アナスターシオのお気遣いのたまもの、
フルフェイスのヘルメット
(ヘルメットの内側からはちょっと濃い目のヒトのニオイがしたけど・・・この際贅沢は言うまい。ニオイより防寒と安全が大事だもん)をしっかりと被り、
カンポ・デ・クリプターナから18km離れた
エル・トボソ村に向かう。
やはりクルマと違い、
VESPAの
二人乗りはそれほどスピードが出ないみたい。30分間くらい、やせて荒涼とした大地の田舎道を走る。
空には昨夜の雨雲も残り、荒野を渡る風も結構きつい。風を遮るもののない、吹きっさらしの一本道を、セーターだけで上着なしで
VESPAを運転するアナスターシオ。
寒くないのかな??おじいちゃんなのに天晴れだ!暑がりで寒がりのへなちょこな私は、しっかり上着(といっても薄手のGジャン)を着ていても
「寒い〜〜!!!」って思うんだけど。。。
しばらく走ってなんとか風の冷たさにも慣れたので、やっとあたりの景色を見る余裕が出てきた。
「エル・トボソまで15km」という標識を過ぎたあたりから、実際
エル・トボソ村に着くまで、一本道沿いにはほんとに建物なんてなーーーーーんにもない。
建物どころか、風車の村で見かけるような丘もなく、見渡すかぎりまっ平の大地。そこにブドウ畑が延々と続いていているだけ。
ほんの時々、アクセントのようにオリーブ(?)の木が植わっていたり、たまーーに遠くの方に丘があるのが見えたり、羊の群らしきものが動いていたり。
10km四方、お店どころか小さなおうちすらない。もしここで
VESPAが横転したりガス欠になったりしたらどうすればいいのの??と少し不安になりながらも、前後左右の地平線まで見遥かせる景色の中を走っている、という気持ちはなかなかのもの。
ああ私、ほんとに遠くに来たんだなあ・・・
この一本道を歩いて旅をしている人もたくさんいるんだろうな・・・
こんなに何もないところに色々なご縁が重なって今自分がいるなんて、ほんとにスゴイ事だと思う。
ありがとう、アナスターシオ!!
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