所でもらった無料の地図を左見右見して「このあたりは人もあまりいないし、プラヤもキレイだと思うわよ。少し狭いけど」と、オススメの場所に〇をつけてくれた。
 わー早速明日行ってみるね!グラシアス!とお礼を言って感じのいい親子とお別れした。その後スーパーに涼みに立ち寄ってしまい、ファミリーサイズのアイスクリームが安売りされていたので誘惑に負けて買ってしまった。あーまたやっちゃったよプチ豪遊・・・。
 HOTEL COLONに戻ってアイスクリームをもりもり食べながら、バレンシアでほんの20分ほど着て以来の水着を着て、鏡の前でお腹チェックをしてみたら・・・

何この日焼け!!
首から上と両腕両足の途中までは真っ白で、

普段服から出ているところは真っ黒!!カサブランカで見た時より、確実に白×黒の対比がひどくなってるっ!!



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 地中海の深い青色にコーフンしている時は気づかなかったけれど、フト波打ち際を見てみると、
ものすごく大量の海藻が打ち寄せられている。

 海の美しさには不釣合いな小汚いプラヤ(海岸)ですこと・・・。海水浴客も大量の海藻に恐れをなしているのか、泳いでいる人は一人もいなくて、ビーチで海藻を踏み荒らしながら潮風に吹かれているご老人が数名いるのみ
 うーーーむ、こんなにキレイな海に入らないなんてもったいなさすぎる。たかが海藻なんかに負けるものか。たとえ体中が茶色い藻だらけになるとしても、明日は絶対に海水浴をするぞ!
待ってろ地中海!!


 愛想の悪い(マヨルカ島には愛想の悪い人が多いような。。。)職員がいる観光案内所でもらった地図を頼りに、プラヤからHOTEL COLONまでバスに乗らずに歩いて帰ることにした。
 少しは土地鑑も養えるかな〜と思ったけれど、案の定どこで迷ったのかもよく分からなくなるくらい激しく道に迷い、少し涼もうと思って入ったデパートで折りよく水着ショーが開催されていて、スタイルのいい、健康的に日焼けをした女の子達がものすごい三角ビキニを着て惜しげもなく肉体を曝してくれている。

 うわあ、やっぱ若い外人はすごいなあ・・・これだけのスタイルだもん、ヌーディストビーチじゃなくたって「ちょっと見てよ私のカラダ!!」って見せびらかしたくなるだろうなあ。。。

 私が日本から持参した黄色いセパレートの水着と比べると、この子たちが着てる水着なんて、使ってる布の量は1/3くらいなんじゃないの?大胆もここまでくると天晴れ!とホレボレしながら30分くらいのショーを楽しんだ後、小腹が空いたので明らかにチェーン店っぽいピザ屋さんに入った。

 このピザ屋さんが大当たりで、どうせチェーン店だし・・・なんて思ってゴメン!!と謝りたくなるくらいに味もよくってボリュームもたっぷりのピザ(2種類選べる)と日本でいうなら明らかにLサイズの飲み物がついて、400円弱という素敵なコストパフォーマンス。

 安くておいしいお店なのでもちろん店内はたくさんのお客でわさわさしている。やっと空いている席を見つけると、隣にはギャーギャーと騒がしくはしゃぐ兄弟(5歳くらいのお兄ちゃんと3歳くらいの妹)が座っている。

 
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 シアワセな人達の笑顔に癒された後、アルムダイナ宮殿を見学。
この宮殿は元々イスラム教徒の宮殿、というか要塞として建設され、レコンキスタ後キリスト教徒の手に渡り、現在はスペイン国王の公邸として使用されているという歴史のある建物。

 外観は(私が毎度ウットリする、アラビア風の彫刻はさして目立たないながらも)すごく立派で、おっ見ごたえありそう!!と思った。のに・・・

なんだ?ここはO塚家具かIケア?

