気ままに暮らす旅好き・離島好き・変身写真好きなはてるまの身辺雑記です。
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 翌日。
 スッキリ目覚めると10:00。バス停の場所を確かめてからカテドラルに行ってみることにして、お宿から大通りまでテクテク歩く。天気がよくって嬉しいけど、まだGジャンが手放せない・・・アンダルシアって年中帽子かぶってサングラスかけてないと暑くて動けないってイメージだったけど、実はそうでもないみたい・・・。

 このカテドラル、何がすごいかっていうとそのデカさ!サンタマリア ダル マル教会みたいな感じでだだっぴろくて、礼拝堂は美術館みたいに絵や彫刻がいっぱい。祭壇もぐるりとステンドグラスと絵で囲まれて、とにかく豪華。しかも、パイプオルガンまで、今まで見た中では1番きらびやか。さすが世界各地に植民地を持ってたスペイン、豊かな国だったのね〜と感心しまくり。

 カテドラルの隣に「王室礼拝堂」があったので、そちらも見学してみた。グラナダをアラブ人から(スペイン人の立場から言えば)取り戻した女傑、イザベル女帝と彼女のご主人が眠る場所だけに、威風堂々とした建物ではあるけれど・・・祭壇の装飾衝立の首を斬られた像なんて、驚くぐらい生々しいんだけど。。。イザベル女帝の棺も拝ませてもらったけれど。
 いかんせん昨日アルハンブラを見たばかりの私には

「普通のヨーロッパの教会」としか思えなく。

 ああもったいない。素晴らしい建物なのに〜・・・アルハンブラよりこちらを先に見ればよかった!!やっぱりグラナダはアルハンブラに尽きるなあ・・・。

 ということで、今日はアルハンブラの全景を望むべく、アルハンブラ宮殿とは川を挟んでお向かいの地区にあたるアルバイシンの丘に登ってみることにした。
d85bcd43-s.jpg

 ひたすら歩くこと30分。途中、サルバドール博物館ってところを休憩がてら見学した後、サン ニコラス広場に到着。「歩き方」曰く、この広場から見るアルハンブラは世界一美しく、そして哀しいらしいけど・・・正直ちょっと叙情的すぎるんじゃない?その記述、って感じ。

 アルハンブラ宮殿の周りを取り囲む森の緑、宮殿の下側に広がるのは今頑張って丘を登ってきたアルバイシン地区の家々。アルバイシンの家たちは、アルハンブラから見たら白い壁が印象的だけどここから見下ろすと壁は見えなくて、屋根のレンガ色が目立っていて茶色い波みたい。
アルハンブラ宮殿も、離れてつくづく見てみると、華麗さがなくってどちらかというと無骨な古城って感じ。

 でもあの無骨な建物の内部には、圧倒されるくらいのものすっごい彫刻がほどこされているのだなあ・・・ああやっぱりグラナダといえばアルハンブラ宮殿が一番!もう脳にしっかり刷り込まれてしまったもの、グラナダ=アルハンブラ。。。きっとこれから後、グラナダでどれくらいごっつい建築物を見たところで「すごいけど・・・でもやっぱりアルハンブラには勝たれへんよなあ」と思ってしまう気がする。勝ち負けなんてないのは百も承知だけど・・・。

 と、アルハンブラ宮殿の素晴らしい彫刻を心に描きつつ、ヒターノ(ジプシー)が住むサクロモンテの丘を目指して歩いた。ヒターノの人たちはサクロモンテの丘の斜面に穴を掘って、そこで住んでいるらしい。21世紀なのに穴居生活・・・。ほんと中世風味漂うなあ、アンダルシアって。。。


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 と、往時のアラブの王様の権力にも痛く感心しつつ、王宮からテクテク歩き、アルハンブラ宮殿の最も重要な要塞として、約4世紀の長きに渡り建設された「アルカサバ」を見学。

 のはずが、正反対の方向に進んでしまい、なぜか「パルタルの庭」に出てしまった・・・方向感覚すらおかしくさせるのねアルハンブラ・・・。
 ここは光と緑が溢れる庭園で、先程見学をすませたヘネラリフェの外観が見渡せてとってもいい感じ。緻密な彫刻を見続けてぼーっとしてしまった目とアタマをしばし休めて、改めてアルカサバに向かうと、親子っぽい日本人女性のお二人連れも同じ方向に歩いて行くのを見かけた。グラナダでは女子の2人旅をよく見かけるなあ。しばらく一緒に見学したけど、お二人連れは要塞よりももう一度王宮内部を見たそうだったので、アルカサバの入り口でお別れし、私は一人でアルカサバ内の「ベラの塔」を目指した。

 アルカサバは昔懐かし、スロバキアのスピシュ城(天空の城ラピュタのモデルになった古いお城)を髣髴とさせる要塞跡。狭い階段を上ってたどりつく、「ベラの塔」の頂上からの眺めは素晴らしく、後ろにはシエラネバダの雪山がひかえ、右手にはアルバイシンの白い家々があり、左手には鬱蒼としたアルハンブラの緑の森、前方には遥かかなたまで続くグラナダの大地!(私って詩人・・・)を見て、スペインって広いよ〜!!と改めて感動した次第。やっぱり私高い所が好き!

