気ままに暮らす旅好き・離島好き・変身写真好きなはてるまの身辺雑記です。
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海外放浪経験の思い出などなど、マイペースで更新していきますのでよろしくう〜
   


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風車の近くで立っていたセニョール(おじさん)が、私に向かって

「フォト!フォト!」と言うので、写真を撮ってくれるのかな?と思い、カメラを渡そうとすると、セニョールは私をスルーして、風車に近づいてくる観光バスに向かって

ダッシュで走り始めた

あっけに取られて見ていると、セニョールは観光バスから降りてきた人たちをつかまえて、
「風車の中に入れてやる」というような事を言っている様子。
中に入れてもらえるの?タダかな?私も入りたいな〜。。。

でも、セニョールの熱心な売り込みにも関わらず、時間に追われているらしい観光客たちは、何枚かすばやく風車の写真を撮ると、あっという間に観光バスに戻り、バスは今来た道を走り去ってしまった。。。

あらら。。。この暑い中、ずーっと観光客を待ってたに違いないセニョールがなんだか気の毒・・・
私の気の毒視線に気づいたのか、セニョールは照れ隠し風にニコっと笑い、

中国人か?コンスエグラに泊まってるのか?」と聞いてきた。中国人か?は余計だなあ、と思いつつ、中国人じゃなくて日本人だってこと、アルカサル・デ・サン・ファンに泊まっていて、そこからバスで来たことを伝えると、

「日本から?一人で来たのか?」と、目玉が落ちそうになるくらいオーバーに目を見開いてビックリする、というリアクションをしてくれた。
こんな反応を見るのもなんだか久しぶりで新鮮!
表情豊かな、なかなかおもしろいセニョールに会えたし、いい写真も撮れたし、コンスエグラに来てみてよかった。。。


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安くてキレイで洗面台のお水も共同シャワーもイキオイよく出る快適なお宿があっけなく見つかったので、タヌ夫さん(キャスターつきリュック)を部屋に置いて、明日からの観光プランを練るべく、お宿のレセプションの責任者のセニョーラ(おばさん)に
「バスでコンスエグラに行きたい。エスタシオン デ アウトブセス(バスターミナル)はどこですか?」と尋ねると、丁寧に説明してくれるものの、なんだか結構距離がありそうな感じで、説明中何度も

「デレーチャ(右)」

「イスキエルダ(左)」という単語が出てくる。

そんなに何回も何回も交差点で曲がらないとダメなの?と、コルドバで3時間迷った事を思い出して少しひるんだけど、えーい迷ったらそのあたりにいる人に聞こう!とイキオイをつけてお宿を出た。

とりあえずお宿から商店が並ぶ駅前通り(多分)に出ると、RENFE(スペイン国鉄)のアルカサル・デ・サン・ファン駅方面から歩いてきたセニョール(おじさん)がいたので、ふたたびエスタシオン デ アウトブセスはどこですか?と聞くと、

今私たちがいる駅前通りを右に曲がり、

突き当たったら左に行けばいい
、と教えてくれた。
右行って左ね、グラシアス(ありがとう)!とお礼を言って言われたとおりに歩いていると・・・

わっ、道路が全面工事中!これってまさかガス管とかの工事じゃないでしょうね。。。

おまけに太陽の日差しはじりじり暑くて、UVカットをしていない地肌に突き刺さって顔は火照るし汗は噴き出すし。

嗚呼遥かなり、エスタシオン デ アウトブセス・・・。

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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

アルカサル・デ・サン・ファン駅の前にはオスタル(安宿)が一軒あったので、とりあえず宿泊料を聞いてみようと入ってみたものの、

レセプションは無人。
奥に向かって「Hola〜!!」と声をかけるも人が出てくる気配がない。待っていても仕方ないので、「歩き方」に載っていたオスタルの情報(見どころがない町なので、情報といっても簡単な地図すらなく、『地元で有名なホテル・ドン・キホーテのすぐ近く』という文言だけが頼り・・・)に従い、タヌ夫さん(キャスターつきリュック)をゴロゴロと引っぱりながら駅前通り(多分)をすり足ではなく、普通にてってけと歩いた。

