ご主人も奥様もなんだか控えめな感じの方たちなので、
もしやこのお二人はスペイン人ではないのではなかろうかと思い、
「私は日本から来ました」ととりあえず英語で話しかけると、ご主人の方が
「私たちはビルバオから来ました」と答えてくれた。
ビルバオ??聞いたことがあるようなないような。。。どこかの国の名前だったかな?
「ビルバオは国ですか?」と聞くと、
「国みたいなものよ。ゲルニカの近くの街なの」と、奥様が笑いながら教えてくれた。
国「みたい」?
ゲルニカ・・・は
スペインの北の方。。。
はっ!!何かと騒がしいバスク地方の街では!?
意外とこんな穏やかそうな人たちが「バスク祖国と自由」のメンバーでバレンシアにスパイに来たついでにアルブフェラ湖にも偵察に来たんだとしたらどうしよう。。。と、旅のスパイスにしては強すぎる妄想はこれくらいにして。
ここからバレンシアまで戻るのにはクルマで40~50分くらいかかるし、一緒に乗せてってもらうんだったらその間
黙りこくってるのも不自然だから何かお話しなきゃ、とは思うけど・・・バスク人のご夫婦に向かってフラメンコが大好きなんです!とか闘牛ってすごく迫力がありますよね!なんていうTHE
スペインっぽい話題をふるのはちょっと抵抗があるなあ。バスクの人たちって
スペインから独立したがってるってイメージがあるし。
しかもこのご夫婦、アルブフェラ湖遊覧中(『遊覧』というほど上等なお船ではなかったけれど・・・)もお二人で寄り添って物静かにしていらして、一度私の方をチラっと見たきり
話しかけてもこなかったし。
今までずっと陽気で明るくてお話好きで、とっても人なつっこい
スペイン人のセニョールやセニョーラ(おじさんやおばさん。悲しいかな妙齢の男子とは未だに仲良くしてもらえていない)とばかり出会って親しくしてもらってたから、
先方から積極的に話しかけてもらえることが多くて、このご夫婦みたいに穏やかな雰囲気の人たちとどう接すればいいのか、よく分からないのよね。。。 ↑
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