気ままに暮らす旅好き・離島好き・変身写真好きなはてるまの身辺雑記です。
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ちなみにプロフの写真はベトナムで撮ってきました。
海外放浪経験の思い出などなど、マイペースで更新していきますのでよろしくう〜
   


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もともとは白ワインなのに、シェリー酒はアルコール発酵が始まると、表面には、「フロール」という酵母膜(カビみたいなものかな?)を張る、という掟破りの製法で作られるお酒だし。そのせいで酒蔵の空気までも

こんなに異様にカビっぽいのだろうか・・・。


でもカビ臭い陰気な酒蔵だけじゃなく、フラメンコショー付のランチやディナーを楽しむ為に、舞台やテーブルセットも完備されたとってもムーディな酒蔵を見学したり、このTio Pepeのボデーガ(シェリー酒の製造工場)に見学に来た有名人が思い思いの樽にサインをしているのを見て

「こんな小さな町に、こんな人も来てるの〜!?」と驚いたり。

ざっと見ただけでも、スティーブン・スピルバーグ、鉄の女サッチャーコラソン・アキノ

そして畏れ多くも「徳仁」ってサインもあり(敬称略)。

そんな数々の有名人のサインを見ながら、いつでもどこでも夢見がちで爆想したがりの私は、

「今日は実費で入場料払って全然知らんスペイン人と十把ひとからげにされてワケわからんスペイン語の説明なんか聞いてるけど・・・いつか絶対Tio Pepe側から

『ようこそお越しくださいました!

どうぞこちらの樽にサインして下さい!』
って
お願いされるようなエライ人になってやる!!」
と、現状では全く実現しそうにない、大きな野望に燃えていたのだった・・・。

無謀な野望??いいのいいの、夢見るのはタダだし、想像してるだけなら誰にも迷惑かけないし・・・。想像は人生を豊かにするひとつの手段だと思います、私。

****************************************************************
2月から10ヶ月間、なんちゃってパッカーの旅にお付き合い頂きまして本当にありがとうございました!
来年も引き続き毎日更新を目標に頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
読者の皆様もよいお年をおむかえくださいね。


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工場の中は(当たり前すぎて書くのもちょっと恥ずかしいけど)ものすっごくたくさんのシェリー酒の樽があり、
ph01_04.jpg


スキマもなく、段々になって並んでいる樽に向かって、

「お見事!」とかけ声をかけたいくらいに律儀に積まれた行儀よさ。
あくまでイメージだけど、スペイン人がこんなに大きな樽をきっちりきっちり積むんだなあ、と思うと
スゴイ!!よく頑張ったねワイン職人たち!!
って、なぜか感心してしまう。これがドイツ人だと紙一枚が入る隙間もないくらいにぴっちりと樽を積んでいたとしても「うむ、当然!!」という気がするんだけど。。。
おのおのの国が外人に与えるイメージの違いだな、きっと。

3〜4段の段々に詰まれたこの樽、上の樽ほど若いシェリー酒で、下の樽ほど老いた(?)シェリー酒が入っている。下の樽からシェリー酒を抜いてビン詰めにして出荷し、出荷分だけをその上の樽から順にシェリー酒を足していく、

ソレラという製法でいつまでも変わることのない味を提供できるらしい。お酒なのに注ぎ足し注ぎ足しなんて。

老舗の蒲焼のタレみたいだなあ。。。


たくさんの大きな樽に囲まれている酒蔵は薄暗くって空気もカビっぽくて、ちょっと息が詰まる感じ。
この息苦しさが、おいしいシェリー酒を育てるのかな??




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さすが観光案内所らしく、先ほどお宿で貰ったものよりも数倍詳細なヘレスの地図もくれたし、ボデーガ(シェリー酒の製造工場)の場所もいくつも教えてくれたし。

よっ、さすがスペイン観光立国!!

更に、私が13:00からのツアーで見学するボデーガについて、ヘレスで一番有名なゴンザレス・ビアス社Tio Pepeという辛口シェリー酒で有名。Tio Pepeは「ペペおじさん」という意味で、このボデーガの創始者、マヌエル・マリア・ゴンザレス氏の親戚の男性のアダナ、Tio Pepeにちなんで付けられた名前だそうです。松田優作も愛飲していた銘品。以上Tio Pepe豆知識でした)ということも説明してもらえたので、おお、お宿のセニョールが言った事(紹介してくれたボデーガが最も有名、という事)はウソではなかったし、私もセニョールのスペイン語がなんとか聞き取れていたんだ!!と嬉しくなってしまった。

観光案内所で説明を聞いていると、ちょうどいい時間になったので再びボデーガに戻り、受付の妙齢の女子に

「Hola!」と声をかけると、
「言葉が話せるならこちらのツアーに入って!」と言われ、(スペイン人以外の)外人が集う英語のツアーではなく、スペイン語のツアーに入れられてしまった・・・。

ちょっと挨拶してみただけなのに。。。
ピレタの洞窟でも、ガイドのセニョール(おじさん)の説明なんてほとんど分からなかったのに〜!!