 素晴らしい彫刻から
20060405105348.jpg

気持ちが広々するような景色まで、アルハンブラ宮殿をお腹いっぱい堪能し、そろそろどこかでゴハンでも、と思いながらアルハンブラの森を抜け、ヌエバ広場に通じるゴメレス坂を歩いていると、先程アルカサバで一緒になった女性お二人連れと再会。

 これも何かのご縁なので
「王宮、隅々まで見学できました?」
と声をかけてみた。

 親子かな?と思ってたけどおばさんと姪ごさんのお2人で仲良く旅行中との事。一人でゴハンも味気ないでしょうから一緒にどう?と誘ってもらったので、3人で近くにあったBar(立ち飲みやさんみたいなところ。軽食も出してくれる)に入って、ポテトサラダやお茄子のミートソースがけ、ジャガイモ入りオムレツなどをつまみながら色々と話をしていた。お2人は明日の朝のヒコーキでバルセロナに移動するらしいので、バルセロナの見どころや闘牛の素晴らしさ(絶対に好き嫌いはあるとは思ったけど)を熱く語り、お互い楽しい旅を続ける約束をしてお別れした。

 昨日のS子ちゃんとK子ちゃんといい今日のお2人といい、二人連れの旅人でも話しかけてみると愛想よく対応してくれるんだなあ。新たな発見。


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能書きはそれくらいにして、まずはアルハンブラ宮殿本体(?)から少し離れた所に建てられた、王様の夏の別荘、「ヘネラリフェ」から見学することに。
src_10168432.jpg

天にも届けとばかりにすくすく伸びる緑濃い糸杉、白い壁と色あざやかな花々に囲まれて、小川のせせらぎまで聞こえる、迷路みたいな優雅なお庭。少し開けた場所には噴水があったりして、暑い夏でも涼しさを感じられるような工夫がいたるところに見え隠れ。建物に彫られた彫刻を見ても、アラビア文字のような模様があったりして、ヨーロッパにいながらにしてアラブの風を感じてみたり。。。
「夏の離宮」でこんなにアラビアンアラビアンしてるんだったら本体は一体どんなことになってるんだろう?とワクワクしながら向かった王宮は・・・

めまいがしそうなくらいのアラビア風味!!!

こんなに手が込んだお城、

今まで見たことなーーーいっ!!!


これぞ THE カルチャーショック!!

もうほんとに建物のいたるところが彫刻で装飾されている。こんなに彫刻彫刻彫刻彫刻だらけのお城見るのは生まれて初めてなので、何をみてもどこも見ても驚いてしまい・・・建物の天井から梁から壁から窓から隅々まで真剣に、(でも口はぽかーーんと開いたままで)視線で穴開くんじゃないの?と思うくらい、つくづくと眺めていた。

王宮の中はいくつかの部屋に分かれていて、中でも「大使の間」に施された、天井から滴ってきそうな彫刻、「鍾乳石飾り」(モカラベス)は圧巻だった。20060405105307.jpg


ほぼ壁と同じ、石の色をしている色鍾乳石飾りだけど、部分部分にほんのりと当時の青い彩色が残っているところもあったりして、この青さがまたとっても風情があるんだな。こんな部屋で接待なんかされた日には絶対に夢見心地になってしまうだろうなあ。どんなに有能な大使でも、イスラムの王様の無理な要求を呑んでしまうに違いない!と思ってみたり。「二姉妹の間」の鍾乳石飾りも素晴らしかったなあ・・・。

極上の彫刻が施された室内から視線を転じ、窓から見える風景はというと、アルハンブラ宮殿の城塞都市として名高いアルバイシンの白い町並みと青い空が一幅の絵のようで、ああもうほんとにグラナダに来ましたグーラーナーダーにーーー!!って感じで血が騒いで仕方がない。
白くて落ち着いた町並みのアルバイシンの住人は、スペインのレコンキスタ(国土回復運動)の軍勢に押されながらも、最後まで抵抗し続けたらしい。スペインの歴史の光と影が凝縮されたアルハンブラ・・・深いなあ。

とにかく宮殿もヘネラリフェも見どころだらけで、いざ写真を撮ろうと思ってもどこをどう撮ればいいのやら。キレイというよりスゴイ代物。これが人間の手で作られたなんてねえ。。。アラブ人ってすごい。ほんと尊敬に値する。あれだけの彫刻をほどこす為に、どれくらいたくさんの人が携わったことか。いやはや権力って大したものだなあ。あんな宮殿を人力で作らせるだなんて・・・。


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 夜行列車で寝られなかったので、人肌程度の温かみの残るベッドでゴロゴロすること4時間。
 13:00くらいになってやっと眠気も落ち着いてきたので、観光にでも行こうかと思ったけど、バルセロナ同様、グラナダも肌寒い・・・雨空も曇り空ももう見たくないから、せっかく南下してきたのにいいい!!

