このまま星空を見上げながら、朝まで砂丘のてっぺんで自然の素晴らしさを感じていたい!と思ったものの、ラクダ使いのおじさんが
「夜、寒い。あなた風邪ひく」と忠告してくれた通り、確かにどんどん寒くなってきた・・・。
砂漠の夜がこんなに寒いなんて!大陸性気候は「温まりにくく冷めにくい」って中学の時に習った気がするけど??
ひとまず
「これ以上ガマンする。私きっと風邪ひく」という限界まで粘って砂丘のてっぺんから見る星空を心に刻み、名残惜しいけどそろそろ戻ろうと、テントのあるくぼ地に背中を向ける形になり、後ろ向きで下りようとした途端、
「わー!!」と声を上げる間もなく、砂丘の斜面をざざざざざーーーーーーっと滑り落ちてしまったのだった・・・。
顔から足の先まで、全身砂まみれ。。。
登る時はあんなに苦労したのに、下りるのはほんの一瞬。。。余韻もへったくれもない。
しかも、登る時は時々振り向いて
「あれが私のテントだわ」と位置を確認していたので砂丘のてっぺんにいてもなんとなくテントの位置は分かっていたのに、一気に滑り落ちてくぼ地まで戻ってしまうと、もうどのテントが自分のテントなのか全く分からない。
いくつかのテントからもれている光を頼りにこのテントでもない、あのテントでもない、とうろつくことしばし。やっと見覚えのあるテントを発見。
見つかって・・・ほんとによかった!もし見つけられなかったら
凍死覚悟で野宿か、見知らぬ砂漠ツアー参加者のテントに乱入するしかなかったかも。。。

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