しばらく歩くとオテルドンキホーテ(スペインではHを発音しないのでHOTELは『オテル』)を発見!
ということは、近くにあるあのオスタルが目的のお宿のはずなので、一目散に近づいてキンコーンとチャイムを鳴らすと、アブエラ(おばあちゃん)が出てきて応対してくれて、

「今日本人の男の子が一人泊まってるのよ」と教えてくれた。

・・・日本人の男の子より、部屋が空いてるかどうかの方が重要なのよね〜と思いつつ、アルカイックスマイルを浮かべながらたたずんていると、レセプションの責任者っぽいセニョーラ(おばさん)が出てきてくれたので
「今晩から3泊したい。でももしかしたらもう少し延泊するかもしれません」と言うと、

英語で「No problem!」と答えてくれた。私はスペイン語で話したのに、セニョーラには英語に聞こえたのかなあ。。。

気を取り直して、再びスペイン語で「シングルでシャワーなしの宿泊費はいくら?」とたずねると、1泊1,200円くらい

安いっ!!部屋を見せてもらうと、通りに面しているし窓も洗面台もあり、日当たりも風通しもいい。
20070311213115.jpg

この安さでこのお部屋・・・何の不満もございません。ここに決めさせて頂きます!!

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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

コルドバからラ・マンチャ地方へ向かう特急列車の車窓から、いくつも連なって続く

はげ山ならぬはげ丘のひとつに、1本ぽつんと木が植わっているのを見て、
波平3769590133.jpg
の頭頂部に1本だけ残った毛のみたい。。。あれって、つるっぱげよりも逆に哀愁を誘うよね〜」と一人でニヤニヤしつつ、さらば白い村とフラメンコ!さらばヘレス酒!!と、アンダルシアに別れを告げつつ、3時間半の列車の旅を経て、アルカサル・デ・サン・ファン駅に到着した。

駅に着く手前で、周りになーーーんにもない場所で、立て続けに2基ばかり風車を見つけたので、「わっ風車〜!!アルカサル・デ・サン・ファンまであとどれくらいなのかな?」と考えようとして

「わっ風車〜!!アルカ」くらいまで頭の中で文字が浮かんだ時に♪タラランランラ〜ン タラララン という、駅への到着をお知らせする車内アナウンスの前奏が流れたので、

エッ!!こんななーーーーんにもないところに駅舎なんてあるの??

もしや久しぶりの無人駅?!

と、かなりビックリしたのだった。

が、いざ到着してみると、

さすがラ・マンチャ地方観光の拠点となる駅だけのことはあり、駅舎もそれなりに大きくて、駅員さんもしっかり教育が行き届いているらしく、

「この駅からカンポ・デ・クリプターナに行きたいトレドに行きたいコンスエグラに行きたいどうやって行ったらいい?」という、
『たどたどしいスペイン語のくせに矢継ぎ早』で始末が悪い私の質問にも快く丁寧に答えてくれた。観光客に優しいいい駅だわ。
チケットを買う時にはどうしよう・・・って迷ってたけど、シウダッド・レアル駅に直行じゃなく、ここに来ることにして正解だったかも!


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コルドバからアルカサル・デ・サン・ファンへ向かうIC(特急電車)では、座席のみのシンプルなつくりの普通列車と違って、なんと無料サービスで映画も上映していた。

コルドバではTVのないお宿に連泊していたので、おおっ久しぶりのメディア!!何の映画を観られるのかしら?と楽しみに待っていると、おもむろに
ヒッチコックの作品が始まった。。。
えらい渋いチョイスだなあ、と思って観始めると、上映開始5分くらいでプチっと画面が死んで真っ黒になってしまい