 いくらアンダルシアに憧れてたとしてもこう肌寒くてはカルメンだってバラをくわえて踊れないだろうよ、マッチに真島!!

 と、廊下に置いてあったえらい暑苦しい情熱の真っ赤な毛布にくるまれつつしばらくブーたれてたけど、えいっと気合を入れて、宿のセニョーラたちに「雪は降らない」アルハンブラ宮殿への行き方を大まかに教えてもらい、14:00くらいからグラナダの街をプラプラと歩き始めた。

 明日しっかり見学するつもりで、今日はアルハンブラ宮殿の場所だけ確認しようと思い、セニョーラたちに聞いた通りの道を歩いていると思ったのに。。。宮殿に着く気配は全くナシ。20分で着くって行ってたのに小一時間歩いてもまだ着かない。これは明らかに迷ってるんでしょうってことで、たまたま見つけた観光案内所に飛び込み、グラナダの地図をもらい、アルハンブラ宮殿の場所を確認。私正反対に向かって歩いてたみたい。そりゃ着かないはずだわ・・・。

 観光案内所の人が親切にも「アルハンブラはこの方向よ!」と建物の外まで出てきて教えてくれたので、テクテク歩いていると、前からやってくるのはバルセロナからの列車で一緒だったS子ちゃんにK子ちゃん!元気いっぱいの2人は既にアルハンブラ宮殿の見学もすませ、今からお土産選びをするらしい。

「ここからだと結構遠いですけど、頑張って下さいね。今から行けばじゅうぶん見学できますよ!」という2人の声援を背中に受け、そこから歩くこと1時間半・・・。

 アルハンブラの森を越え、すっごい広い駐車場も超え、お葬式場?みたいな所にたどり着いてしまい、もう今日は絶対に宮殿に行けないと思う!!と諦めて、歩いてきた道を引き返すと、えらい地味に、ひっそりしたアルハンブラ宮殿のチケット売り場を発見。
「ここがチケット売り場です!!」って、もっとアピールしてよ〜・・・

 まだ16:00過ぎなのに、チケット売り場のセニョーラ(おばちゃん)が言うには「Casa Real(王宮)に入れる時間は18:30〜19:00」らしい。
それまでナニしてろっていうの?と不審に思ったけど、「アルハンブラ宮殿」って大きいくくりの観光名所の中に「王宮」とか「アルカサバ」とか、個別の見どころがあるらしい。なので指定時間までは王宮以外の見どころをみてればいいと。納得納得。

 ここでアルハンブラ宮殿についてちょびっとだけ説明しておくと・・。
 アンダルシア地方って昔イスラム教徒に征服されてて、それに反抗したキリスト教徒が必死のパッチで

レコンキスタ(国土回復運動)

を完了させた1492年までは、グラナダはイスラム教徒に支配されてたのだね。で、そのグラナダを治めたイスラムの王様が住んでたのがアルハンブラ宮殿なのであーる。


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 セントロのバス停で降りたのはいいけど、手荷物預かり所なんて見あたらないし、朝ゴハン食べたばかりなのでお茶する気もないし(第一お店が開いてない)、観光案内所も宿泊予約所もまだ開いてないだろうな〜と思ったので、タヌ夫さんを引っ張って、掟破りの早朝宿探しに挑戦することにした。(ほんとは前日の宿泊客がチェックアウトする11:00以降に探し始めるのが正しい安宿の探し方。)
 よい子のみんなは早朝に新たな街に着くような旅程は組まないでね。

 まずは目に付いた☆☆のオスタル(民宿)。
 二つ星かあ、宿代高そ〜と思いながら入ってみたら1泊3,000円くらい。4泊以上で1泊2,500円に値下げらしい。
 高すぎる!(なんせ前日まで1泊1,200円で宿泊してた女だから)ってすぐに断わって次の宿を探しに行けばよかったのに、バルセロナの宿探しで宿のセニョーラに「1時間だけタヌ夫預かって〜」と甘えて、結局6時間くらい預かりっぱなし(しかも無料で)だった事を思い出し、ここでも「1時間だけタヌ夫預かって〜。お願いセニョーラ!」と可愛くお願いしてみたけど・・・

「ふざけんな!」って感じで、

タヌ夫もろともおん出されてしまった。
「2度と来るな!」っぽい捨て台詞と共に、ガシャンってドアに鍵までかけられて・・・。
アンダルシアのお宿のセニョーラは、ちょっと手強い。
 
 手強いセニョーラの宿を後にして、ぶらぶら歩くこと3分。オスタルの看板だらけの地区にやって来た。勘で歩いてもなんとかなるものだなあ。
 とりあえず一番手前にあったオスタルに入ってみた。セニョーラが出てきて「今満室だけど少し待ってて(多分)」というのでタヌ夫と共につくねんとその建物で待つことしばし。
 
 隣のビルにも同じ家族が経営してるペンシオン(ペンション)があるらしく、そこなら空いてるとのこと。お部屋を見に行くと、明らかに今まで家族の誰かが寝てたっぽいお部屋ではあったけど(ベッドのシーツがしわくちゃだった)、窓も大きくて通りに面してて明るくて、洗面台(今回はちゃんとお水も出る)がついたお部屋が

1泊1,500円!