でも・・・英語もスペイン語と同じくらいちんぷんかんぷんだし、ここには日本語のパンフレットもあるし。スペイン語ツアーでもまあいいか。

これもまた旅の思い出!


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目指すボデーガシェリー酒の製造工場)にたどり着けず、仕方がないので道行く人をつかまえて尋ねてみると、1人目のセニョーラ(おばちゃん)は

「知らない」とツレナイお答え。むむむ、「知らない」って。一応この町の観光名所だろうが!!と思いつつ先へ進むと家族っぽいセニョーラ二人と可愛いセニョリータ(女の子)がいたので、先ほどと同じようにボデーガに行きたい」と言ってみると、この人たちはボデーガの場所を知っていた。ああこれで一安心。

この道をずーーーーっとまっすぐ歩いていくと

ボデーガの建物があるけど、入り口に行くには

そこをぐるっと右に曲がらないとダメよ!(多分)


と親切に教えてくれたので、言われた通りにずーーーーっとまっすぐあるいてぐるっと右に曲がってみた。

それらしき敷地の周りを歩くこと10分。

ふう、なんて広い工場ですこと!

ボデーガの入り口を探してたどり着いた所には、受付のセニョリータ以上セニョーラ未満の妙齢の女子が一人ぽつねんと座っていて、「13:00から工場見学ツアーが始まるから5分前にまたここに来て(多分)」と言われた。

工場見学ツアーまではあと30分くらい時間があるので、それまでボデーガの周りをひと巡り。プラプラと歩いていると、ヘレスのバスターミナルにいたセニョーラ(おばちゃん)が教えてくれた観光案内所を見つけた。
ついでに立ち寄ってみると、ラッキーなことに親切な職員さんがいた!


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モロッコのマラケシュで最後にIBISホテルに泊まって以来、とんとご無沙汰だったTVがお部屋に!!!
熱湯シャワーで死にかけたセビーリャのお宿と

全く同じ値段でTV付なんて!
と大喜びしてしまい、ヨソのお宿を見ることもなく早々にこのお宿に泊まることに決定。

チェックイン後、フロントのセニョール(おじさん)に

Bodegaボデーガシェリー酒の製造工場。ヘレスにはいくつかのボデーガがあり、工場見学のあとは試飲もできる)に行きたい!と言うと、かなり大ざっぱなヘレスの地図をくれて、最も有名な(とセニョールは言ったような気がする)ボデーガの場所も教えてくれた。

わーいシェリー酒の試飲試飲!ハンガリーのトカイのピンツェ(地下のワイン蔵。ワインの樽がたくさん保存されいていて、そこで試飲もさせてもらえる)みたく、係員さんが大きなガラスのスポイトの片方から息を吸って樽からシェリー酒を吸い上げて、グラスに注いでくれたりするのかな?

なんてワクワクしながらお宿の前の通りに出て、

「歩いて10分くらい」というお宿のセニョールの言葉を信じて歩き始めたけど・・・着いたばかりの土地で全く土地鑑がないせいか、歩いても歩いても目指すボデーガにたどり着かない・・・。

ヘレスの「10分間」って・・・長いなあ・・・。


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引き続きバスの中でマルコについて思い出しております。

大事なばあさま(ロバ)は旅の途中で死んでしまうし、一所懸命歩いてたらクツの底がはがれて足は怪我するし(このシーンはなぜかめちゃくちゃ鮮明に覚えている)・・・と、気の毒なことおびただしいマルコの旅を思い出してちょっと涙ぐんだりしつつ、予定よりも少し早く、1時間半くらいでヘレス・デ・ラ・フロンテーラ
20061116173004.jpg

に到着。
(地名が長いので以下勝手にヘレスと略します)

移動中に空の下の層の雲がビュービュー流れていたのでイヤな予感はあったけど、

この町、風が強くて結構肌寒い。

バスターミナルにいたセニョーラ(おばちゃん)に観光案内所とオスタルやペンシオン(安宿)のある通りの場所を教えてもらい、Medina(なんだかモロッコを思い出す)通りというところを歩いていて、すぐに目についたのはオテル(Hotelのこと。スペイン語はHを発音しないのです)とオスタルの中間って感じの、まあまあ小ギレイな建物。

まずはヘレスのお宿の相場を知ろうと、フロントのセニョール(おっちゃん)に聞いてみたら1泊約2,000円。
2000円かあ。やや高目だなあ。
もう少し安い部屋ないの?連泊するんだけど、と聞いてみると、少し狭くていいなら1泊1,500円の部屋があるらしい。

しかも嬉しいことにバス・トイレ・電話が室内完備

更に!なんとTV付き!