あらトラブル?と思っていたら、いきなり何事もなかったようにまた上映が始まる、ということが3回続いたりして

なんだかいかにもスペイン
4回目の上映も途中でプチっと途切れた後は画面が死んだままだったので、ヒッチコックは諦めて、車窓に流れる風景に没頭することにした。

(ICの名誉の為に付け加えておくと、映画の上映設備は

ちょっとむむむ、って感じだけど、車内アナウンスはスペイン語(標準語っぽいヤツ)、アンダルシア地方の方言っぽいスペイン語、そして英語の3種類もあり、英語ができる旅人には、なかなか使い勝手のいい列車かと思われます


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でも、「ああこのままじゃ沈んじゃうって心のどこかで思ったから、居心地のよかったコルドバを後にして、次の町に旅立とうと思ったわけだし。フラメンコも披露できたし(というよりすり足を披露した、という感じではあるけど)こうして先生にお見送りにもきてもらえたし。

新たな出会いを探しに、行こう。
アルカサル・デ・サン・ファンへ!!


ほんとに親切にしてくれたセニョーラ(おばさん)、「レッスン代はいくら?」って聞いても

「初めてできた日本人の友達だからお金はいらないわ!」
と言ってくれたフラメンコ教室の先生、きっと口に合わなかっただろうに、

私が作ったお饅頭を「おいしい」と言ってくれたセニョール(おじさん)たち。。。

たくさんの人たちとの思い出を胸に、IC(インテルシティ 特急列車)の窓から景色を眺めていると、しばらくはあたり一面が緑色(つぼみばかりのひまわり畑?)だったのに、徐々に土の地面が見え始め、その土の色が赤っぽくなってきたな〜、と思う頃、平らだった地面がなだらかに盛り上がり、どんどん丘がち

山がち、というほど高い山はないので)になってきた。

ああ・・・こうしてどんどん楽しかったアンダルシアから遠ざかるんだわ、私。。。


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ああ使えなかった割引・・・悔しい、悔しすぎる!!と悶々としながらアルカサル・デ・サン・ファン行きの電車の発車まで、まだしばらく時間があるので、ベンチに腰掛けてパンをかじりながら「歩き方」をナナメ読みしていると、不意に肩をポンと叩かれた。

何?!と思いながら顔を上げると、

わ!フラメンコの先生!!

私のヒアリング力を考えてくれたのか、かなりゆっくりしたスペイン語で話してくれたところでは、親切なセニョーラ(おばさん)のお店の前を通った時に、セニョーラから
「日本人の女の子(=私)からあなたに渡してって、コレを預かった」ということで、私が先生に書いたお別れの手紙を受け取った→セニョーラは、私がRENFE(スペイン国鉄)のコルドバ駅に歩いて行くのを見送った、と言っていた→もしかしたら私がまだコルドバ駅にいるかもしれない、と思って見送りにきてくれた!!とのこと。。。

私の為にわざわざ駅まで来てくれるなんて・・・

先生、ありがとうっっ!!!
そしてコルドバ滞在の最初から最後まで直接的にも間接的にも面倒をみてくれた親切なセニョーラ、ほんっっとにありがとうっ!!
コルドバでの、

私のカミサマは間違いなくあなたです・・・


思わぬところでフラメンコの先生の顔を見てしまったせいか、里心がむくむくと湧き上がり、たった今までラ・マンチャの男に会うぞ!!」って意気込んで、列車のチケットまで買ったのに、急にコルドバに忘れ物をしたような気持ちになり、

「ああどうして出発することにしたんだろう・・・
先の予定もないんだし、やっぱりここであと2〜3泊すればよかったかなあ・・・」
という気がしてきた。


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結局電車の運賃のことなんだから、分からない事は窓口で聞くのが一番だけど、RENFE(スペイン国鉄。RENFEに限らずどこの国の鉄道駅も似たり寄ったりだけど)の

窓口ってやたらと人が並んでるしやっと自分の番が来た!と思ったら

非情にも「CERRADA」(閉まってます)なんて札を出されたりするし。それに、割引より先に行き先を決めないと、割引について教えてもらってもチケットも買えないし。。。

「次の町に移動するぞ!」と意気込んでコルドバ駅まで来たものの、次の行き先をどこにしようかと考える事しばし。
「歩き方」をペラペラとめくっていた時に、セビーリャスペイン広場で見た、スペイン各地のタイルで一番気に入った「シウダード・レアル」という地名を不意に思い出した。

よし決めた!!シウダード・レアルでラ・マンチャの男に会おう!!