ってくらい家具だらけ。石造りのO塚家具じゃないんだから・・・こんなにたくさん配置してどーするの、しかも応接セットばかり!!どれだけお客様を招待したがりだったんだろう、このお城の当主。

 応接セットの森を抜けると、壁には大きなタペストリーが。でもこのタペストリーも、「精緻」という感じではなく、織り方も図柄もなんとなく粗い。きめ細やかさがないので、大きさに感動はするものの「大きいな〜。コレを織るのはさぞかし大変だっただろうな〜」と昔の人の根気のみに感心して、はい次々!という感じ。
 軽く流して見てしまっているので、あっという間に見学は終わってしまった。。。こんなに大きな建物なのに、見どころが少なすぎる・・・。やたらとアーミー風の警備員(警備員を装ったアーミー?)がウロウロしていて、なんとなく不穏な雰囲気もあるし。
 そんなに厳重に見張らなくてもこんなでっかいタペスタリーなんか、誰も盗りませんって!

 日差しの強さにもくじけず、広い中庭に出てみると先ほど見学し終えたカテドラルが見えて、風景画を見ているみたい。応接セットだらけの建物中よりも、外にいた方が気分がよかったので、宮殿の見学は適当に切り上げて、プラヤ(海岸)沿いを散歩することにした。

 海はすぐそこに見えているので、よく迷子になる私でも迷うことなく海沿いの遊歩道を見つけることができた。バレンシアからフェリーでやって来た朝に見た時よりも、空の青さを反射している海の青色の濃いこと!!もしここがヌーディストビーチだとしても絶対に恥ずかしがらずに泳いじゃう〜!!!と、一気にボルテージが上がるくらい、素晴らしくキレイな海にうっとり。

 こんなにも私を魅了するとは・・・。やるな、地中海め!!


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 友達の結婚に触発されて、柄にもなく自分の越し方行く末を考え、心はチヂに乱れつつも・・・今日の目的、パルマ・デ・マヨルカで一等目立つ建物、カテドラルを見学することにした。

 今まで見た各国の首都にあるような由緒のあるカテドラルにも見劣りしない巨大さにまず圧倒される。
 中に入るとステンドグラスを通して入る太陽の光が素晴らしくきれいで、「地中海の楽園」に建つカテドラルにふさわしく、神聖なのにどこかしら開放感がある。
 カテドラルの広さもその一因だと思うけれど、重厚な石造りの建物なのに閉塞感はほとんどなくって、この高い天井に向かってゴスペルでも歌えたらものすごく反響して気持ちいいだろうな、なんて不謹慎な想像までしてしまった。

巨大なカテドラルの周囲には城壁を利用した遊歩道?のようなものがあり、そこを歩いていると左手にはカテドラルの外観を、右手には青い地中海が楽しめる。そして頭上には晴れ晴れとした青空!
 海の近くにいてお天気がいいとなると、もうケッコンなんてどうでもいい!!と、心のモヤモヤもどこかに吹き飛んでいく気がする。。。
 地中海を目で十二分に堪能した後は、昨日ベルベル城からパルマ・デ・マヨルカ市内を見渡した時、カテドラルと同じくらいの威風を誇っていたアルムダイナ宮殿の近くの木陰にあるベンチに腰掛けてしばし休憩。すると、東洋人のカップルが今まさに挙式中、というシーンに出くわした。今日はなんだかケッコンに縁がある日だなあ。。。

 まさかこの由緒あるカテドラルで東洋人が挙式をするとは思えないなあ。市内にある日本食レストラン『勝軍』(『将軍』の誤字?)の従業員さんたちだろうか。ここで出会ったのも何かの縁なので、ベンチから立ち上がって拍手で見送ってみた。
 すると新郎新婦の後ろを歩いている親類縁者風の人達の中にバレンシアからマヨルカ島へ渡るフェリーで見かけた、ものすごい大阪弁で話すおっちゃんとおばあちゃんがいた!!

 きっとあの人達のお子さん(お孫さん?)が今日の主役なんだろうな。グアムやサイパンならともかく、マヨルカ島まで来てくれるなんて。。。しかもおばあちゃんは結構なお年なのに!