 文句なし!2件目にしてグラナダのお宿決定!ってことで、お部屋を見せてくれたセニョーラと一緒に、最初に入った建物にタヌ夫を引き取りに行くと、一人のセニョールが帰宅してきたところだった。ん?見覚えのある顔・・・と思ったら。

 グラナダ駅で私がけんもほろろに「No gracias(結構です)!」って断わった、客引きのセニョールだった・・・。
 だってだって他のセニョールは「1泊3,000円!」とか「1泊2,500円!」とか声かけてくるのに、このセニョールは「1泊1,500円」とか言うから・・・「他の宿より安すぎる。きっとバスセロナで泊まってたユースもどきの宿にみたいにちゃちな部屋に違いない!なんなら相部屋の可能性もあるよね!」と安すぎる宿代ゆえに否定的な判断をしてしまい、エラそうに断わってしまったんだなあ。
 なのに結局そのセニョールの経営するお宿にお世話になるなんて・・・いやお恥ずかしい。
 でもセニョールはそんな瑣末な事を気にしちゃいないようで、

「オー!セニョリータ、さっき私とグラナダ駅で会ったよね?」

なんてイジワルも言われなかった。ほっ。


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 8人がけの2等のコンパートメントに既に6人が座っていて、かなりキュウキュウ感が・・・。でも列車自体はキレイだし、シートもさほど悪くないし、お向かいには福岡県からやって来た2人組の女の子たちもいて、久しぶりに女子同士の会話が弾んで楽しかった。

 最初は海沿いを走っていた夜行列車も走るにつれて海はどこに行った??ってくらい、薄暗ーい丘?みたいな風景の中を進んでいく。そろそろコンパートメントの明かりも消えて、お休みタイムになりそうな頃(22:30くらい)から、サンドイッチだのなんだの、お弁当を食べ始める同席したスペイン人たち。。。ご相伴に預かりつつもこれはなかなか寝られないな〜という気になってきた。明日は朝イチから宿探ししないとだし、少しでも寝ておきたいんだけど。。。

 同席したスペイン人たちも24:00過ぎには静かになったけど、モンセラットの郊外電車同様、意味なく冷房が効いた車内は肌寒くて全く寝られない私を乗せて、夜行列車は時刻表通り(そういえば昨夜の出発も時刻表通りだった。意外とキッチリ運行するRENFE!)7:20にグラナダ(ああパヴァロッティの歌声が聞こえるようだわに到着。W.B.の向かったジャブローじゃなく、グラナダに来ちゃった。。。
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関係ないけどグラナダって「イチヂク」って意味らしい(「歩き方」より)。

今日から私もアンダルシアの人なんだわ〜!!

本場のフラメンコ見ようっと!!楽しみ〜!!!


 ってコーフンするのはまだ早い。あたりはまた薄暗くってなんだか寒いし。駅前にいる人と言えば、私たちが乗ってた夜行列車から降りた人、もしくは数少ないそんな人たちに「いい宿あるよ〜」と客引きしている、胡乱なセニョール(おっちゃん)ばかり。街の中心地からも遠そうだし、早いところここから移動した方がよさそうだなあ。でも・・・
市内へ向かうバスはどこから出るのだ??

 日本から既にグラナダのお宿を予約していて、余裕の表情の女の子たち(S子ちゃんとK子ちゃん)と一緒にパンとフルーツで朝ゴハンを済ませ、その後2人とはグラナダ駅で別れて、とりあえず街の中心地に向かうバスに乗ることにした。バスの運転手さんから切符を買う時、ボーっと「centro(セントロ・中心地)por favor」と言っただけで、「着いたら教えてね」ともなんとも言わなかったのに、気が利く運転手さんはセントロに着いたら2分くらいバスを停車してくれて、それでも気づかない私に

「セニョリータ!セントロ!」と教えてくれた。

 セニョリータ(お嬢さん)・・・なんてスペインっぽい響き!!


