「ぜひとも連れてって下さい!お願いします!」とすぐにでも四駆に乗りたい気持ちをグッと堪え、
「ホテルの部屋はシングルの個室?
1泊の値段は?
砂丘に行くツアーの値段も教えて!」と旅慣れた旅行者風に(
しかし強烈にたどたどしい英語で)尋ねてみると、
「砂丘に行くツアーは何種類かあるから急に答えられない。ホテルの宿代はシャワーつきのシングルルームでDH60(ディラハム:モロッコの通貨 約900円)」とのこと。
1泊900円程度のホテルなら・・・
砂丘ツアーでも目玉が飛び出るほどの代金をふっかけられることもないだろうし
(元々砂丘ツアーの代金の相場を知らないので、ふっかけられたりボラれたりしたところで私には知りようがないし)、まあここでこの人に会ったのもきっと何かのご縁なのだ、とりあえずこんな何もないところで強烈な太陽光にあぶられてひからびる前にホテルに連れてってもらわなきゃ!と思ったので、四駆に乗った青年以上おじさん未満、自称ホテルの従業員男性に
「OK!レッツゴー!」 とすこぶるいい返事をしたのだった。値切りもせずに・・・。
いやあ行きあたりばったりでもなんとかなるものだなあ、と気持ちに変な余裕ができたので四駆の窓から外を眺めると・・・
よくぞこんなところを道路にしているなあ、メルズーガの人はすごい!と感心するくらい、「道」というものがない。砂地のところどころに電柱が立ってて、その電柱がかろうじて目印になっているのかな〜と思ったら、四駆の轍が残っているのでその上をなぞって走っているみたい。
こんな道なき道を普通に走れる四駆って・・・すごいポテンシャルだなあ・・・。
(『ポテンシャル』の使い方って、これでいいのだろうか?)

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