 ヒコーキもフェリーも、ご老体には辛かろう。身内ってほんとにありがたいものだなあ。・・・「極」薄情なウチの父に、あのおばあちゃんの爪の垢を煎じて飲ませればもう少し思いやりのある人間になるかもしれないなあ。

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 まずは観光案内所でもらった地図を頼りに、スペイン広場を経由して宮殿に向かった。近くに郵便局を見つけたので、先日電話で話した時に、母から「Y子ちゃんから『6月に結婚します』って連絡があったよ」と聞いていたので、

Y子ちゃんに宛てて遠くスペインからお二人のシアワセをお祈りしています的なハガキを認めていたのでそれを投函するついでに久しぶりに自宅に電話をかけてみた。

 すると珍しい事に(薄情な)父が電話に出た。父がどれくらい、そしてどのように薄情なのかはまた機会があれば説明するとして、それでも数ヶ月ぶりに聞く父の声には、さすがに懐かしいものがある。
 
 マヨルカ島とかパルマ・デ・マヨルカとか言ってもきっと意味が分からないと思うので、今は地中海にいるという事だけ伝え(『地中海』にしたって、場所がわかっているかどうか怪しいけれど)、母にかわってもらい、何か変わりはないか確認すると、またまた一大TOPIC!

 Y子ちゃんに続き、小学校から高校までずーっと同じ学校だった(そういえば幼稚園も同じ)Kちゃんもご結婚が決まったらしく。

 Kちゃん・・・ミラノで一緒だった時は(Kちゃんは私の旅の日程に合わせて、冬の最中に長期の有給休暇を取り、イタリアを一緒に旅していた)男子の『だ』の字もなさそうだったのに・・・すごいなあ
 年頃のお嬢さんの身の振り方って、数ヶ月あれば変わるものなのね・・・。
 
 時差のことも忘れ、これはぜひぜひ直接オメデトウを言わねば!!とKちゃんちにも電話をかけ、タイミングよく電話に出てくれたKちゃんに

「結婚おめでとう!!で、相手はどんな人?

どこで知りあったん?」
芸能レポーターも顔負けの質問攻め。
 3ヶ月前に知り合った人らしく、電話で話していてもKちゃんのシアワセな気持ちがこちらに伝わってきた。挙式に間に合うように帰国できればいいけど・・・もし帰国が間に合わなかったらご祝電送らせてもらうから!!と約束をして電話を切ったあと、今放浪していることの意味を考えてしまった。

 いわゆる適齢期(しかも『超』がつくくらいの適齢っぷり)に、こんなに先が見えないアテもない旅をしていて本当に大丈夫なのかしら・・・。
 毎日楽しいことも悲しいことも悔しいこともたくさん経験するし、たしかにかけがえのない思い出を作り続けてはいるけれど、日本に戻った時、周りの友達がみんな結婚してたりしたら。。。
 ものすごーーーーく焦りそうな気がするなあ。焦るというかなんというか、強烈な置いてけぼり感を味わうだろうな、きっと。。。


 いつになるかは分からないけど、この旅日記を読み返している時は「この人!」と思う男子が隣にいればいいのになあ。。。その男子が男前で頭がよければかなりウレシイんだけど。


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ダブルの部屋だけどシングルユースの宿泊費でいいって言うし、

洗面台の蛇口からはちゃんとお水とお湯が出るし、窓が大きくて風通りがいいので涼しいし、通りに面していないのでザワザワしていなくてとっても落ち着く。しかも日本人には嬉しい事にバスタブまである!!
自分の部屋にバスタブがあるなんて何ヵ月ぶりだろう。直近のバスタブって、もしかしてヘレス・デ・ラ・フロンテーラのお宿かも。うわあ、大昔の出来事みたい・・・

バスタブの誘惑に負けて、よしもうここに決めた!とその場で無愛想なセニョーラ(おばさん)と手打ち。
マヨルカ島にいる間は宿探しも面倒そうだし、もうこのホテルに居続けでいいや、と思ったのでいつものように

「連泊するから宿泊代まけて」とネゴしてみたけれど、そこはさすがにいつものオスタル(安宿)ではなく腐っても(腐ってはいないが)『HOTEL』 COLON。連泊しても宿泊代はビタ一文まけてもらえず。。。まあいいや、なんといってもバスタブがあるし!