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セビーリャを出発し、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに向かうバスの中から、ふと空を見上げた。

すると、空の高いところと低いところに、雲が二層に分かれていて、上の層の雲はほとんど動かないのに、下の層の雲だけはビュービューと風に流されていく。その雲を見ながら脳裏に浮かぶのは・・・

♪はるか〜 草原を〜 ひとつかみの雲が〜・・・

そう、『母をたずねて三千里』OP、♪草原のマルコ

私はアンデスを目指しているわけでも母をたずねているわけでもないけど、「草原を流れる雲」と言えば・・・思い出すのは健気なマルコなんだなあ。。。

しかし・・・マルコはほんっとにえらかった!
あんなチビなのに一人でジェノバからお船に乗って(しかも密航!)お金もなくして(スラれたのかも?)無一文になって、やっとアルゼンチンに渡れたと思ったら母さんは引越ししてたり病気になってたりで

これでもか!これでもか!ってくらい行き違いが重なるばかりで全っ然母さんに会えないし。
しかもおサルのアメデオは(そりゃ可愛らしいし寂しいときの心の支えにはなってるかもしれないけど)マルコにエサばっかりねだってあまり(というか全然)役にたたないし!


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うんうん、adios(さようなら)じゃなく、またいつの日か、ほんとに

Hasta la vistaになればいいと私も思うよ。
セビーリャ、ほんとに居心地よかったもん。(このお宿の熱湯シャワーはかなりいただけなかったけど。。。)

最期の最期に愛想がよくなったお宿の子供に見送られ、おええ うええと思いながら、よろよろとバスターミナルまでタヌ夫さん(キャスターつきリュック)を引っ張り、

「Jerez de la Frontera(ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ)!」
あちこちの窓口で叫びつつ(大声出すと頭がガンガンするなあ、おええ などと苦しみながら)発車5分前にヘレス・デ・ラ・フロンテーラ行きのバスに乗り込んだ。やれやれ。

移動日の前日に深酒なんて

二度とするまい。


セビーリャからヘレス・デ・ラ・フロンテーラまでは約2時間の旅。
寝不足だし、少しは寝られるかな〜と思いきや、道沿いに見える青々した畑の中に、ポツンポツンと咲く早生のヒマワリが気になって寝られない・・・。

アンダルシアの空の下、ヒマワリを見ながら移動するなんて。モロッコで車窓からさんざん見た

「アフリカの箱庭」的風景もよかったけど、
真っ青な空に向かってすくすく伸びるヒマワリを見ながらの移動も、とってもオツなものだなあ。

願わくばもっとたくさんの花が咲いていてほしかったけど。


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翌日。
昨夜は結局コサカくんと二人で4:00くらいまで飲んで語っていたのではなかろうか。最後の方はお店の人も他のお客さんも一緒になって飲めや歌えや(♪赤いびちくれったで〜 というイタリア語の歌を教えてみたらみんなにもっともっと!!と要求されたので、高校時代に習った♪サンタ・ルチア♪帰れソレントへ をイタリア語で披露してみたらこれがもうやんやの大喝采!!プリマドンナになった気分だった)踊れや、みたいになったような気もするけど、お勘定は誰が払ってくれたのかなあ・・・どうも記憶が定かじゃないけど、食い逃げしたんじゃないでしょうね私。

飲みすぎるとしっかり寝られなくなる体質なので、

うう眠い・・・寝足りない・・と思いつつ

8:00に目覚めた。もっともっともっと寝たかった。。。

(ちなみにコサカくんに『今朝早い時間にコルドバに向かう』と聞いていたが、こんなブサイクな顔で見送りには行けないので心でバイバイをしておいた。いつものパターンだ・・・)
うええ、とサイアクの気分でとりあえず次の行き先行き先・・・と「歩き方」をペラペラななめ読みしていて、ヘレス酒(シェリー酒)の産地を見つけた。ロンダから行った方が近かったような気がするけど、まあいいや。

こういう旅は「行きたい!」と思った時が動き時だし。。。
なんならヘレス酒で迎え酒だ、迎え酒!!