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 2,400円の痛手は残りつつ、お昼に以前から目をつけていた中華料理やさんのmenuを食すことにした。
 どの国で食べても中華料理って本っ当にハズレがない。安くてボリュームがあって、お店も小奇麗にしてるし店員さんもそこそこ愛想いいし。今日のmenuも800円で前菜orスープ、ゴハンものor麺類、メインとデザートまでついててこの値段でこの料理なら文句なし!バルセロナ最後の日にいい思い出ができたわ。

 その後海水浴にはまだ早すぎるけどバルセロナの海とお別れしに、プラプラと浜辺から突堤まで足を伸ばし、泳いでる魚をたくさん見て(おいしそうな魚がたくさん泳いでいた。スズキかな??)全身に潮風を浴びてウットリしたのち、何度も通りがかったのにまだ見学していなかったのを思い出し、ガウディ探訪のシメとして、グエル邸に行ってみた。
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「歩き方」には屋上には上がれないように書いていたけど、特にお咎めもなく。屋上からにょきにょき生えてる煙突の間から見るモンジュイックの丘はなかなか風情のある景色だった。
 普通なら誰にも見られないであろうところにも、ガウディは目配り気配りをしていたらしく、建物の屋上の煙突までもグエル公園のベンチばりにタイルが貼られてすごく可愛らしく仕上がっていた。
pal10d.jpg

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 もちろん建物の中もほんとに細部まで手が込んでいて、いたるところに彫刻があったり、吹き抜けになったホールには建物内部に向かう窓があったり(分かりにくい記述ですみません)。その窓から常に誰かがホールを見下ろしていたのがおかしかった。もちろん私も見下ろしてみたけど。

 グエル邸を見学した後はタヌ夫さんを引き上げに宿に戻る。Kくんがメトロのリセウ駅までお見送りしてくれて、「日本でまた会おうね〜」と約束して笑顔でお別れ。

さよならKくん、さよならバルセロナ・・・

 ってところまではよかったんだけど、やはり私ってどんくさい旅人らしく。
 バルセロナの地下鉄って複数の路線が走ってるんだけど、リセウ駅から夜行列車が出るRENFE(国鉄)のサンツ駅への乗換えを間違ってしまい。。。(後で考えると、リセウ駅で既に目的地とは逆向きに進むホームにいたのに、ホームに入ってきた地下鉄にそのまま乗ってしまった模様。)

 出発地点からすでに逆方向に向かったようなもので、あれ?このままじゃサンツ駅に行けない??と気づき、タヌ夫さんを引きずりながら汗だくで右往左往すること30分。
 とりあえずメトロのカタルーニャ駅まで戻り、そこからメトロのサン エスタシオ駅(RENFEのサンツ駅と直結してるらしい)まで7駅分、
「お願い夜行列車の出発に間に合って〜!!!頑張れメトロ!!」
と手に汗を握りつつ、焦ることしばし。サン エスタシオ駅に着いた途端にダッシュし、夜行列車の発車2分前、18:58にサンツ駅に到着。ほんとギリギリ。あーーー焦った。


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 パッとしない闘牛観戦後、いつものようにゴハン食べてからランブラス通りをブラブラしている時に、Kくんの後ろを歩いていたスペイン人っぽい若造が、Kくんの背負ってるリュックのファスナーを開けようとするのを目撃してこれまたヒヤヒヤした。

 リュック背負ってるKくんは全く気がつかなかったそうで、「危ない!!」って言って私が立ち止まったら「何が?」って感じで拍子抜けしてしまった・・・。あなた、ほんとにエジプトに何年も住んでた猛者なの??

 スリは堂々としたもので、私が

「ソコーロ(助けて)!」

(スリにあって『助けて!』って言うのもおかしいけど)と大声を出しかけると「今何時?時間教えてもらおうと思って」みたいな事を早口で言いながらしれっと足早に去って行った。あんなに普通に仕事するのねスリって。あーーー驚いた。

 その後もプラプラと2人で散歩し続け、バルセロネータの浜を踏破し、シウタデリャ公園の動物園の裏を通り(夜の動物園って色々な動物の鳴き声がハッキリ聞こえてちょっと怖かった。やっぱ動物って基本夜行性なのだなあ)、お宿に戻ってきた。明日でバルセロナも最後かあ・・・。

サグラダファミリア、すごかったなあ・・・
ダリ美術館、(バルセロナじゃないけど)面白かったなあ・・・
サルダーナ、難しかったなあ・・・


 二等席の夜行列車なんて絶対に寝られるわけがないと思ったので、寝溜めをしようと頑張って朝寝坊してみた。
 翌日目覚めたら10:00。11:00のチェックアウトに間に合うよう、散らかし放題の部屋を片付けて、夜まで荷物を預かってくれるというKくんの厚意に感謝しつつ、久しぶりに家に電話でもしてみるかなと思って郵便局に行った。
 ここは先日鳩フンを浴びた時にとりあえず駆け込んだ郵便局。そういえばここで初めてKくんと出会ったんだな〜。鳩フンを浴びなければKくんと会うこともなかったのかも。
人との出会いって、ほんと偶然の積み重ねなんだなあ・・・。

 とりあえず家に電話して元気でやってるから心配ないで〜とのん気に報告したところ、なぜかVカードクレジット会社から
「お嬢様(私ね)がポーランドでスラれた財布にVカードが入ってたという証明書類が必要ですので送って下さい」
って依頼があったらしい。なぜ今頃??