(でも、今までのお宿を振り返るとちょっと損している気分。マヨルカ島と同じく海岸のバカンス地帯のネルハではここと同じくらいの設備のお部屋が1泊2,500円うわあめっちゃ宿代高い!!と驚いたくらいのエステポナでさえ1泊3,000円弱だったし)

でも!!今日からしばらくは共同シャワーじゃなく、自分の好きな時間に好きなだけバスタブに浸かれると思うと、無愛想なセニョーラもなんだかいい人のような気がしてきた。
 セニョーラがフロントに戻ってからも、バスタブが嬉しくてニヤニヤしながらバスムールを出たり入ったりして、しばらくの間豪勢なお部屋でのんびりくつろぐ。小さいけれど冷蔵庫もあるので、さっきスーパーで買ってきたDANONEヨーグルトを早速冷やした。歩き疲れて帰って来たら冷えたヨーグルトが食べられるなんて嬉しいっ!
 昨日ベルベル城の屋根の上からパルマ・デ・マヨルカの街を見下ろして、すごく印象的だった立派なカテドラルと宮殿に行こうと思っていたことを思い出したので、セミの鳴く賑やかな街に出た。

 やっぱり外は暑い・・・これ、ほんとにいつも泊まってるような安宿だったら昼間の熱気がこもって夜は大変だっただろうな。
色々あったけど広くて涼しいお部屋に替われてよかったよかった。



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と、久しぶりに自力でお宿を探してみようと思って観光案内所から1歩外に出ると、真夏のような太陽の光に突き刺されてビックリ!!
なんなのこの強い日差し。。。日焼け止めも塗ってないし、今の一瞬で角質層の奥のメラニン、かなり反応したんじゃない??


このカンカン照りの下、建物の住所だけを頼りに新たなお宿探しか・・・そんなことよりカテドラルや宮殿を見に行きたいよう。せっかく地中海にいるんだから海水浴にも行きたいし・・・お宿探し、どうしようかなあ。。。と思いながらスーパーを見つけたので涼みがてら寄り道し、30円の激安パン、120円のコシード(煮物)の缶詰、そしてすっかりおなじみになった、サッカー選手ブロマイドつきのヨーグルト・DANONE、更にせっかくバレンシアに来たのにまだ一度も食べていなかったオレンジを衝動買い。
こんな風に手荷物が増えるとますます宿探しが億劫になってきたなあ・・・。

 HOTEL COLONに戻ると、フロントにいたのは昨日の無愛想なセニョーラ(おばさん)。普通に「延泊したい」って言うのもシャクなので(負けず嫌いだなあ)、部屋の鍵を受け取る時に

「昨日私の部屋の洗面台からお湯しか出ないって言ったの覚えてる?共同シャワーの洗面台はちゃんと水とお湯が出るのに、どうして私の部屋はお湯しか出ないの?」と少しきつい口調(と自分では思っているけど、スペイン語がたどたどしいのでキツさはたいして伝わっていないかも)で聞いてみると、
「今日ひとつ空いた部屋があるけど、浴槽もついて広くてキレイよ。

部屋代は高くなるけど」
と、ちょっと魅力的な返事。(魅力的ではあるけれど私の質問に対する回答にはなっていないような・・・)

 部屋代が高くなるっていくらなの?と聞くと今の宿泊費+500円。
1泊3,500円か・・・どう考えても節約旅行者の身の丈には合っていない金額だけど、とりあえずお部屋を見てから決めたい、と答えてセニョーラにお部屋を案内してもらった。ドアを開けるとなんだかとっても広々した部屋が。

ベッドも大きいし、ここシングルじゃなくてダブルじゃない?
ほんとに3,500円でいいの?