チケットを買う前に一応「歩き方」で確認してみると、ラ・マンチャ地方の観光の拠点になるのはアルカサル・デ・サン・ファンという記述が。

あ、そうなの?と思いつつ、念のために路線図を見てみると、たしかにシウダード・レアルよりもアルカサル・デ・サン・ファンの方が(距離は遠いけど)コルドバから直行で行けるし便利そう。

新しい町に着いてからの事を考えると、「歩き方」の言う事に従った方が良さそうなので、発券窓口でアルカサル・デ・サン・ファン行きの片道切符を買ったのだった。

もちろん気になる「30%・40%・50%割引」のシステムについても聞いてみたけど、ものすっごい早口のスペイン語でペラペラまくしたてられたので全く分からなかった。(今まで聞いたことがないくらいの早口だった。ちょっと悪意を感じるくらいに・・・。
あの窓口の係員、RENFE(スペイン国鉄)の割引制度について、私にきちんと説明するつもりなんて、きっと

ハナからなかったに違いない



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親切なセニョーラ(おばさん)にそんな風に言ってもらえると、私まで寂しくなるし、もう少しコルドバにいてもいいかなあ、なんて思わないでもないけれど・・・

でも!沈みかけた重い腰をやっと上げたんだし、ここはやっぱり移動するべきだわっ。

お店の外に出て通りに立ち、いつまでも手を振って見送ってくれるセニョーラを振り返り振り返りしながら行きつけだったBar(立ち飲み屋さん)に向かい、セニョール(おじさん)と常連さんたちとお別れをし、これまた

「寂しくなるねえ」なんて言われて握手したりほっぺにチュッとされたりしていると、不覚にも少しウルっとしてしまったけど、みんなに「Adios!(さようなら!)」と最後の挨拶をして、振り返り振り返りしつつ、みんなの姿が見えなくなるまで手を振りながら、でも片手はしっかりとタヌ夫さんをゴロゴロと引っ張り、RENFE(スペイン国鉄)のコルドバ駅に着いた時には涙もすっかり乾いてしまっていた。こんな私ってクールというかドライというか・・・
RENFEの時刻表を見ながら

♪ど・こ・に・い・こ・う・か・な 

か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り
なんて

指差しながら行き先を決める心の余裕ができていたのだった。我ながら切り替えが早いなあ。。。

駅構内で『RENFEからのお知らせ』的な注意書きを見つけたので近づいて見てみると、

「30%・40%・50%割引という、ものすっごく魅力的な文言を発見!!

何これどういうこと?!どういう条件で50%割引になるの??と思い、スペイン語会話集を取り出して調べてみたものの、何がなにやらサッパリ・・・

目の前に「コレを実行すればトクをする」って分かっていることがあるのに手も足も出ない悔しさったらない。・・・この気持ちを分かってくれるのは、大阪人か中国人くらいかしら。。。


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翌朝。
お世話になった人たちに

「お別れの手紙を書いてみよう!」と意気込んだのはよかったけど、結局スペイン語会話集から「あ、コレ使える!イタダキまーす!」という感じで抜き出した結果、出来上がった手紙は

「私はコルドバであなたと出会えて本当に嬉しくて楽しくてとてもよかった。」という基本の文の後は、

Bar(立ち飲み屋さん)のセニョール(おじさん)には「いつもおいしい食事をありがとう」と書いてみた。
これはカンタンな文だから問題なかったけれど、親切なセニョーラ(おばさん)には

