「お水売ってるお店知らない?」「ほんとにゴメン!」と、二人共同時に相手に話しかけてしまった。そのタイミングがおかしくって、もう一度お互いの顔を見た途端、私もアナスターシオも照れ隠しのような微笑みをうかべ、
「ゴメンね」「ゴメンね」と、これまた二人同時に謝ったので本格的におかしさがこみ上げ、ニコニコしながら右手を伸ばして、仲直りの握手をした。
「たくさん歩いてすごくノドが乾いた」と言うと、アナスターシオが
VESPAに乗っけてくれて、小さなBar(立ち飲み屋さん)に案内してくれた。
そこでカフェ・コン・レチェ(アイスコーヒー)を飲みながら一息ついて、アナスターシオになぜ私がさっきあんなにも怒ったのか(日本人は
会ったばかりの人とはたとえほっぺでも手の甲でもキスしたりしないし、男子が女性の腰に手を回すなんてありえない!!というようなこと)を諄々と説くと、アナスターシオも
「ヨーロッパでは花束は男性が女性にプロポーズする時に渡すものだから、自分が作ったバラとジャスミンの花束をキミが受け取ってくれたから、自分の好意をキミに受け入れてもらえたと思ってあんなことをしてしまった」と、ヨーロッパの風習をレクチャーしてくれつつ、自分がなぜあんな行動をとったのかを説明してくれた。
そっかー・・・
男性から女性への花束にはそんなにふかあい意味があったのね。そういえば海外のドラマや映画を観てると、花束片手にひざまづいた彼氏が、彼女に向かって
「ケッコンして下さい!」なんていうシーンもあるし。。。
と納得。日本だと
「うわーキレイな花束!どうもありがとう!!」で済むところなのに、
『ところ変われば品変わる』だなあ。
これからはみだりに男性からの花束は受け取るまい。
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