・・・ああまたプチ贅沢をしてしまいそうな予感・・・



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 翌朝。
変な時間から二度寝をしてしまったので8:30に起床した瞬間から、アタマはかなりぼーっとしていた。。。

 とりあえず朝ゴハン、その次に観光案内所に行って無料の地図とオテルリストスペイン語では『H』は発音しないのでHOTELは『オテル』)を手に入れよう!スペイン広場近くのパン屋さん(昨日HOTEL COLONの場所を教えてくれた店員さんがいるパン屋さん)で、ものすっごく甘いジャムがたっぷり塗られたパンなど買い込み、広場のベンチに腰掛けてもりもり食したのち、開店(開所?)と同時くらいのイキオイで観光案内所に飛び込んで地図とオテルリスト(どちらも無料)を手に入れた。

 手に入れたのはいいけれど、この観光案内所の職員『も』、どうも無愛想な人で、オテルリストにまあまあ手ごろなお値段のオスタル(安宿)が載っていたので、このオスタルはどこにあるの?と聞くと、返ってきた答えは一言

「セントロ」

セントロ(街の中心地)って、私たちが今いる場所もパルマ・デ・マヨルカのセントロでしょうよ。セントロのドコにあるかって聞いてるのに!と食い下がると「ここから遠いよ」と、またしても一言でバッサリやられてしまった
 他に観光客もいないしもう少し優しくしてくれてもいいんじゃないの?

 オテルリストを見ても、1泊2,000円台で泊まれる手ごろなお宿は「ここから遠い」セントロにあるこの1軒のみで、あとはのきなみシングルで1泊3,000円以上。
 リゾート地の平均的な宿泊費ってこれくらいするのかなあ。1泊1,500円、最悪でも2,000円までって思ってたけど、パルマ・デ・マヨルカにはそんな安宿はないみたい。残念・・・。

 今朝もフロントには愛想の悪いセニョーラ(おばさん)がいなかったのでHOTEL COLONに延泊できるかも確かめていないし、観光案内所でよさそうなお宿を見つけて紹介してもらえるかも!って思ってたのに。アテが外れてガッカリ。
 オテルリストの住所を頼りに、久しぶりに自分のアシで探してみるかな、身の丈に合った安宿を。


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 気に入ったお宿が見つからないし(というよりお宿の数自体が少なすぎる。こんなに大きな街のくせにっ)この感じだと明日の日中にいい安宿が絶対見つかる保障もないなあ・・・と諦めモードに入ってしまい、結局今日と明日、2泊することになってしまったHOTEL COLONにとぼとぼと戻ってきた。
 なってしまった、と言ってもホテルには「今晩1泊のみ」で予約しているから、明日も泊まれるのか確認しないとダメなんだけど。。。

 フロントには愛想のよくないセニョーラ(おばさん)の代わりにセニョール(おじさん)がいたので、部屋の鍵を受け取る時に「明日も334号室に泊まりたい」と言ってみたところ、「私では決められないので、明日の朝ここにいるセニョーラに頼んでみて」という返事。

 いいおじちゃんそうだけど宿泊予約受付の権限はないのね・・・ということは明日あの愛想の悪いセニョーラに延泊させて下さいってお願いしないといけないわけだ。あーあ。。。
 なんだかどんよりした気分でお部屋に戻り、洗面台の蛇口から熱湯しか出ないのを忘れてうがいをしようとしてなにこれ手も口も熱っ!!と不注意でヤケドをしそうになり更にどんより。

 んもーー!!とプリプリしながら共同シャワーでざっと汗を流した途端、ものすごく眠くなったので少しだけ少しだけ・・・と思いながらベッドで横になった。
少し寝すぎたかな??あーお腹空いた。すっかり本気で寝てしまった。周りは真っ暗だけど今何時?と時計を見ると

2:40・・・丑三つ時だよ・・

めちゃくちゃお腹が空いてるけど、こんな時間にゴハンを食べさせてくれるようなお店が日曜日(時間的には月曜になっているけれども)のパルマにあるとは思えない。あーーーんお腹空いたよう。。。何か食べるもの食べるもの、は、ある!たしかタヌ夫さん(キャスターつきリュック)の中に非常食のスイートコーンの缶詰があったはず!!

はっ・・・タヌ夫さんバレンシアのお宿に預けてきたんだった・・・。

私のバカっっ!!


 せめて夢の中だけでも満腹でいられるように、アルブフェラ湖で食べたパエリャを思い出しながら、無理やり二度寝に持ち込んでみた。

明日はきっといい事あるさ。頑張れ私!


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