「日本のお菓子を作る時、キッチンを使ってありがとう」

(キッチンを『使わせてもらう』なんていう複雑な文法をつかったセンテンスは会話集には見当たらなかったので・・・)、フラメンコの先生には、もちろん「フラメンコを教えてくれてありがとう。サパトス(フラメンコ用のシューズ)とファルダ(フラメンコ用ロングスカート)を借りてありがとう

(これまた『貸してくれて』という高等な文法が分からなかったので、ヘンな文法と知りつつ・・・先生、小学生以下の文章力だとは思いますが、これでカンベンして下さい)と、一言二言つけくわえただけのアッサリした手紙だけど。

それでも何通かの手紙をスペインで書き上げた!という達成感に包まれながら、コルドバ駅に向かう途中で親切なセニョーラのお店に寄り、セニョーラへの手紙と、マリアへの手紙、それに「マリアに渡して」とお願いして、フラメンコ教室の先生と生徒さんたちへの手紙を託すと、セニョーラは

「別の町に行くの?寂しくなるねえ(多分)」と言って、ぎゅっと抱きしめてくれた。。。


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コルドバ滞在中は、ほんとに色々なことがあったなあ。。。

3時間も道に迷って、やっとたどりついたメスキータの、レンガと石の組み合わせの素晴らしさ。道案内をしてくれたセニョールがくれた

オレンジの、口が曲がるような酸っぱさ。グアダルキビール川のゆったりした流れ。どう贔屓目に見ても

「大きな犬」にしか見えなかった

ポトロ広場の「子馬」の噴水・・・それに
「こらっ!コルドバくんだりまでお遊戯見に来たんじゃないぞ!!

金返せ〜!!
と思わず突っ込みたくなったくらいにイケてなかったタブラオ(フラメンコを見せるお店)のこと。。。
でもあのタブラオでフラメンコを見なければ、行きつけのBarでマリアのフラメンコを見て泣いちゃうくらい感動する事もなかっただろうし、もちろんフラメンコの教室に通う事もなかっただろうし。。。

コルドバでのひとつひとつの出来事。
バラバラで、偶然の積み重ねのように思うことでも、実は一本の糸でしっかりつながっていたんだなあ。。。
私をコルドバに連れてきてくれたこの糸がどこにつながっているのか分からないけど、

自分が動かない事には何も始まらない。糸の先を探しに、そろそろ次の町に出発してみようかな。

親切なセニョーラ(おばさん)に道案内をしてもらったことで、コルドバ滞在は本当に楽しくて充実したものになったなあ。セニョーラのだんなさんのBar(立ち飲み屋さん)もすごく居心地がよかったし、Barの常連のセニョール(おじさん)たちも、フラメンコ教室の先生も生徒さんたちもほんとにみんないい人ばっかりだったし。。。

コサカくんみたいにサラリと旅立つのもカッコいいけど、やっぱり感謝の気持ちをきちんと伝えてからお別れしたい。こんな風に義理堅いのは日本人の美徳だと思う。アッサリした別れが不徳ってことではないけど
。。。

よし!親切なセニョーラとセニョール、セニョールのBarの常連のお客さんたち、フラメンコの先生と生徒たち、そしてマリアに宛てて

感謝とお別れの手紙を書いてみよう!


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先生は「この子は踊れるのよ」って言ってくれたけど、私のフラメンコなんて、まったくもって他人様にお見せできるレベルじゃないんだけど。。。と思ったものの、

こういう場面でモジモジするのが

日本人のダメなところなのだ!

思い切って大和魂見せてやれ!!