半ば酔っ払ったアタマで、今日でこのお宿と熱湯シャワーともお別れかあ、と思いつつ、チェックアウトの時にいつものように愛想のないお宿の子供に、最近のお約束になったDANONEのオマケ(サッカープレイヤーカード)をあげたら

「Gracias! Hasta la vista!(ありがとう!またね!)」と思いがけず

愛想のいい挨拶をされた。


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コサカくんの面白話はホストファミリーだけにとどまらない。

語学学校で知り合ったブラジル人留学生に、「お前は見込みがありそうだから、もしオレと一緒にブラジルに来る気があるなら

アマゾン川で一番の漁師にしてやる」って誘われた話とか。
ブラジル人に何を見込まれたんだろう?大和魂かな??

コサカくんの面白話を聞かせてもらい、私も負けじと(大阪人は他人のネタを聞くとよーし私だって私だって負けるもんか!!とお笑いの血が騒ぐ・・・)ポーランドでサイフをスラれて後々まで往生した話や、飲むヨーグルトと間違って買ったヨーグルトの素を

「なんか酸っぱいなあ」とか思いながらゴクゴク飲んでしまって、

数時間後にポーランドとチェコの国境駅でお手洗いを探すのに必死になったことや、モロッコで水あたりになって苦しんだことなどなど、とっておき(?)旅話を披露して大いに盛り上がった。
ああ、人それぞれにいろんな旅のドラマがあるんだなあ。。。

ほんと面白い男の子に会えたなあ。
M夫妻、そしてほんとに久しぶりにホンダさんにも再会できたし(ホンダさんとの再会は想定外に気まずいものになってしまったけど、これもまた運命・・・?)、思わぬところでイタリア語も聞けたし、♪赤いびちくれったで〜 なんて鼻歌も飛び出すローマの思い出話も楽しめたし、これでセビーリャも楽しみ納めかも。。。


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私が「放浪の最初の方で一番コーフンしたのは

ローマ教皇のクリスマスミサ!
と言うと、そのミサ僕も行きましたよ!ホストファミリー(ホストファミリーってことは、短期留学でもしてたのね。勉強熱心な若人だなあ)に連れられて!とコサカくん。えーーーその時期ローマにいたの?!と、ローマの話やイタリア語の話でひとしきり盛り上がった。

イタリア語で一番笑った単語って何?という話題では、

「びちくれった!!(自転車)」と二人同時に言って大笑いしていた。

ああホンダさんが元気なら、今頃3人でケラケラ笑ってたのになあ。。。

コサカくんのイタリアのホストファミリーには可愛い小学生の女の子がいて、コサカくんにものすごくなついたらしい。
イタリアで(イタリア人の)彼女ができたのでホストファミリーに紹介した時には、ホストファミリーの女の子がひどいヤキモチをやいて、

コサカくんの彼女の髪をハサミで切っちゃった
(ラテン系って子供も血がアツいなあ。さすがアモーレの国!)
とかいうちょっと怖い話から、仲良さそうに見えてたホストファミリーのご夫婦が、実は離婚調停中で、ある日コサカくんにホストマザーが言うには

「私は娘を連れて来週実家に戻る。夫は一人でこの部屋に住めるほど収入がないから、彼も来週中にこの部屋を出て行くことになる。だからあなたも来週中に別のホストファミリーを探しなさい」なんて、めちゃくちゃな事を言われた話とか。。。


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20:00前になって待ち合わせ場所に現れたホンダさん、見るからにゲッソリしていて、

「体調不良です」ってオーラが出まくっていた。

モロッコ帰り→もしや水あたり?!と思ったので、とりあえずホンダさんとコサカくんに適当なお店に入っていてもらい、私はお宿に(モロッコでの激烈な水あたりから私を救ってくれた)抗生物質やらビタミン剤やらを取りに戻った。

その間、約20分。ホンダさんは駆け足でお店に戻ってきた私の顔を見るなり「明日の朝早くバスに乗るし、悪いけどメシ食ったらすぐに帰るから」と宣言した。

体調が悪いのか(はっ、もしや私が勝手にコサカくんを誘ったせいで妬いちゃった?)単に機嫌が悪いのか判断できないくらいに、ホンダさんの言い方にとりつくシマがなかったので、私もコサカくんもホンダさんのすぐ帰る宣言に対して