 よく分からないけど「盗難証明書は帰国してから他のクレジットカード会社(使えないAカードね)に提出しないとダメなので、FAXでもいいですか?」とVカードの緊急発行デスク電話で確認。

「ご自宅に『Vカード宛』の封筒をお送りしておりますので、一旦ご自宅に盗難証明書をFAXして頂き、おうちの方から弊社に返信をお願いしていてだけますか?」とのことなので、言われた通りに自宅にFAXを送ったところ・・・

私は日本−スペイン間の物理的距離を甘くみていたようで、

FAX送信料は泣きたいくらいにお高く。
 たった1枚の紙切れを送信するだけで2,400円も支払った。2,400円・・・闘牛1回分、menu3回分、宿代2泊分!!
 一度スリにあうと、こんなに後々まで無駄な出費がかかるなんて。もう二度とスリの被害者にはなりますまい!と心に固く誓う私だった。


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 って、半ばキレ気味でバルセロナ滞在にケリをつける決心がついた。

 決心がついた頃、うまい具合に郊外電車もバルセロナに着いたので、その足でバスターミナルと駅構内の案内所をハシゴし、バルセロナからバレンシア、セビーリャ、グラナダまでのバスと電車の運賃を確認して時刻表を手に入れ、5分ほど考えてから、夜行列車で一気に南下することに決めた。

 今日の夜にでも移動したかったのに、今日と明日の夜行列車の二等席は満席とのことで、明後日のチケットを購入。これでバルセロナともお別れ!
 
 宿に戻って「大丈夫大丈夫、彼結婚してるから」って言ってたフロントに「私明後日チェックアウトするから!」と張り切って伝えていたら、Kくんが外出先から戻ってきた。Kくんにはほんと色々教えてもらって、感謝感謝。次の街でもこんないい人と出会えればいいな。

 風邪気味で体調悪そうだったのに、「もうすぐお別れだから」と昨日の夜もゴハンと散歩に付き合ってくれたKくんと、バルセロナの思い出作りに闘牛を見に行くこと約束をして解散。スキだなあ私も・・・。でも植物っぽいKくんとあの猛々しい闘牛って、あまりそぐわない気も・・・。

 翌日16:00に待ち合わせて闘牛場に行こうって約束したけど、相変わらず曇天模様のバルセロナなので2人とも外出する気にならなかったようで、近くのBarでフラン(プリン)を食しながら絵ハガキ書いていたら、Kくんもフラリとやってきた。

 これからの旅の予定を聞かれたので、ひまわり畑と牛追い祭りかなあ・・・フラメンコも見たいなあなどとかなり適当に答えてたら、北アフリカを熱心に勧められた。スペインの南の方からならフェリーも出てるって「歩き方」にも書いてたな。気が向いたら行っちゃおうかな〜、モロッコ。日帰りもできるらしいし。

 闘牛場に着くまでは雨(私雨女)、着いた時には曇り空(Kくんは晴れ男らしい)、闘牛中はまたしても雨、闘牛の試合がすべて終わる頃にはまた曇り空になるという私とKくんの力比べか?と思うようなせわしないお天気の下で見た今夜の闘牛は・・・。
 
 チケットが激安だったので(Tendido(1階席のこと)のSolで2,000円!)なんとなく怪しいなあとはおもったけれど、今日のマタドール(闘牛士)たちは前回私が見たマタドールたちと比べて、

明らかに二流 だ。

 さすがに地元バルセロナの人たちは詳しいらしく、観客の数も前回よりすっごく少なくて寂しいったらない。
 
 マタドールだけじゃなく、多分今回の闘牛全体がセカンドクラスだったのではないかなあと。前回はほんとに死力を尽くして戦って死んでいったToro(牡牛)たちもピカドール(槍突き)に刺された途端に前足クラっ!としてたし。 Toroが弱々しいのか、ピカドールの技術が未熟で槍を深く刺しすぎているのか・・・?

 Toroにねじ倒されるバンデリリェロ(銛撃ち)2名、あろうことかToroに踏みつけられそうになるマタドールも2名いて、前回みたいに
「最後に勝つのはマタドールだし」
なんて安心して観ていられない、なんともヒヤヒヤする闘牛だった。闘牛とひとくちで言っても、中身はその時々でこんなに違うのね〜。


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 洗面台の蛇口から水は出ない見知らぬ男は寝てる床は髪の毛だらけ(これは自分が悪い)・・もーこの宿キライ!!バルセロナもちょっとキライ。
 
 イザという時には貞操も守らないといけないので、明け方(と言っても日が射さないので薄暗い)まで悶々として寝られず。同室の彼は9:00過ぎに宿の枕まで持って出て行った。泥棒?
 眠いけどどうも二度寝もできなさそうなので、昨日に引き続き、遠足気分でカタルーニャ地方の聖地、モンセラット(のこぎり山)に行くことにした。

 郊外電車に揺られ、ロープウェイに乗り換えてバルセロナから約1時間半でモンセラットに到着。岩山をくりぬいて作られた町って感じ。聖地というより、隠れ家って感じだなあ。雰囲気もメキシコっぽい(これまたあくまでイメージ)。
20060405105206.jpg