と気持ちを強くし、手招きをする先生の隣ですりすりとすり足をしながら、時々先生の踏むステップを真似てみたり、初めてのレッスンで先生に教えてもらった「滑らかに手首を回しながら腕を肩の高さから頭の上まで持ち上げる」という手のフリを披露すると、(口に合わない

お饅頭ですら「おいしい!!」と褒めてくれるような心優しいセニョールたちなので)

「Guapa!(カワイイ、とかキレイ)」

「Gracia!(おもしろい)」(これって褒め言葉??と思わないでもないけど)
やんやの喝采をおくってくれた。

こんな私のお遊戯フラメンコにこんなに掛け声をかけてくれるなんて。。。かさねがさねありがとう、セニョールたち!みなさんの優しさには、感謝の言葉もありません。

夜が更けるまでセニョールたちと楽しく飲んで歌ってすり足を披露した後、相変わらず明け方まで人の出入りが激しく、朝4時になっても宿泊客が遠慮なく使う、
「じゃーーー!!!」というシャワーの音をうつらうつらして聞きながら、
ああこれでほんとにコルドバも充分堪能したなあ・・・という思いがフツフツとわいてきた。


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行きつけのBar(立ち飲み屋さん)セニョール(おじさん)たちの人気がかなり低かったおかげで、ただでさえたくさん作ってしまったのに、予想外に残ってしまったお饅頭だったけど、フラメンコ教室で先生や生徒さんたちに配ってみたところ、なんと評判は上々

やはり女子は甘いものが好きなんだなあ。
ああ頑張って作ってみてよかった!!

と思うくらいにみんなが喜んで食べてくれて、今まで一度も話した事がない(というより

明らかに「なんでこの教室に東洋人がいるの?」って感じで常に避けられていた気がする)女の子からも

「すごくおいしい!!」といううれしい言葉を頂き、気分よくストレッチやステップのおさらいをして練習を終えると、フラメンコの先生が

「お菓子のお礼に一緒に食事でもしない?(多分)」と誘ってくれたので、「よく知ってるBarがあるから!!」と、先生と一緒に行きつけのBarに向かった。

私が「ブエナス ノーチェス〜!(こんばんは〜)」と挨拶しながらお店に入っても

「あ、お饅頭っ子がまた来た。はいはいブエナス ノーチェス」って感じだったBarのオーナーのセニョーも常連のセニョールたちも、背がスラッと高くて美しい先生を見るなり、

「姉さん!!まあまあここに腰掛けて!!
「何か飲むかい?何でも注文しな!!(多分)」と、いきなりテンションも上がり、ものすごい歓待ぶり。
・・・男ってヤツは正直だなあ、ほんとに。

喜ばせついでに、と思ったので「このボニータ(美人)は私のフラメンコの先生で、すごく踊りが上手なの!」と先生の紹介をすると、待ってましたとばかりに歌いだすセニョール、カウンターをカホン(フラメンコの打楽器)代わりに叩くセニョールが続出し、狭いBarはもう大騒ぎ。

先生はひとしきりステップを踏んでみんなの喝采を浴びた後、

彼女も少し踊れるのよ(多分)」と言いながら手招きをして私も一緒に躍らせようとする。

踊れるっていうか・・・私の場合、

マスターしてるのは『どすこい』的すり足のみなんですけど・・・。



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結果・・・
アンタ、コルドバで和菓子店でもするつもり?というくらい、たくさんの数になったのには自分の無計画さに驚いたけれど、親切なセニョーラ(おばさん)と行きつけのBar(立ち飲み屋)さんのセニョール(おじさん)、Barの常連のセニョールたち、フラメンコ教室に連れて行ってくれたマリア、フラメンコ教室の先生と生徒さんたちに配っても充分すぎるくらいの数のお饅頭が蒸し上がったので、まずは親切なセニョーラに
試食してもらうことにした。

「キッチンを使わせてくれてありがとう!

これが日本の伝統的なお菓子でーす!」
とセニョーラにお饅頭を手渡すと、やや小さめに一口かじって

ムイ サブロソ!(とってもおいしい)」とニッコリ笑い、完食してくれた!!とりあえず、全部食べてもらえてよかった。。。

「きっと主人も喜ぶわ!Barに持って行ってあげて!」というセニョーラの心強い言葉に後押しされ、早速Barにも持って行くと、セニョールも常連さんたちも

「待ってました!」という感じで次々とお饅頭に手を出してくれた。が・・・ど