「そ、そうですか・・・わかりました・・・・」としか言えず。。。

とりあえずお通夜のようにシーンとしたままモソモソと食事をし、ホンダさんに抗生物質その他を渡し「あのーこれ・・・どうかお大事に・・・」とおそるおそるお別れしたのだった。

あーあ、こんなはずじゃなかったのになあ。。。

はるばる日本から別々にやってきた旅人3人で色んな思い出話をしながら、ワイワイ楽しいお食事にしたかったのに・・・。

ホンダさんにもコサカくんに悪いことしたなあ、という気になってしまい、「せっかく一緒に来てくれたのに、気詰まりなことになってしまってごめんね」と謝ると、コサカくんは
全然気にしてないっすよ!
体調悪い時ってほんと辛いっすもんね!
って感じだったのでホッとした。彼が明るい人でよかった。

まだ時間も早いし、ちょっと飲みに行かないっすか?と誘われたので、まあ1杯くらいなら・・・と、Bar(立ち飲み屋さん)に入り、お互いにこれまでの旅の経緯を話すうちに、私とコサカくんは同じくらいの時期にローマをほっつき歩いていたことが判明したのだった。


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昨日は名前も聞かずに別れたけどご縁があるってこういうことだなあ、と思ったので「昨夜フラメンコ観た後で、ブリュッセルで別れた知り合いとバッタリ出会ったんです。19:00に待ち合わせしてるんですけど、

もしまだゴハン食べてないなら一緒に来ませんか?


お誘いしてみると、男の子(コサカくん)はメシは大人数で食べた方がうまいっすからね!一緒に行っていいっすか?と元気も愛想もいい返事をしてくれた。
旅人が親しくなる為の100点満点の答えだなあ。こういう返事をもらえると誘い甲斐もあるってものだわ。

どーぞどーぞ、私と待ち合わせしてる人は気のいいお兄さんおじさん(おじさんはないか。。。ホンダさんゴメン!)で、トルコから一人旅を続けてる人なんです。モロッコに渡って最近スペインに戻ってきたらしいけど、すっごくいい人でね〜、別れ際に自分が大事にしてる本も私にくれたりして!と、ホンダさんについてコサカくんに話しつつ、二人でホンダさんがやって来るのを待っていたけど・・・

20分待っても来ない。
30分待っても来ない。。。


どーしちゃったの、ホンダさーーん!!
もっ、もしやトラブル発生?!!


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M夫妻とお別れして、奥様曰く「誰もいないから好き放題できますよ」とのことだったスペイン広場に来てみると。。。

カテドラルほどひどくはないけど、日本人やら外人やらのパックツアーの団体さんらしき人たちが結構たくさんいた。でも、その昔博覧会の会場だったスペイン広場はとにかく広くて、それほど人のワサワサ感は感じない

派手に上がる噴水や、回廊のアーチの下に丁寧に貼られたスペイン各地の特徴や、歴史をモチーフにしたタイルの模様をのんびり見物していた。
「シウダード・レアル」という地名がついたタイルの模様が、

とっても『ラ・マンチャの男』っぽくって、

この駅で降りたらすぐに風車が見られるのかな?と思って忘れないようにメモしたりして。

スペイン広場を取り囲むように建っている半円形の建物は、天井の装飾もものすごく凝ってて(どうもスペインでは天井ばかり見上げてるような気がするなあ)首が痛くなるまで上を向いて、気の済むまで天井を見て歩いた後、隣接するマリア・ルイサ公園にも行ってみた。

公園というよりも・・・植物園だなあ、ここは。

バラや椰子や夾竹桃やオレンジなどなど、花の咲く木がたくさん植えられていて、少し足を踏み入れただけでも森(というか熱帯雨林?)の中を歩いている気分になり、森林浴も楽しめる。

公園には噴水もベンチもたくさんあって、歩き疲れてもすぐに休憩できるし(ベンチの汚れを気にしなければ)のんびり昼寝もできそう。。。

公園内の土は、なぜかまっ黄色

プラサ・デ・ラス・パロマス(鳩の広場)という場所には真っ白な鳩がたくさん集まっていて、黄色い土と白い鳩のコントラストが楽しめた。
まっ黄色の土、というのはセビーリャではこのマリア・ルイサ公園と、マエストランサ闘牛場でしか見られない、らしい。
「歩き方」を疑うわけじゃないけどまあ念の為と思い、帰りにムリーリョ公園に立ち寄ってみたところ、確かにムリーリョ公園の土は真っ白!だった。(土が真っ白、って表現、なんだか違和感があるなあ。。。


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