翌日。
マドリー(ド)に戻るためだけに移動で1日を過ごすのもどうかと思い、
トルヒーリョからバスで30分のところにあるこれまた小さな町、
「エストレマドゥーラの宝石」とよばれるカセレスに行ってみた。
「歩き方」によると、この町ほど中世の町並みを完全に残しているところは他にないらしい。
いかほどの町並みかと楽しみにしながらバスに乗っていると、あっという間にカセレスのバスターミナルに到着。
4時間だとか2時間かかる移動が続いていたので、
30分なんてほんの一瞬のような気がする。。。バスターミナルは町のセントロ(中心地)からは予想外に遠く、
「歩き方」の指示や道行く人たちの指示に従いつつ、30分くらいテクテク歩いて、やっとセントロのマヨール広場に着いた。(
最近どの町でもセントロには「マヨール広場」があるなあ)
マヨール広場は新市街のセントロなので
、完全な中世の町並みを見るために旧市街に移動。
歴史がにじみ出るような石造りの建物の間の細い路地を歩く。
ああ宮崎駿の世界。その角を曲がったところで
不意にキキに出会っても不思議じゃない気分だなあ・・・と思いつつブラブラ歩いていると、
(「全スペイン語圏」ほどのご威光はなさそうだけれど)カセレスや
トルヒーリョなどがある
「エストレマドゥーラ地方全体の守護聖人」聖ペテロ・デ・アルカンタの像を擁すサンタ・マリア教会に行き着いた。
ここ数日ですっかり自分も
「コンキスタドーレス(征服する者たち)」の気分になっているので、サンタ・マリア教会の見張り(?)の塔の近くにある聖ペテロ・デ・アルカンタに
(この方が旅の守護聖人かどうかは知らないけれど)しっかりとこれからの旅の安全を祈願した後、乾燥した空気の中をひーひー言いながらバスターミナルまで戻った。
グアダルーペ、
トルヒーリョ、そしてカセレスを経てマドリー(ド)へ向かうバスの中、
エストレマドゥーラの大地が夕暮れに染まるのを眺める頃には、
次の行き先は既に決定していた。

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