アンネの隠れ家から出てぼーっとしながら歩いてたら、アムステルダム一高い塔のある西教会にたどりついた。パイプオルガンの練習中だったので、ベンチに腰掛けてその演奏を聴きながら、隠れ家にいた不愉快な日本人観光客について思い出してしまった。
アンネたちのいた隠れ家から、建物の表側へ向かうところに一部ガラス張りの通路があり、そこを通った時に私の後ろを歩いていた女(女の子じゃなくてそこそこの年齢)たちが、
「わーここいいよね!ウチにもこんな場所欲しい〜」
「そうだね〜イスとかテーブル置いたらのんびりできそうだよね〜。日あたりもいいし!」などと楽しげに談笑してるのが耳に入ったときには思わず自分の耳を疑った。アンタたち・・・「イスとテーブル置きたい」?!「日あたりもいいし」?!この隠れ家に来てそんな発想、どこから出てくるの?ここに何しに来たの??
・・・さっきから泣いてるのとは全然別の意味で泣きたくなった。
こういう場所に興味がないなら初めから来ない、もしくはせめて静かに見学してほしかった。同じ日本人として情けないったらなかった。ほんとに。
何もしないでいるとますますどんよりしそうな気配なので、元気を出して国立ミュージアムに行ってみた。
ここには美術の教科書でおなじみの
レンブラントの「夜警」(近づいて見るより、少し離れた所から見た時の方が、中心人物が暗闇から浮きあがって見えて感動した!画面右手、遠慮がちに控えて銃の手入れ?みたいなのをしてる人物が、あの絵に描かれた人たちの中で一番生身っぽかった)や、昔のドールハウスがあり、隠れ家で悲しくなった気持ちを和ませてくれた。
ドールハウスなんて、お人形の部屋の部分を支える為のしっかりした猫足までついてて、大きいものは高さが2mくらいある。ドールハウスの食器棚やテーブルにある食器類、ピカピカ光ってるなあと思ったら、すべて銀製だそうで・・・いやはや豪勢ですこと。
夜警とドールハウスの他には、木彫りのマリア像がスロバキアのレボチャで見た像に似た顔つきで驚いた。オランダで、タレ目で細面のマリア様に再会できるとは。中欧美術恐るべし。
続いては国立
ゴッホ美術館へ。
これがたった一人の絵描きさんの作品を集めた美術館?!とまず建物の大きさに圧倒される。(でも見学してみると、ゴッホ以外の人の作品も多少あったけど)あの
「ひまわり」も
「馬鈴薯を食べる人々」も、フェルト帽をかぶった
「自画像」もある!
浮世絵の模写の油絵も展示していて、「これ美術の教科書で見た〜!これも見た!本物がここに!!」と、コーフンしながらゴッホを満喫。館内が人だらけで(日本人学生風の人たちも多数。春休み終わったところなのに君たちはいつまでほっつき歩いてるんだ?)人に酔いそうだったけど、充実した1日だった。
芸術満喫の1日の締めくくりに、アムステルダムに来てからかなり気になってた
セックスミュージアム(有料)にも行ってみた。
一人で入るのにはかなり勇気が必要だったけど・・・。
感想は・・・アンネの隠れ家では、私は
「オランダ人ってエライ!!我が身の危険も顧みずに友達を匿ってあげるし、自分の食べる分を減らしても食べ物や飲み物を運んであげて!!」と感動して涙したんだけれども、その
「天下の善人」(勝手に決めた)
オランダ人が、こんなにモノ凄い、筆舌に尽くしがたいエロ写真をてんこ盛り集めて展示してあろうことか入場者からお金取るなんて!!!

アンネの家のパンフレットとセックスミュージアムの入場券(逆さ向いてますが・・・)
いろんな動物に獣○されてる女の人の写真とか、亀○縛りにされた(杉本彩なんか足許にも及ばないくらいに縛り上げられてた)なんかもう活字にするのも気が引けるくらい、様々なものを局所に詰め込まれた男の人や女の人の写真がこれでもか!!って感じで並んでて、キャーとかイヤだ〜なんて可愛こぶってる場合じゃなく、
真剣にかなり引いた。 男性二人で来てた中国人旅行者らしき人たちが、オウ!とか言って赤面しながらも全ての写真をシッカリ見ていたのが印象的だった。そう、こういうところは一人で来るものじゃないのよきっと。かといってカップルで来るのもどうかなあって感じだけど・・・。
それにしても1日の締めくくりにエライものを見てしまった。
今日は意義深い日だったと思う。いろいろな意味で。
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