 モンセラットでのお目当ては13:00から始まる少年修道士の聖歌隊(エスコラニア)のお歌鑑賞。

 場所はモンセラットの中腹にあるベネディクト派の修道院らしい。モンセラットに着いたのが12:30過ぎだったので、30分ほど修道院の周りをウロウロしてから修道院に入ってみた。
 大聖堂の中では結婚式の最中で、聖歌隊はいつ登場するんだろう?結婚式が終わってからかな?と思っていると、結婚式と聖歌隊のお歌はなんと同時進行・・・いいのかなあ。
 まあ新郎新婦には素晴らしいBGMにはなりそうだけど。

「大聖堂」といいつつ、案外こぢんまりしたつくり。でも数えてみたら礼拝堂は12室もある。
 天井はヨーロッパでよく見た宗教画ではなくて、青を基調にしたチロリアンテープみたいな縁取りと余白に分かれてて、修道院の大聖堂というよりは、どこかのおうちの天井みたい。「聖地」のわりに、なんだか庶民的な雰囲気のモンセラット修道院。

 他に見るべきものは、「ラ・モレネータ」。長年まつられてる間に、ロウソクの火であぶられてススか何かで黒くなってしまったマリア像なのだが。めちゃくちゃ混んでるの!拝顔するまでに1時間くらい行列で待たないといけないらしく。。。
 他にすることもないし並んだけど。並びに並んでやっとお会いしたマリア様は、ちょっとスロバキアのマリア像を髣髴とさせるのっぺりフェイスだった。

 お土産物屋さんをブラブラし、「十字架の小道」をそぞろ歩いていると、いきなりダーーーーっと大雨。毎日毎日雨ばっかり降って,全然スペインって感じじゃない・・・もうバルセロナも潮時?そろそろ南下し始めようかなあと思いつつ、郊外電車に乗ってウトウトしてたら・・・

冷房が強すぎて・・・寒いっ!!

 こんな大雨の涼しい日になぜ冷房をいれるか?と考え始めたら水の出ない洗面台、不意に見知らぬ男が寝ている等々宿への不満もフツフツと湧いてきて・・・

私は寒さに震える為にスペインに来たんじゃなーーーいっ!!!
宿も郊外電車ももうイヤ!もう移動することに決めたっ!



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 大作をひととおり堪能し、うすぐらーい通路を歩いていると、トルン(ポーランド)の特別展か何かで見た記憶のある、ゴヤの描いたタロットカードが展示されている。ダリとゴヤって仲良し??と思ってよーーく見ると、

70枚のタロットカードの全てにダリのラクガキ

(と言ってもよいと思う)が描かれてる〜!!


 上品そうな女の人におしっこ飛ばさせたり、紳士を勃起させてみたり、余白をロバの顔に見立てたり、もうほんとに好き放題のラクガキ。すごい根気だねダリ。これ見たら泣くんじゃない?ゴヤ・・・

 あーーー面白かった!ビスタシュールレアリズム!ビスタサルバドーレ!なんてうかれながらちょっと迷いつつバスターミナルに戻ってきた。
 
 バスに乗ってる間に、ダリが降りてきたのか、不意に「バルセロナに帰ったら髪切ろう!!」と思いついた。思いついたらいてもたってもいられず、宿に戻るなりフロントでハサミ借りて(幸か不幸か、フロントにはなぜか裁ちばさみみたいな大きなはさみがあった)自分の部屋で水が出ない洗面台についてる鏡に向かい、髪をじょきじょき切り始めた。

美容師でもなんでもない私が思いつきでじょきじょきカットしたらどうなるか?冷静に考えれば容易に想像できたはずなのに・・・

かなりシュールな髪型になってしまった。。。

 横は短いボブっぽいのに後ろ髪が長めでしかも長さがぐちゃぐちゃ。どうせ自分じゃ見えないし、後ろ髪、もっと短く切っちゃう?勘と手探りで!なんて思っていると、Kくんが「今日は何してたの?」と遊びにきてくれたので「なんていいタイミング!!この後ろ髪、なんとかして!」とすごい迫力でお願いしてみた。

 「こんなに大きなハサミでちゃんと切れるかなあ・・・」とやや腰が引けているKくんに「へんてこになっても絶対文句言わないから!」とたたみかけ、なんとなく全体的にボブ?みたいな感じに切ってもらえた。いつもいつもお手数かけてごめんね、Kくん。。

 サッパリした気分で(シュールな髪型じゃなくなったのできっと私に降りてきたはずのダリはガッカリしただろうけど)Kくんとお食事に出かけ、帰りがけにセレッソのAくんとバッタリ出会ったのでF.C.バルセロナのサポーターが集まるBarに連れてってもらい、そこで3:30くらいまでビスタビスタで盛り上がって、3人で楽しくお宿に戻り、おやすみ〜って挨拶して自分の部屋に戻ると、

あら?明らかに私じゃない人のニオイがする??

