翌朝。
お世話になった人たちに
「お別れの手紙を書いてみよう!」と意気込んだのはよかったけど、結局
スペイン語会話集から
「あ、コレ使える!イタダキまーす!」という感じで抜き出した結果、出来上がった手紙は
「私はコルドバであなたと出会えて本当に嬉しくて楽しくてとてもよかった。」という基本の文の後は、
Bar(立ち飲み屋さん)のセニョール(おじさん)には
「いつもおいしい食事をありがとう」と書いてみた。
これはカンタンな文だから問題なかったけれど、親切なセニョーラ(おばさん)には
「日本のお菓子を作る時、キッチンを使ってありがとう」(キッチンを
『使わせてもらう』なんていう複雑な文法をつかったセンテンスは会話集には見当たらなかったので・・・)、フラメンコの先生には、もちろん
「フラメンコを教えてくれてありがとう。サパトス(フラメンコ用のシューズ)とファルダ(フラメンコ用ロングスカート)を借りてありがとう」
(これまた
『貸してくれて』という高等な文法が分からなかったので、ヘンな文法と知りつつ・・・
先生、小学生以下の文章力だとは思いますが、これでカンベンして下さい)と、一言二言つけくわえただけのアッサリした手紙だけど。
それでも
何通かの手紙をスペイン語で書き上げた!という達成感に包まれながら、
コルドバ駅に向かう途中で親切なセニョーラのお店に寄り、セニョーラへの手紙と、マリアへの手紙、それに
「マリアに渡して」とお願いして、フラメンコ教室の先生と生徒さんたちへの手紙を託すと、セニョーラは
「別の町に行くの?
寂しくなるねえ(多分)」と言って、ぎゅっと抱きしめてくれた。。。

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