さすが
「ドン・キホーテ」を観光の目玉にしている
エル・トボソ村。
先述の『テーホキ・ンド』を保管している「
ドン・キホーテ図書館」の他にも、恋人ドゥルシネア姫にひざまずく
ドン・キホーテの銅像があったり
(ここは村の中心でもあるルアノ・デ・ラ・ソタ広場。なんと「セルバンテスセンター」という施設まである!)ドゥルシネア姫の生家(「
ドン・キホーテ」に書かれているように、ドゥルシネア姫の寝室や調度品まで完備。為念ですが、ドゥルシネア姫は実在の人物ではなく、
ドン・キホーテやサンチョ・パンサ同様小説の中の登場人物です。村おこしにここまで有効活用されているあたり、『夢千代日記』の夢千代を髣髴とさせるなあ)があったりとあちらこちらで
ドン・キホーテのキャラクターが大活躍している。
ドゥルシネア姫のモニュメントの前で。

ボッケボケですが・・・アナスターシオに撮ってもらいました。
見どころがいくつもあるだけでなく、村の通りの名前も
「ドン・キホーテ」の作者にちなんで「セルバンテス通り」と命名されていたり。
世界中からやってくる観光客を裏切らない細やかな気遣いが垣間見られる村づくりには感動すら覚える。
「おらが村はコレ一本で未来永劫やっていくだ!」というような。。。
こんなに小さな村のものとは思えない、立派なお土産物屋さん(もちろん店頭には
ドン・キホーテに関するものがてんこ盛り)があったり、ほんとに
ドン・キホーテ様様って感じ。
荒涼とした平野にぽつんとある、時間の流れが止まったような小さな村の中を歩いていると、アスカサル・デ・サン・ファンに着いた日の出来事がよみがえる。
仲良しがたくさんできて楽しかった
コルドバから電車に乗ってやって来たアルカサル・デ・サン・ファンだけど、着いた時は知り合いが誰もいなくて寂しかったなあ・・・あの時はコンスエグラやカンポ・デ・クリプターナで風車を見られればいいな、くらいの気持ちだったのに。「歩き方」にも載っていない村に、
スペイン人のおじいちゃんのVESPAで連れてきてもらえるなんてね。
予想もしなかった事が次々に起こる。決していいことばかり起こるわけじゃないけど、ひとつひとつの出来事が積み重なって私は今ここにいるというなんとも不思議な感覚をかみしめつつ、思い出したのは昔読んだ
ドン・キホーテの一節、
「夢に溺れて現実を見ないのも狂気。現実のみを追って夢を持たないのも狂気。
だが一番憎むべき狂気とは、
あるがままの人生に折り合いをつけて、
あるべき姿のために戦わないことだ」あるべき姿のために戦わないのが一番の狂気、かあ・・・。
流されるままに生きている私にはかなり胸に応える言葉だわ。
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