と思いながら明かりをつけたら、

見知らぬ外人(しかも男)が

私のベッドに寝てる〜!!!

なーーんーーでーーー!!!


心臓が潰れるかと思うくらいビックリして、「部屋!部屋!部屋に見知らぬ男が!!」って宿のフロントに訴えに行くと
「ここはスペインだから!男女相部屋はヨーロッパではよくあることだ!」
って感じであっさりいなされる。いくら相部屋でも男女一緒はひどい〜!!Aくんだって2段ベッドの部屋を一人で使ってるんだから、男は男同士で泊まってもらえばいいじゃないの〜!!!と30分ばかり粘ったけど、「大丈夫大丈夫、彼結婚してるし1泊だけだから!じゃあおやすみ〜」と言い残して去るフロント・・・

結婚してるとかしてないとかの

問題じゃないっつーの!!!!



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 フィゲラスって他に見どころもないらしく、「この町に来た観光客はダリ美術館に全員集合すること!」って決まってるのか?って思うくらい、ワンサカ人が溢れてる。とにかく私も他の人に負けじとクロークに手荷物を預けて、いざダリの世界へ!

 美術館って、「美しい〜!!きれい〜!!!」ってウットリすることは多々あっても、「面白い!!」って喜ぶことってまずなかったんだけど、このダリ美術館って・・・ワケ分からなくてめちゃくちゃで、とにかく面白い!!シュールって突き詰めたら「こんなのまで芸術っていうの??こんなのアリ?」って、笑えてくるから不思議。

 ワニの剥製に、義足をはいた人形のお供をさせていたり、天井にバスタブがくっついてたり、最愛のガラリーナsrc_10575348.jpg
ダリより10歳年上の女性詩人。「ガラリーナ」とはダリがガラを呼ぶ時の愛称だったそう。出会った時はダリ25歳、ガラは既に人妻・・・芸術家は年齢や不倫なんかにはこだわらないのでしょう、きっと)の足の裏まで絵に描いてみたり、大友克洋の名作『AKIRA』のテツオくんを彷彿とさせるようなピンク色の塊(あれは一体なんだったんだろう?)がどーーーんと置いてあったり。

 真っ赤なクチビルの形のソファーが置いてある小部屋は、階段を登ってレンズを通して見ないと値打ちが分からないので、そこだけが異常に混んでいた。
dali4.jpg

↑こんな感じ。超ネタバレだけど、人の顔になってるの。

 カゴに入ったパンの絵の前に、金粉を塗りつけたカゴとパンが展示してあったり、かなりお年を召したガラがセーラー服着てでっかい青いリボンを結び、ニコヤカに笑っている絵もあったなあ。(きっとガラもダリのことが大好きだったに違いない。じゃないとセーラー服もリボンも断わったと思う)

 屋外にも、雨が降ったらすごく高いところで傘をが開くようになってるのでキャデラックの中がだだぬれになってしまう「雨降りタクシー」
108-4.jpg

をはじめとするおもしろいオブジェが。
面白い作品を挙げたら、ほんと枚挙にいとまがないって感じ。

笑える芸術家 サルバドール・ダリ万歳!!


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 幸いジャパだるまの夢は見なかったけど、「やっぱ一人旅って危険だなあ・・・」と悶々として眠りがかなり浅かったみたい。部屋の前で何か物音がするので「何っ?誰っ?」と驚いて飛び起き、恐る恐るドアを開けると、

いやーーーんめっちゃカワイイ日本人の男の子がいる〜!!

(ちなみに妻夫木似)
 
 早速色々問い詰めてみると、彼はこれから1〜3ヶ月間の予定で旅をするらしく、昨日バルセロナに着いて早々王宮広場のF.C.バルセロナのパレードに巻き込まれたらしい。
 アラ奇遇!私も昨日そこにいたんですよ〜!!なんてアピっていたが、残念な事に妻夫木似は今日午前中にはバルセロナを出発するらしい。せっかく出会えたのに〜・・・。

 サグラダファミリアに行きたいという妻夫木似に懇切丁寧に行き方を教えて、おまけにバルセロナの地図もあげた。観光案内所でもらったタダのやつだけど。じゃあガウディを楽しんで来てくださいね〜なんて言いながらニコヤカにお別れしてから、

あっ!!道案内しましょうかって言えばよかった!!
私のバカバカ〜!!!

と後悔すること甚だしく。なんなら半日デートもできたのにい・・・。

 諦めきれずにフロントまで行ってみたものの、妻夫木似はもう見当たらず。後悔先に立たずだわ・・・。
 
 せっかくの早起きを無駄にするのもなんなので、妻夫木似のことはキッパリ忘れてバルセロナからバスか電車で2時間くらい、フランス国境に程近いフィゲラスに行く事にした。お目当ては口ひげをピンと立てた大泉滉(全く関係ないけど1月1日生まれらしい)、ではなく、スペインが誇るシュールレアリズム界の巨星、